クローン技術で49匹に複製された犬、ギネスに認定される.jpg

プエルトリコ・サンフアンのブリーダVanesa Semlerさんが飼っているチワワ犬「ミラクル・ミリー(Miracl Milly)」がクローン技術でなんと49回も複製され、先月、世界記録に認定された。

◆世界で一番小さい犬

このチワワ犬ミリーは、実はギネス世界記録「世界一小さい犬・体高部門」の記録保持者でもある。2012年、ギネスブックに登録された当時の体高は9.65センチメートル、体重は450グラムで大きなりんご1個分程度。

ギネス世界記録認定と、ミニサイズの愛らしい姿で有名になったミリーだったが、飼い主のVanesaさんに犬のクローンを作る気などまるでなかったそうだ。

ところが数年後、韓国SOOAMバイオテック研究所が彼女にアプローチ。ミリーのクローンを作らせて欲しいと申し入れた。この研究所は、ロシアの大学と協力して氷河期のマンモスの遺体からクローンを作成するプロジェクトを進めていることで有名だ。

同研究所の目的は、遺伝子の中に隠されたミリーの小ささの秘密を解明することだった。

◆クローン羊「ドリー」と同じ手法で

研究所の科学者たちは、ミリーの細胞から採取した遺伝子を別の犬の卵細胞(遺伝子を取り除いたもの)に注入し、その卵細胞を母親役の犬の子宮に入れた。

このクローン手法は、世界初のクローン羊「ドリー」が作られたのと同じやり方だ。

そして、昨年8月に最初のクローンが生まれ、その後次々と計49匹のクローンが誕生。先月29日にチワワ犬ミリーは世界で1番多く複製(クローン作成)された犬として、アメリカの世界記録認定団体「ワールド・レコード・アカデミー」に認定された。

「最初の予定では、クローンは全部で10匹のはずでした」と飼い主のVanesaさんは言う。「研究所がリサーチに使うための9匹と、私が家で飼うための1匹です。けれど研究所がもっと多く作りたいと言うので予定を変更しました」

◆オリジナルとは微妙に違う

現在Vanesaさんは、49匹のクローンのうち12匹を自宅で飼っている。それぞれの名前はMolly、Mally、Melly、Molly、Mumu、Mila、Mary、Mimi、Moni、Mini、Mela、Mulan。

「ミリーのクローンを12匹も飼うのはいろいろと大変ですが、とても楽しい」とVanesaさん。「どの犬もミリーと同じように賢く、遊び好きなんです。目の色は同じで、体の色合いも同じです。けれど、体の大きさがミリーより少し大きく、性格が微妙に違います。ミリーは個性的なんです。これは個人的な意見ですが、科学者が頑張っても、オリジナルのミリーと同じ犬は作れないのではないでしょうか」



IROIRO 2018/07/09付記事抜粋




舗装工事中の道路で居眠り中の犬、アスファルトに埋められロードローラーでひかれる.jpg

 路肩で横になる1匹の犬。居眠りしているだけのようだが、腹部や脚先が、アスファルトに沈むように埋められている──。

 実はこの犬、舗装工事が行われていた道路の端で寝ていたところ、作業員に液状のアスファルトをかけられ、体の一部が道路に埋められてしまったのだ。さらにアスファルトに埋もれた部分は、ロードローラーで踏まれたという。

 この衝撃映像は、SNSで世界に拡散。動物虐待だと批判の声が上がっている。

 印メディア「ヒンドスタン・タイムズ」などによると、映像が撮られたのはインドのウッタル・プラデーシュ州アグラのタージマハルの近く。現地では、舗装工事が13日の深夜から早朝にかけて行われていたようだ。作業員は路肩に居眠りしていた犬を追い払うことなくアスファルトの舗装を行ったというのだ。暗がりの中で、路肩の犬に気づかなかったのだろうか……。

 13日の朝、通行人が目撃したころ犬はまだ生きており、アスファルトから抜け出そうともがいていたというが、やがて苦しみの中で死んでしまったようだ。

 その後、地元民らが舗装工事を担当していた作業員らに犬の遺骸を回収するように要求したというが、作業員らは「舗装工事が完了した道路を壊すことはできない」と拒否したという。

 その後、動物愛護団体が道路の舗装工事の責任者である管轄官庁に対して抗議活動を行うと同時に、ネット上で拡散する動画を見たネット民たちからも怒りの声が上がった。

 結果、同庁はショベルカーを現場に投入。アスファルトを掘り起こし、ようやく遺骸が回収された。しかし、生きたまま高温のアスファルトをかけられ、ロードローラーでひかれて身動きも取れずに亡くなった犬の苦しみは、察するに余りある……。

日刊サイゾー 2018/06/15付記事抜粋




 九州・山口でも山間部で土砂崩れなどが相次ぎ、4人が犠牲となった。福岡県久留米市で広範囲が浸水するなど市街地にも被害が及んだ。

 福岡県筑紫野市原田の水路で7日午前11時45分ごろ、女性が心肺停止状態で見つかり死亡が確認された。近くの山中で土石流に巻き込まれ6日から安否不明となっていた同県宇美町、山崎ツギ枝さん(68)と判明した。

 山崎さんはボランティアで老犬の介護をしており、6日午前、犬に餌をやるため山中の保護施設に行っていた。「雨がひどく犬を避難させたい」。正午ごろ、ボランティア仲間の女性が山崎さんから相談の電話を受け、救助を要請。数時間後、消防が駆け付け、避難している途中で土石流に襲われ、山崎さんが安否不明となったという。女性は「毎日犬に愛情を注いでおり、大雨だったが気がかりで仕方なかったのだろう。そこまでできるボランティアはいない」とやり切れない様子だった。

 山口県岩国市周東町上須通では7日未明、民家の男性から「家の中に土砂が入ってきた。2人の安否が分からない」と119番があった。通報した男性は脱出し90代女性が救出されたが70代女性が死亡。近くの同市周東町獺越(おそごえ)を流れる東川では、流木などの間から80代男性が遺体で収容された。家ごと流されたとみられる。同県周南市樋口でも民家が土砂で倒壊するなどし60代女性1人が死亡した。

 鹿児島市の桜島(古里町)では民家2棟が土砂崩れに巻き込まれ、そのうち1棟に住む80代夫婦と連絡が取れなくなっている。

 福岡県久留米市では約1000棟が浸水した。同市北野町地区では陣屋川の氾濫により約500棟が水につかり、消防が7日朝からボートで住民を救助した。救助された男性(18)は「家から出られなかったので助けてもらってありがたい」と話していた。

毎日新聞 7/7(土)付記事抜粋




 6日午後10時30分頃、北海道釧路市大楽毛3の国道38号で、釧路署地域課の池田勝巳巡査部長(51)が乗用車にはねられ、頭を強く打って死亡した。同署は車を運転していた同市浪花町、漁業の男(72)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。池田巡査部長は「路上に犬がいる」との通報を受けて出動していた。

読売新聞 7/9(月)付記事抜粋




店から盗まれたスピッツ、無事生還 容疑者宅で飼われる.jpg
無事に戻ってきた日本スピッツ(埼玉県警提供)


 埼玉県警は3日、ペット店から現金や子犬を盗んだとして男2人を窃盗などの疑いで逮捕したと発表した。目当ては現金だったが、犬が目に留まり持ち去ったとみている。犬は容疑者宅などで飼われ、無事だった。

 捜査3課によると、滑川町羽尾の会社員上田大希(23)、深谷市普済寺の無職坂本祐一郎(21)の両容疑者は5月12〜13日、前橋市内のペット店に侵入。金庫にあった約50万円と、ケージにいた生後2カ月の日本スピッツ(オス、時価15万円)などを盗んだ疑いがある。

 犬は坂本容疑者の自宅や親族宅で飼われていたといい、県警が6月に別の事件で2人を逮捕した後に発見した際は、盗まれた時より一回り大きく成長。ペット店の男性経営者(59)は「まさか生きて帰ってくるとは」と喜んでいるという。

朝日新聞 7/4(水)付記事抜粋




 高齢者の中には「第二の人生」を歩む時のパートナーとして、ペットを飼いたいと考える人も多いようだ。しかし、実際には自らの病気やけがなどでペットを飼うことがままならなくなり、介護の関係者に負担をかけたり、近隣の人たちに迷惑をかけたりするケースも出てきている。ペット業界に詳しいジャーナリストの阪根美果さんに、高齢者とペットを巡る現状と、高齢者とペットが幸せに暮らすための心がけなどについて解説してもらった。

◆70代の犬飼育意向「横ばい」◆

 政府の統計によると、日本の総人口に占める65歳以上の割合は、昨年12月1日現在で27.8%と、総人口の3割に迫っています。この割合は主な先進国の中でも最も高く、日本は世界一の「高齢化大国」といえます。平均寿命も延びており、今後も高齢者の割合、人口ともにますます増えると予測されています。

 高齢者がペットを飼うことは心身の健康維持につながり、認知症予防にも効果があると言われています。ペットフードメーカーなどでつくるペットフード協会は、2017年度の「全国犬猫飼育実態調査」で、犬についてのみ年代別に飼育したいかどうかの意向を調べました。

 調査によると、20〜60代では飼育率、飼育意向ともに年々減少しているのに対し、70代は双方とも「維持」(横ばい)でした。同協会は「70代は他の年代よりも犬を飼うための金銭的、時間的余裕があることがうかがえる」としています。

 子供たちが独立し、退職した後の「第二の人生」を前に、ペットを新たな家族として迎えたいと思う人は少なくないのではないでしょうか。特に独り暮らしの高齢者にとっては、ペットが心の支えにもなります。

 しかし、高齢者が安易にペットを飼ってしまうことによって様々な問題が起きる恐れがあるのです。高齢者とペットの「共存」をどのように考えるべきなのでしょうか。

介護現場で起こっている問題

◆ペットの世話が大変……預け先もない◆

 東京都新宿区の若松町高齢者総合相談センターの窓口には、日々ペットに関する様々な相談が寄せられるそうです。特に多いのは、

 「自分の体力が落ちてきたため、世話をするのがおっくうになってきた」
 「検査入院が必要だと医師から言われているが、ペットがいるから入院できない」
 「視力や握力が低下し、ペットの爪切りが難しくなった」
 「ペットの健康に不安はあるが、動物病院へ連れていく(金銭)負担を考えると迷ってしまう」

――などといった相談だそうです。

 飼い主自身の健康上と経済的な理由から、ペットの世話をすることが次第に困難になっていくことがわかります。状況によっては、かなり深刻な事態に陥ることもあるといいます。

◆現場で起こっている問題とは?◆

 訪問介護事業を手掛ける「ジャパンケア高田馬場」(東京)の訪問介護管理者・野澤久美子さん、ケアマネジャーの玉井依子さんは「ヘルパーが世話をできるのは介護保険の被保険者(高齢者)本人のことだけ。ペットの世話は(介護保険の適用範囲外で)法律違反になります」と説明します。

 続けて「ペットの世話は高額な料金を支払って(ペットシッターなど)外部のサービスを利用することになります。経済的負担が大きいため利用する人は少なく、本人が動かない体で必死にペットの世話をしています。ヘルパーとして手を貸すことができないのが、もどかしく、とても心苦しい…」といいます。

 また、同社の親会社で、介護大手「SOMPOケア」東京第4事業部の中田美紀さんも「ケアマネジャーの場合は、何度訪問しても費用は変わらない仕組みになっています。このため、ヘルパーができないことはケアマネジャーが対応するケースも多く、ここ数年、ペットに関わることが増えています」と指摘します。

 ヘルパーに比べ、ケアマネジャーのほうが柔軟に動けるため、結果的にケアマネジャーにしわ寄せがいくようです。

深刻な問題の数々……

◆野良猫放置や引き取り手不足……◆

 次に、実際に起こっているという実例を紹介したいと思います。

■車椅子生活、猫の世話が……
 車椅子生活のAさんは身寄りのない独り暮らしで、介護保険で在宅介護を受けている状態です。

 飼い猫のエサやりやトイレの掃除、体の手入れが思うようにできず、室内も猫の体も不衛生な状態になることがあります。

 また、ペット用品を一人で買いに行くこともできません。スマートフォンやパソコンにも詳しくないため、インターネットで注文もできず、近所の人に助けてもらい、なんとか飼えている状況だそうです。

■飼い主が施設に…。多くの野良猫を放置
 独り暮らしのBさんは体調を崩し、介護施設に入居することになりました。

 普段から自宅で多くの野良猫の世話していたBさんは、自宅の窓を開けたまま施設に入居してしまったため、野良猫たちはその後もBさんの自宅に自由に出入りし、近所からは苦情が出始めました。

 その後、Bさんの意向で自宅が取り壊されましたが、猫たちは居場所を失ってしまい、結果として野良猫たちは放置され、近所の人たちに迷惑をかけてしまうことになりました。

■度々の入院、猫の世話が滞り……
 Cさんは心臓が悪く、高齢になるにつれて長期入院をすることが増えました。

 以前から入院する際には、窓を開けたままにし、飼い猫を放置していたといいます。あるケアマネジャーが関わるようになり、1〜2週間に1度は猫たちの様子を見に行き、トイレの清掃やエサやりをしていました。

 猫の命に関わるうえ、放置すれば動物虐待にもなり、悪臭などで近所に迷惑をかけかねないため、ケアマネジャーが動かざるを得ないという状況だったそうです。

 ほかの飼い主を探すという選択もありましたが、Cさんの気持ちや猫の年齢を考えると難しいと判断した、といいます。

■自宅に戻れない…。残された猫達は
 猫を2匹飼っていた独り暮らしのDさんは、3月に腰椎圧迫骨折で入院。自宅に戻ることが難しくなりました。

 入院直後は自費でペットシッターを雇い、猫の世話を頼んでいたのですが、経済的負担が大きいことなどから、4月末でペットシッターに依頼するのをやめてしまいました。

 Dさんは猫をそのまま家に置いておいてほしいと言いましたが、命ある猫たちを放置するわけにはいきません。2週間以上後、介護の相談を受けていた地域包括支援センターの職員がDさん宅を訪問しました。猫たちは元気で、エサと水を大量に与えたそうです。

 Dさんは殺処分もやむを得ないという考えでしたが、職員は根気強くDさんと話し、引き取り手を探すことにしたそうです。

 ただ、「老猫ホーム」や施設などに引き取ってもらうには多くの費用が必要になるうえ、2匹とも高齢で、引き取り手は見つかっていないといいます。

ペットの存在は病気予防になる?

◆高齢者がペットを飼うメリットとは?◆

 介護の現場から様々な問題が浮かび上がっているのは、まぎれもない事実です。しかし、介護に携わる人たちも、高齢者がペットを飼うこと自体を否定的に思っているわけではないようです。

 前出の介護関係者らは、高齢者がペットを飼うことにより、下記のような効果を感じているといいます。

(1)脳が刺激を受け、認知症などの予防につながっているように感じる。
(2)規則正しい生活ができるようになる。
(3)散歩やペットとのコミュニケーションにより、身体機能の回復が期待できる。
(4)ペットを介し、近所の人たちとの会話が生まれ、孤立を回避できる。

 さらに、東京農業大学の太田光明教授(動物介在療法学)も「元気な高齢者なら、犬と暮らすことで散歩などによってほどよい運動ができるうえ、(『幸せホルモン』と呼ばれる)オキシトシンも増え、心も明るくなって、健康寿命が延びると考えられます。また、運動することが難しい高齢者には猫のほうがよく、なでたり抱いたりすることで脳が活性化し、認知症の予防にもつながります。さらに動く猫を見ることで視野が狭くなることを防げます」と解説します。

 17年には、イギリスの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」で、「犬を飼うと(犬の活動に合わせて飼い主も行動するため)体が丈夫になり、心血管疾患や死亡リスクが低下する」という研究結果が発表され話題になりました。

 「アニマルセラピー」が医療現場や老人ホームで実績を上げていることはよく知られていますが、ペットを飼うことは高齢者の健康維持に役立つことも多いようです。

高齢者がペットと安心して暮らすために

◆楽しく安心して暮らすために必要なこととは?◆

とはいえ、ペットは人間と同じく、命あるものです。

 メリットがあるからと言って、高齢者が安易にペットを飼うことは避けるべきです。

 それでも、飼ってみたいという人はいるでしょう。その場合、「もしもの時」に備えておくことで、多くの問題を解消することができる、と筆者は考えています。

 東京都が発行した冊子「ペットと暮らすシニア世代の方へ」では、困った時の解決方法をきめ細やかに解説しています。こういった冊子などを読んで、ペットを飼う前、「命を預かる」という責任を全うするための準備をしておくべきです。

 例えば、自身の体力などに合わせ、ペットシッターなどの民間サービスにかかる費用をあらかじめ調べておき、いざという時に利用を検討したり、行政機関や専門家らに相談したりすべきです。さらに、けがや病気で自身が突然入院しなければならない場合の一時的な預け先や、万一に備え「次の飼い主」を見つけておくことも重要です。

 また、自身とペットの年齢を併せて考えることも必要だと筆者は考えます。子犬や子猫ではなく、成犬や成猫を迎えることも一つの方法です。成犬や成猫は性格や習慣などが安定しているので、自分に合う犬や猫を選んで迎えることができます。

 動物保護団体や優良なブリーダーから、保護されたり繁殖を終えたりした犬や猫を無償で譲り受けることも選択肢に入れるとよいでしょう(別途、ワクチン接種などの費用がかかる場合があります)。ただし、飼い主の年齢に制限が設けられている場合がありますので、注意が必要です。

◆今こそ「高齢者とペット」について考える時◆

 これまで述べてきたように、高齢者がペットを飼うことには様々な障害があります。場合によっては、親類や介護関係者、近隣の住民らに迷惑をかけてしまうこともあります。

 このため、高齢者がペットを飼うことに対し否定的な意見は多く、高齢者自身もあきらめてしまうことがあるようです。

 しかし、もしもの時に備えてしっかりと準備をしておけば、ペットとともに充実した「第二の人生」を過ごすことができると筆者は考えます。「命」に対する責任を持てる人にこそ、いつまでもペットと楽しく幸せに暮らしてほしいと願っています。

 一方、介護現場での問題について、それを解決するためのシステムの構築が望まれます。現在は専門家ではないケアマネジャーら介護職員が手探りの状態で動いています。職員らもどうしたらよいのか悩んでいる、というのが現実のようです。

 高齢者がペットを飼う上で大切なのは、前述のしっかりとした準備のほかに、周囲の支援態勢が大切です。年々行政などへの相談件数も増えており、介護保険法などの見直しも含め、社会全体でしっかりと考えなくてはならない時期に差し掛かっています。

読売新聞 7/1(日)付記事抜粋




「もしも」のとき、ペットはどうなるのか。怪死した「紀州のドン・ファン」は愛犬に“遺産”を残そうとしたらしいが、笑いごとではない。飼育費を積み立てたり、いざというときに頼れる団体や仕組みを知っておくと安心だ。最期まで責任を持ってペットと暮らす方法をまとめた。

*  *  *

 東京都千代田区の高級マンションの2階。玄関のドアを開けると、部屋はすさまじい臭気を放っていた。中にいたのは、飼い主の老夫婦に残された17匹の猫たち。夫は亡くなり、妻は入院。見かねたヘルパーが週に2回、餌と水やりに行っていたがトイレの片付けはしていなかったという。飼育環境の悪化で、数匹が感染症を起こしていた。

 同区で全国に先駆けて猫の殺処分ゼロを達成した一般社団法人「ちよだニャンとなる会」の副代表理事・香取章子さんが経験した「多頭飼育崩壊」の現場だ。17匹の猫たちはいま里親のもとで暮らしている。

 同会はこうした猫たちを引き受け、動物病院と協力し、里親を探す。しかし会は自前の保護施設(シェルター)を持たないため、里親が見つかるまで猫たちを動物病院などに預かってもらうことになる。

「1匹で1泊8千円ほどかかることもあります。このケースでは入院費などで1匹につき25万円ほどかかりました。これでは引き受けるほうがつぶれてしまいます」(香取さん)

 飼い主に「もしも」があったとき、ペットはどうするのか。特に飼い主が高齢の場合、安心してペットと暮らすには、この問題は避けては通れない。

 大阪でNPO法人「ペットライフネット」(以下PLN)を立ち上げた理事長の吉本由美子さんは話す。

「日本でペットを遺棄する年代は60代以上が56%と多い(第34回動物臨床医学会「犬の飼育放棄問題に関する調査から考察した飼育放棄の背景と対策」2013年から)。原因にはシニア層の飼育疲れ、認知症の発症による飼育放棄、独居老人の突然死による遺棄、老人ホームの入居による遺棄などがあります」

 高齢者だけでなく、一人暮らしでペットを飼う人も「もしも」に陥ることを想定しておいたほうがいい。前出の香取さんは30代、40代で急逝した飼い主を何人も見てきたという。

 例えば、自宅のマンションで猫2匹と暮らしていた40代のA子さん。がんを患い、猫たちの身を案じつつ、みるみる体力を奪われ、そのまま急逝。猫好きの知人のB子さんがしばらくA子さんのマンションに通い、猫の世話をしていたが、ある日A子さんの兄がやってきてこう言い放った。

「妹のマンションを売ることになった。この2匹は保健所に持っていくから」

 幸いこのケースでは里親が見つかったものの、悲しいかな、残されたペットの世話は、家族や親族の善意・厚意をあてにできないのが現実のようだ。

「本当にペットのことを思うのならば、後を引き受けてくれる人を見つけ、法律的に有効な書面で、ある程度のお金を残さなければいけません」(香取さん)

 では、残されたペットにどのくらいのお金が必要なのか。ペットの保険を手がけるアニコム損害保険の調査によると、1年間に犬にかかる費用は平均44万円、猫は20万円。高齢化にともない、さらに高額な医療費が必要になる場合もある。

 必要なのはお金だけではない。そのお金がペットに使われるように、誰かに託したり、管理してもらったりする必要がある。

「ちよだニャンとなる会」の監事を務める川合会計事務所の公認会計士・川合忠信さんによると、ペットに確実にお金を残すためには、大きく以下の三つの方法があるという。

【1】負担付遺贈 つまり遺言。日本の法律ではペットに遺言を残すことができないため、残されたペットを相手への「負担」として、それを引き受けることを条件にお金を残す旨を遺言書に書く。信頼できる人に意思を伝え、「もしものときに、この子をお願いね」と承諾を取ること、自筆ではなく、公証人が作成する「公正証書遺言」にすることが大切だ。

 費用は公証人への手数料が数万円ほど。一人暮らしで猫を飼っている前出の香取さんはこの方法を選び、信頼できる友人を受取人にし、公正証書遺言を作ったという。

【2】負担付死因贈与 やはりペットを託す人、託される人の合意のもとで「自分が死んだ後、この犬(猫)の世話をすることを条件に、財産を残す」と、ペットとお金をセットで贈与する契約を結ぶ。

「個人的には遺言よりも『負担付死因贈与』のほうがおすすめです。遺言は相手の合意があっても、基本は残す人からの一方通行。『あのときはいいわよと言ったけれど、やっぱり無理』と放棄されてしまう可能性もある。負担付死因贈与は双方で結ぶ契約なので、勝手に放棄することはできず、遺言よりも託された人の責任や縛りが強くなります。負担付死因贈与契約も公正証書にするほうが安心ですね」(川合さん)

【3】ペットの信託 最近「ペット信託(R)」という名称で広まりつつある。シンプルに言うと「残したお金が確実にペットのために使われるか」を第三者が管理し、監督してくれるシステム。

 あらかじめペットのための財産を用意し、管理してくれる人や会社との間で信託契約を結ぶ。もしものときには、信託契約により財産を託した人や会社から新しい飼い主にペットのための飼育費や医療費が支払われる。さらに信託監督人(一般に弁護士や司法書士などがなる)が「そのお金がきちんとペットのために使われているか」を監督する。遺贈や死因贈与と違い、飼い主が認知症になったり、入院で飼育が困難になった場合にも対応できる。

「信託は仕組みが複雑で、関わる人が多いため、先の二つの方法より費用がかかります。契約を結ぶための費用のほか、信託監督人への費用が月々3万円ほどかかる場合もあります。それに、そもそも新しい飼い主となる人は自分で探さなくてはなりません。ペットにお金を残すには、なによりも生前に信頼できる人や団体を見つけることが第一なのです」(川合さん)

 つまり、いずれの方法もペットの面倒を見てくれる人を自分で探さなければならないのがネックだ。そのハードルを低くしたのが、NPO法人のネットワークを生かしたサービスだ。

 前出のPLNは15年から「わんにゃお信託(R)」をスタートさせた。PLNと終生飼養契約を交わすことで、もしものときにPLNが責任を持ってペットの飼育を引き受けるか、新しい飼い主を探してくれる。

 わんにゃお信託(R)には「遺言」「定期」「積立」など五つの種類があり、基本的な仕組みは【1】〜【3】と同じだ。入院や老人ホームへの入居でペットの世話ができなくなることが確実な場合には「わんにゃお遺言」、これからペットを飼い始める人には「わんにゃお積立」など、自分に適したものを選ぶことができる。

 吉本さんは話す。

「一人暮らしの高齢者にとって、家に体温のある生き物がいるのは大変な安らぎ。シニアが安心してペットを飼える状況を作りたいと始めました」

 実際に使われた例を教えてもらった。

「『わんにゃお信託(R)』を利用された方の飼い猫は、飼い主さんが亡くなられた後、PLNが探した新しい里親さんのところで元気に暮らしています。老人ホームへの入居を機に『わんにゃお遺言』をされた70代の方は、われわれが探した新しい飼い主さんに猫を託し、いまも定期的に面会をされています」(吉本さん)

【1】〜【3】とは別の方法でペットを助ける団体もある。日本初の保護猫カフェの運営と譲渡を行うNPO法人「東京キャットガーディアン」(以下ガーディアン)は15年から「ねこのゆめ〜成猫のお引き取りと再譲渡事業〜」を行っている。毎月3800円(6年満期)の積み立て、もしくは一括27万3600円を支払うことで、依頼されたときにガーディアンが猫を引き取り、新しい里親を探すか、終生飼育を行う。

 ガーディアンと飼い主が結ぶ「猫のための終身保険」のようなシステムで、保障される期間は猫の一生涯。契約後に、もしほかに猫を引き取ってくれる人が見つかるなど必要がなくなれば中途解約や満期後の解約も可能だ。事務手数料数千円の出費のみで全額が返ってくる。

AERA 6/24(日)付記事抜粋




 犬の腸内細菌群の構成を調べたところ、医学の基礎実験に使われているマウスや豚より人に近いことが分かったと、欧州分子生物学研究所などのチームが6日までに英科学誌マイクロバイオームに発表した。
 犬の祖先のオオカミは肉食だが、犬は人類が飼いならし、同じような食べ物を取るのに適応した。現代では犬も、人と同様に高齢化や肥満、糖尿病などが問題となっている。腸内細菌群の変化に注目した餌やサプリメント(栄養補助食品)の研究は、犬と人の両方に役立つという。
 腸内に生息するさまざまな細菌は消化や免疫を助ける一方、病気の原因にもなる。研究チームはラブラドルレトリバーとビーグルを32匹ずつ調査。ふんからDNAを回収し、遺伝子を解析して分類した結果、マウスや豚の腸内細菌群より人に構成が近いことが判明した。
 さらに、通常のドッグフードを4週間与えた後、高たんぱく質・低炭水化物の餌と低たんぱく質・高炭水化物の餌の2グループに分け、4週間後に腸内細菌群の変化を調べる実験を行った。
 その結果、犬の種類や雌雄にかかわらず、肥満した犬の餌を高たんぱく質・低炭水化物に切り替えた場合に、乳酸菌や連鎖球菌が増えるなど細菌群の構成が最も大きく変わり、不安定な状態にあることが分かった。

JIJI 2018/05/06付記事抜粋




猫のIoTトイレ「TOLETTA」、ペット保険会社と猫の健康に関する共同研究開始.jpg

 ハチたまがアニコム ホールディングスと提携し、ねこヘルスケアIoTトイレ「TOLETTA」を活用した、猫の健康と疾患に関する共同研究を開始した。

 ハチたまは6月27日、アニコム ホールディングスと提携し、ねこヘルスケアIoTトイレ「TOLETTA」(トレッタ)活用した、猫の健康と疾患に関する共同研究を開始したと発表。
 
 ハチたまが開発中のTOLETTAから得られる猫の「健康データ」と、アニコム グループが保有するペット保険の「疾患データ」を組み合わせる。
 
 現在のペット保険料は、ペットの「年齢」に応じて算定されている。将来的には、ペット個々の健康状態に応じた保険が期待されているが、そのためには、ペット個々の健康情報を集める必要がある。
 
 また、多額の治療費を要する猫の「泌尿器系疾患」については解明されていないことが多く、大規模な研究データが必要とされる。TOLETTAは自宅にいながら簡単に、ねこの慢性腎疾患/慢性腎不全の初期症状をモニタリング可能。これまで、動物病院でしか分からなかった、ねこの健康状態をIoTによって詳細に把握できるようになる。
 
 IoTを通じて、ねこの病気を予防・早期発見・治療までトータルに解決をすることが期待されているという。

ASCII 6/28(木)付記事抜粋




白戸家「初代お父さん」死去 担当者が明かす引退後の余生.jpg
人気者だったカイくん


 上戸彩(32)や樋口可南子(59)らが出演するソフトバンクのCMで、初代「白戸家のお父さん」を務めた北海道犬の「カイくん」が、28日未明、老衰のため16歳で亡くなった。

 2007年から14年まで同CMに出演し、写真集やDVDも発売され、お茶の間の人気者だったカイくん。“現役”を退いてからの“余生”をどのように過ごしていたのだろうか。

 カイくんが所属した「湘南動物プロダクション」の担当者が言う。

「引退してからも食欲旺盛で、プロダクションがある(千葉県)成田で、約120匹の仲間と元気に過ごしていました。体調を崩したのはここ2、3日です。さすがに高齢なので、カイくんの好物だった“から揚げ”は与えませんでしたが……。一番の思い出? 全てが思い出ですが、『白戸家10周年』で昨年CM放送された回顧録ですね。運命を感じました」

 きっと、カイくんが天国から「白戸家」に温かいアドバイスを送ってくれるだろう。

日刊ゲンダイ 7/1(日)付記事抜粋




 岡山市にあるペットショップ・シュシュ(chou chou)が「ペットを売らないペットショップ」として話題だ。岡山県、岡山市、倉敷市の動物愛護センター・保健所で殺処分を待っている犬を引き取り、里親探しをしているのだ。

 無償で希望者に譲渡し、一切、犬の販売(生体販売)は行っていない。なぜそんな商売が成り立つのか、同店を訪れた。

■店内にある「里親探しコーナー」

 岡山駅から車で5分ほどのところにその店はあった。店内に入るとたくさんのペット用品売り場が中央に配置され、右側に「里親探しコーナー」がある。

 一般的なペットショップの3倍くらいの大きさのあるケージが4つあり、それぞれに殺処分から逃れた犬たちがいた。

 店の奥にはトリミング室が2室。平日の日中の訪問だったが、気持ちよさそうにカット、シャンプーをしてもらう犬たちで「満員御礼」状態だった。

 同店はダイレクトメーリング(DM)発送などを手掛ける株式会社グロップが2006年から経営するペットショップだ。はじめは通常のペットショップと同じく、ペット販売をしていた。同社が直接ペットを販売するのではなく、現在の里親探しコーナーの場所をテナントとしてペット販売業者に貸していた。

 現在の大きなケージの上にはかつての小さいケージが残っており、いかに多くのペットがぎっしりと陳列され、売られるのを待っていたかがわかる。

 岡山県では動物愛護団体がかねてより殺処分される犬猫の保護に力を入れており、行政もそれを理解し、処分を減らす努力が続けられてきた地域だという。2016年度の「犬・猫の引き取り及び負傷動物の収容状況」(環境省)によれば、岡山県の返還・譲渡率は84%で全国2位(1位は広島県)だった。

 この返還・譲渡率とは、収容された犬猫がもう一度飼い主のもとで暮らせるようになった割合を指す。

 そうした中、ペットの殺処分という「出口」の問題を解決するには命の売買という「入口」の問題を考えていかなければならないということで、2015年春よりシュシュはペットの販売を止め、無償での里親探しを始めたのだという(同社ペットサービス部総括マネージャー澤木崇氏)。

 現在は岡山市内の同店・岡山店と倉敷店の2店舗で里親探しが行われている。両店とも猫は扱っていない。その理由を澤木氏は「猫は運動量が多く、今のケージのサイズでは飼育環境が良好とは言えないから」という。あくまでペット本位の飼育環境を大事にしているのだ。

■頭数にこだわらない里親探しの考え方

 2015年春からのシュシュにおける里親探し実績は岡山店30頭、倉敷店5頭と予想のほか少ない。ケージが少ないということもあるが、頭数を多くする考えはないという。「平均して1カ月から1.5カ月程度につき1匹のペースで里親が決まっていきます。新しい飼い主候補の方と譲渡前に何度も面談を重ね、譲渡までにじっくりと時間をかけています」(澤木氏)

 あくまでペットを売らないペットショップというビジネスモデルをペット本位の環境で行うことに重点があるのだ。

 したがって、頭数で考えれば、救われる命はわずかなように筆者は感じたが、前述のように岡山では殺処分を回避するための動物愛護活動が盛んで、行政も臨機応変に対応しているという。地域のそうした動物に対する愛情を感じたからこそ、シュシュも里親探しにシフトしたということのようだ。

 そうは言っても、民間企業だ。利益を生み出さないビジネスはありえない。どうなっているのだろうか。

 そのヒントは店舗にあった。

 シュシュの売り上げの4割はペット用品の販売による。店内の品揃えは豊富だ。

 さらにトリミング事業が3割を稼ぎだす。残りの3割はグッズの通信販売だ。

 かつてはペット売り場のテナント収入もあった。現在、直接の利益貢献にはならない里親探しの活動・飼育にスタッフ1名を配置しており、むしろコストはかかるようになっている。

 だが、「売り上げも利益もペットの販売をやめてから毎年伸びています」(澤木氏)というように、ペットを売らないペットショップとして話題になり、それを支持するペット愛好家たちが来店したり通信販売で関連商品を買ってくれるのだという。「この里親探しのコーナーがお客さんとお店とを結びつける接着剤の役割をしています」(澤木氏)

■里親探しの輪は全国に広がるか

 2015年秋にグロップは千葉県市川市で動物病院、ペットショップを経営する企業を傘下に収めた。「ジャングル」という名称のペットショップ事業を引き継ぎ、「アニマルライフ」というペット販売はせず里親探しをするお店に転換した。

 命をモノのように店頭に陳列し、購入を促す現在のスタイルに消費者は少しずつだが疑問を持ち始めているのだろう。シュシュの売り上げが伸びているのも、そうした現状を問題提起する同社の姿に消費者が共感し、支持しているからだと感じた。

 シュシュの取り組みがより広く認知され、それがビジネスとして成り立ち、ペットと新しい家族との出会いが「命の売買」ではなくなる日がいつかは来ることを願う。

東洋経済オンライン 6/29(金)付記事抜粋




初代お父さん、カイくんへ感謝を込めて ソフトバンク SoftBank 白戸家 カイくん CM 北海道犬 老衰 天国.jpg

2018年6月28日(木)未明、2007年から白戸家の初代お父さんとして弊社のテレビCMに出演していただいた、北海道犬のカイくんが老衰のため天国へと旅立ちました。16歳でした。

白戸家のお父さんとして活躍していただいたカイくんに、心より感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。

現在はカイくんの息子のカイトくんとカイキくんが2代目「お父さん」役として活躍していただいております。

SoftBank HP 2018年6月28日




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谷口ジロー「犬を飼う」シリーズの完全版「犬を飼う そして…猫を飼う」が、本日6月29日に刊行された。

1991年にビッグコミック(小学館)にて発表された「犬を飼う」は、谷口が老いた愛犬を看取るまでを克明に描いた作品。第37回小学館漫画賞では史上初となる審査委員特別賞を受賞した。「犬を飼う」発表後は「そして…猫を飼う」などシリーズ3作が描かれ、これまでに3度の単行本化が行われている。このたびの単行本では「犬を飼う そして…猫を飼う」と、2話目のタイトルまでを書名に。カラー原稿は4色印刷にて完全収録されているほか、谷口が愛犬との暮らしについて執筆したエッセイ「サスケとジロー」も掲載。谷口が飼っていた犬や猫の写真も初公開されている。

単行本発売にあたり、谷口と同じく鳥取県出身の青山剛昌が推薦イラストを描き下ろし。「名探偵コナン」の江戸川コナンと、猫と犬のイラストが描かれた。

コミックナタリー 2018年6月29日付記事抜粋




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 米西部カリフォルニア州ペタルマで23日、毎年恒例の「世界最も醜い犬コンテスト」が開かれ、ブルドッグの「ジャジャ」が優勝した。30回目を迎える大会のスローガンは「買わないで引き取って」。飼い主を必要とする多くの動物が保護シェルターなどに収容されていることを知らせる狙いがあるという。

 大会コーディネーターのタウニー・テスコーニさん(56)は「実は出場した犬の多くが殺処分施設にいた」と明かし、「彼らはコンテストに出場する素晴らしい飼い主に引き取られた」と説明した。

 大会の精神を踏まえ、会場内のテントでは飼い主を募集中の犬を見つけることができるという。

 コンテストは▽第一印象▽独特か珍しい特性▽自然な醜さ▽性格▽観客の印象−−の五つの基準で審査される。総額3000ドル(約33万円)が上位3位に振り分けられ、優勝した犬には1500ドルと25日に全米で放映されるテレビ番組に出演できる特典などが与えられる。

 優勝した「ジャジャ」は「最も醜い犬」の地位につくため長旅をしてきた。彼女と飼い主のメーガン・ブレイナードさんは中西部ミネソタ州から車で30時間かけて来たという。

 審査員は地元のテレビやラジオの司会者らが務め、上位3匹で争う最終審査は観客の反応をもとに優勝者を決めるという。

毎日新聞 6/26(火)付記事抜粋




中邑真輔が警察犬に噛まれまさかのUS王座戦欠場.jpg
警察犬にかまれ、US王者ジェフ・ハーディへの挑戦をキャンセルした中邑真輔


<WWE:スマックダウン大会>◇26日(日本時間27日)◇米カリフォルニア州オンタリオ・シチズン・ビジネス・バンク・アリーナ

 中邑真輔(38)が犬にかまれるアクシデントでUS王座戦を欠場した。

 米メディアによると25日にハウスショーとして開催されたベイカーズフィールド大会前、会場付近にいた警察犬に突然、足をかみつかれたという。

 25日の大会自体も欠場し、この日も痛みが残っていたためにドクターストップとなった。24日にペイジGM(25)から中邑がUS王者ジェフ・ハーディ(40)に挑戦することが発表されていたが、この日、カードがキャンセルとなった。29、30日に開催されるWWE日本公演(東京・両国国技館)への出場可否は明らかにされていない。

日刊スポーツ 6/27(水)付記事抜粋




環境省に“虚偽説明”か ペットの販売規制で業界団体 アンケートの回答誘導に続く疑惑浮上.jpg
子犬や子猫は8週齢(生後56〜62日)よりも前に親元から引き離されると、かみ癖やほえ癖などの問題行動を起こしやすくなる。このため現在、生後56日以下の子犬・子猫の販売を禁止するための法改正が議論されている


 幼い子犬や子猫の販売規制強化が検討されるなか、業界団体が議論の材料となるデータを業界側に都合のいい方に誘導した疑いが出ている。この問題を巡り、業界団体が環境省に事実と異なる“虚偽説明”をしていた疑惑も新たに浮上した。環境省は調査には及び腰で、議論の信頼性が問われそうだ。

 動物愛護法は、幼い子犬や子猫を生後の一定期間販売できないように規制している。2013年からは生後45日、16年以降は49日まで販売できないようになった。この規制を56日(8週間)まで伸ばすことが議論されている。繁殖業者やペットショップなどは、コストや営業面で負担が増すなどとして反対している。

 ペットショップなどでつくる一般社団法人「全国ペット協会(ZPK)」は今年1月、規制強化に関わるアンケート結果を環境省にいったん提出したが、数日後に撤回。2回目のアンケートを実施し、3月に再提出した。ペット業界関係者によると、2回目のアンケートではペットショップなど業界側に都合の良い結果になるよう、回答が「誘導」されたという。

 今回新たに、ZPKがアンケートの再提出について、環境省に虚偽の説明をしていた疑いがわかった。

 中川雅治環境相は6月1日、閣議後の会見で、ZPKによるアンケート結果の差し替えについてこう説明している。

「1回目のアンケート結果は短期間で実施したので不正確な情報が含まれているため取り下げたいと申し出があって、了承した」

 だが、「短期間で実施した」というZPK側の説明は事実と異なる。

 朝日新聞の調べでは、1回目のアンケートは、昨年12月5日にZPK事務局が用紙を配布し始め、回答の締め切りは同月29日に設定されていた。最大25日間の回答期間があった。

 これに対し2回目のアンケートは、調査は2月19日から3月13日までで、最大23日間の回答期間となっている。2回目の方が回答期間が2日間短く、1回目のアンケートを撤回し再提出する理由にはなりにくい。

 ペット業界関係者によると、1回目のアンケート結果が、販売規制を強化しても「犬や猫の健康状態や社会性は良くなる傾向のほうが強い。経営への影響はあまりない」といった内容だったため、ZPKのある幹部の意向で急きょ差し替えが決まったという。ZPKをはじめとするペット関連の業界団体では、販売規制の強化によって「犬や猫の健康状態や社会性はかえって悪くなり、経営には悪影響がある」と主張してロビー活動を展開してきたが、「この主張と矛盾するアンケート結果が出たことに、ある幹部が激怒したのです」とペット業界関係者は明かす。

 中川環境相は会見で、「質問事項も違うということで、結果が違っているという説明もいただいておりまして」とも述べている。これについてもZPK側の説明には無理がある。

 1回目と2回目のアンケートの質問事項を比べると、規制強化に関する議論のカギとなる幼齢な子犬・子猫の「健康状態」や「社会性」に対する質問については、基本的に同じ内容になっている。表現について細かな違いはあるものの、「質問事項が違う」とは言い切れない。

 朝日新聞の取材では、ペットオークション(競り市)の現場で、2回目のアンケート用紙を担当者が配布する際に、回答の誘導とみられる行為があった。担当者が、

「前回は何日で出荷しても変わりないかのようなアンケート結果だったけど、みんな本当にわかってるの。負担が増えるし大変なことになるよ」

 などと呼びかけていたという。

 ペット業界関係者は朝日新聞の取材にこう憤る。

「ZPKの一部の幹部によって、組織の機関決定も経ずに、アンケート結果を改ざんするようなことが行われた。環境省にも実態と異なることを言って、アンケートを再提出することにした。ZPKにとってマイナスだし、ペット業界全体が社会的信用を失ってしまう」

 中川環境相は、今回の問題について「調査するということは考えておりません」としている。

 ZPKは朝日新聞の取材に対し、文書で回答した。

 アンケート実施期間に関する環境省への説明については、「虚偽の説明は致しておりません。1回目のアンケート実施期間は年末の繁忙期と重なっていたことから、回答者には実質的に短期間での回答を求めるかたちとなりました」などと主張している。

 中川環境相が「質問事項も違う」と話したことに関しては、「1回目と2回目では同じ設問、選択肢もございますが、より具体的に実態が把握できるように表現の変更や選択肢等の追加を行っています」とした。

 文書での回答を受けて朝日新聞はZPKに、「質問の趣旨が同じものが大半なのに質問事項が違うと事実と異なる説明を環境省にしたのはなぜか」などの事項について改めて尋ねた。

 ZPKは「回答を差し控えさせていただきたく考えております」としている。

AERA 6/21(木)付記事抜粋




 2012年以降、増加の一途をたどる動物虐待事犯。水面下ではもっと多くの動物たちが苦しめられている。週刊女性の短期集中連載『動物虐待を許さない!』の初回は、追い詰められた犬や猫などを受け入れ続けている勇敢な女性の話。

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すべて不妊手術ずみ。猫舎はストレスなくのんびりとしている

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栃木の拠点。約3000坪の広さに犬や猫約400匹が暮らす

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中谷百里代表。28歳から約15年、フィリピンパブを経営。豪放磊落(らいらく)でやさしい性格

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犬のほか、保護された野生の鹿や福島で被災したヤギの子も飼育する

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大手自動車メーカーから寄贈されたバスで全国を駆け回る


“ムツ子”になりたかった

「私は単なる不良で、水商売あがりじゃけん」

 若かりしころにおしゃれで入れたタトゥーを隠そうともせず、NPO法人「犬猫みなしご救援隊(以下、救援隊と表記)」の代表・中谷百里さん(56)は自虐的に笑う。

 しかし、中谷さんは不良どころか、その真逆。これまでに救ってきた犬猫をはじめとする動物の命は、なにしろ数千にも及ぶ。いきどころのない動物たちにとっては、まさしく女神、救世主なのだ。

「うちは両親も祖父母も代々にわたって動物が好きな家系でね。幼いころ、近所にはまだ野犬がいたので、犬も猫も拾っていましたよ。魚も鳥もいたし、動物たちに囲まれて育った。

 将来は、犬や猫を無限に拾うことができたらいいなと。そう、ムツゴロウさんじゃないけど、“ムツ子”になりたいと思っていました」

 と今度は豪快に笑った。

 広島市出身。1990年に個人で犬猫の保護活動を始め、5年後には救援隊の母体を設立。’05年にNPO法人格を取得した。そして’11年、あの東日本大震災が──。

 いてもたってもいられず、すぐに福島へ。取り残された被災動物たちを300匹以上保護し続けてきた。この勇気ある行動が団体の名前を一躍、全国に知らしめたのである。

「病気やケガで死にそうとか、高齢でどうしようもないというのであれば安楽死処分でもしかたないかもしれませんが、ピンピンしている動物を処分したり飼い主がいないから見捨てたりするというのはかわいそう。人も動物も、この世に生を受けた限りは天寿をまっとうしなければ」

 と中谷さんは語気を強めた。

「猫ブームは大嫌い」

 救援隊は現在、広島市の本部のほか、栃木県那須塩原市、岡山市の計3か所に広大な終生飼養ホーム、いわゆるシェルターを所有する。専従スタッフは20人前後、ボランティアのスタッフはその2倍ほど在籍。毎日、動物のために働いている。

 成果として、広島県で引き取り手のない犬や猫など全頭を引き受け、同県は殺処分ゼロを達成。県外にも広めようとしている。

 3施設で計約1700匹の犬猫たちが暮らす。行政の殺処分から逃れてきたもの、多頭飼育崩壊の家から引き取ったもの、家庭で飼育できなくなって預かったもの、野生のもの、酷い飼育状況の動物業者から引き取ったものなど、そのルーツはさまざま……。

「現在は猫ブームですが、ブームは大嫌い。ブームの下でどれだけの猫が虐待され、犠牲になっているか。トラバサミという猪や鹿、野犬などを生け捕りにする罠にかかった血みどろの猫もいたし、劣悪な環境でぐちゃぐちゃになった猫もいましたね」

 と振り返る。

 そもそも、命を売買するペットショップは大嫌いで最悪だというが、一般の人でも悪い例は数えきれないという。

「最も悪いのは、飼えなくなったから、子どもを産んだから、増えたからといって、ゴミのように捨てる人。次に悪いのが、野良猫にエサだけあげる人。避妊・去勢手術もせずにね。

 かわいそうだからという気持ちはわかるんじゃけど、そうすると生き延びて繁殖する。エサだけあげる人は野良猫を増やしてしまう加害者じゃけん。もっといえば、野良猫のために段ボール箱や傘をさして寝床にしてあげる人もよくない」

 動物に直接的な暴力を加える虐待は論外としても、そうしたことも広義の虐待に値すると力説した。犬や猫を拾って増やすのも、やはり虐待に等しいという。

「かわいいから、あるいはかわいそうだからといって、当初の少ないうちに避妊・去勢手術をしないから、どんどん酷い飼育環境になっていく。近親交配で身体の弱い猫も生まれますしね。

 野良猫を保護するのはいいことですが、それを50か所から1匹ずつ拾って50匹ならばまだいいとしても、最初に数匹拾ったのを自分が増やして50匹にしているんですから」

犬猫の引き取り活動に尽力

 中谷さんらは、月に1度ぐらいのペースで、こうした多頭飼育崩壊の現場を訪ね、増えてしまった犬猫たちを引き取る活動を続けている。

「多くは本人からの相談や依頼です。周囲からの通報や行政の情報提供もあります。犬70匹の多頭飼育崩壊の家があるので、来週は東京へ行くんですけどね」

 引き取った犬猫たちは終生飼養される。行政からの引き取り以外は基本的に有料だ。

「死ぬまでですから、1匹につき5万円と、避妊・去勢手術代、毎年しなければいけないワクチン代は別です。とはいっても多頭数ですから、現実的に払えないお宅も実際には多い。そういう場合は“気持ち”で可能な金額を払ってもらっています」

 救援隊は、こうしたお金と年間3000円からの賛助会員(現在約3000人)、フードメーカーなど支援者の寄付で成り立っている。

「資金集めは大変ですが、肝心なのは寄付してもらうためにゴマをすらないこと。横柄かもしれませんが、いただいた分はきちんと結果を出してHPやブログなどで示していくことだと思っています」

 と中谷さんは胸を張る。

 終生飼養のほか、里親を見つけて譲渡することも忘れていない。

 しかし、譲渡には危険性もあると指摘する。

「ネットで里親を募集するのが盛んですが、ネットには闇もあるんです。それまでに打ったワクチン代など1万〜2万円はもらうのが普通ですがそれだけではダメ。例えば、相手が動物虐待者とか、動物実験をするために引き取ることだってあるわけです。

 1万〜2万円だって自分で育てるよりは安いですからね。それを防ぐためにも厳密に面接したり、お宅を訪問しています」

すべては動物の幸せのために

 自宅訪問時は、対象者がどれだけ動物にお金をかけられるか、愛情を注ぐことができるか、時間をかけられるかといった手がかりを探す。

「例えば、以前に飼っていた猫の写真が飾ってあるとかね。なにもシャネルの服を着た金持ちのおばちゃんがいいというわけではなくて、金持ちじゃなくても、できる限りお金や愛情をかけられる人を選びたいですよ。すべては動物が生涯を通して幸せに暮らしていけるために、なんです」

 動物を飼うということは、生半可なことではない。かわいい、かわいそうだけではできない。お金も労力もかけなければならないし、自分の時間も削らなければできない。

「動物に土日はないですし、旅行にも行けなくなりますからね。自分の生活を変えて努力しなければいけない。最低限、そういう覚悟が必要なんです。でも、そうしてともに生きていけば、お互いに得るものがある」

 と中谷さん。

 3か所の拠点を約10日ごとに渡り歩き、バスの中で寝起きする。

 全力でいまもなお昔の夢を追いかけている。

週刊女性PRIME 6/95(火)付記事抜粋




動物虐待を「芸術作品」と喜ぶ人々の闇、罰則強化と根本治療を考える.jpg
猫13匹を虐待した元税理士が撮影した動画の一部。虐待動画は誰でも閲覧できるよう投稿されている


 パソコン画面に小さな鉄製の檻の中で怯えた表情の猫の動画が映し出される。熱湯をかけられたり、ガスバーナーで炙られたり、感電死させられた猫もいた。

 インターネット上には、虐待目的で動物を捕獲し、残虐な方法で痛めつける動画の投稿が相次ぐ。中でも匿名掲示板5ちゃんねる内の「生き物苦手板」はひどい。特に猫の被害が目立つ。

《猫に熱湯をかける緩急の付け方が素晴らしい》《芸術作品だ》《こんな作品(虐待動画)を作りたい》などと虐待動画を称賛し、投稿者を《アーティスト》と持ち上げている。

 猫を13匹虐待したとして昨年逮捕され、執行猶予中の元税理士も同種の掲示板の常連だった。こうした掲示板からはほかにも逮捕者が出ており、動物愛護団体などから“犯罪の温床”と指摘されてきた。

◆新たな法律を作る必要がある

 警察庁は昨年、犬・猫・ウサギなどを殺傷したり、虐待・遺棄したなどとする動物愛護管理法違反で68件を摘発、76人を逮捕・書類送検したと発表した。

 同掲示板をパトロールし、虐待を警察に通報している福岡県の坂本和樹さん(仮名・35)は訴える。

「ネット上に投稿される虐待動画や文章は残虐性がエスカレートしており、歯止めがきいていない。猫の殺害の報告や犯行予告も書かれていますが、匿名なので投稿者の特定は困難。さらに逮捕されないように《これは夢の話なんだけど》《妄想》などと前置きをしているため真偽を確かめるのも難しい状況です」

 特に掲示板が活発になるのは春先が多いという。

「春は猫の出産シーズン。里親を装って虐待目的で子猫を譲り受ける“里親詐欺”を働くケースもあります」

 と明かすのは里親詐欺への注意を呼びかけている埼玉県の近藤瞳さん(仮名・35)。

 後を絶たない残酷な書き込みや動画の投稿を罪に問うことはできないのか。

 犬や猫などをみだりに殺したり傷つけた場合、動物愛護管理法では2年以下の懲役または200万円以下の罰金に処せられる。

 動物関連の法律に詳しい渋谷総合法律事務所の渋谷寛弁護士は、

「ネットに虐待の状況を書き込めば『犯罪の告白』とみなして警察が捜査できます。第三者が虐待を煽ったり、称賛して犯罪をそそのかすことは『教唆』にあたります。虐待しても簡単には捕まらないなどと虐待犯に伝えて犯行を手助けすれば『幇助』です。“猫を殺す”と言えば『脅迫罪』にあたる場合もあります。しかし、動物愛護管理法違反にかかる教唆・幇助犯の摘発は前例がなく難しい」

 動画についても「動物虐待に限らず、殺人など残虐な動画を撮影、投稿することじたいを規制する法律はありません。動画を取り締まるための新たな法律をつくる必要があります」(前出・渋谷弁護士)

 ペットセラピーなど動物に関する研究を続ける「あいわクリニック」の精神科医、横山章光院長は動物虐待犯の研究がほとんど行われていないことを問題視する。

「罰則を強化するだけでは隠れてやる人が増えるだけ。虐待をするその根っこにある原因を見つけて治療しなければならない。虐待動画の投稿者は、動物が苦しんだり痛がったりすることに共感できていない精神状態にあると考えられる」(前出・横山院長)

 今年は、5年に1度の動物愛護管理法改正が行われる年でもある。

 残虐動画の取り締まりや、虐待をほのめかす書き込みの規制に対して、メスは入るのだろうか。

週刊女性PRIME 5/15(火)付記事抜粋




「殺処分ゼロ」が“引き取り屋”の暗躍を生み出している状況.jpg
殺処分される怯えきった表情の犬たち(写真提供/公益財団法人動物環境・福祉協会Eva)


 空前のペットブームだが、店頭のガラスケージで展示販売される犬猫は、全てに飼い主がつくわけではない。かつて、ペットショップ業者は、売れ残ったペットを自治体で殺処分していたが、平成25年の法改正以降はそれができなくなった。

 昨今、よく耳にするのが「殺処分ゼロ」。殺処分とは、人間に危害を及ぼすおそれのある動物、そして、不要となった動物を行政が殺して処分すること。

 全国の犬猫殺処分数は1974年の約122万頭をピークにその後は減少。2016年は約5.6万頭にまで割り込んだ(環境省調べ)。

 その大きなきっかけとなったのが、平成25年の動物愛護法改正の“終生飼養”の義務の明文化だ。飼育している動物が寿命を迎えるまで、適切に飼育するべきとの方針が打ち出されると、かつて行政の殺処分施設だった各地の愛護センターが、命を生かす施設へと変わり始めた。

◆「殺処分ゼロ」にしても無駄死にする命は減らない

 昨今では、東京都の小池百合子知事(65才)が宣言したように「殺処分ゼロ」を目指す自治体も増えてきた。

 しかし、こうした動きを評価する一方で、殺処分ゼロを安易に掲げるべきではないとの声もある。繁殖力が衰えた親犬・親猫を1匹あたり数千〜数万円程度の有償で引き取る“引き取り屋”が、過剰生産と法改正で暗躍している。

「殺処分ゼロの方針のもと、自治体で殺されなかった犬や猫たちが、愛護団体、ひいては引き取り屋に移動しただけでは本末転倒です。

 自治体が引き取りを拒否してしまえば、自治体そのものは動物を殺さずに済むものの、譲渡や飼養の責任を民間に押し付けるのでは意味がない」(『動物環境・福祉協会Eva』スタッフ)

 自治体による引き取り拒否は、引き取り屋の活性化を生み出しているのも事実。たとえ殺処分が回避されたとしても、そこでは劣悪な環境での飼育が待っている。

 また、ある愛護センターでは、一旦引き取られたものの病気やけがの治療もされず、センター内でただ生きながらえているだけという、飼い殺しの状態の動物もいるという。

 本当の意味で“殺処分ゼロ=命を救う”なら、法整備はもちろん、行政側での譲渡先の管理やセンターにいる動物の飼養体制を整えるほか、不妊手術費や治療費を予算化することも必要になってくるのだ。

NEWSポストセブン 6/20(水)付記事抜粋




 昨今海外セレブがSNSで披露したことなどもあり、「MIX犬」が人気となっている。MIX犬とは、マルチーズ×プードルの“マルプー”やチワワ×ダックスフンドの“チワックス”など、異なる犬種をかけ合わせた犬のことだ。全国でペットショップを展開する「ペットの専門店コジマ」では、約15年前からMIX犬の取り扱いを始めた。

「当初は見たことがない、変わった犬種として驚くかたも多かったのですが、最近はMIX犬を目当てに来店されるかたも増えました」(コジマ営業部・岸本勝行さん)

 日本ではMIX犬をペットショップで購入するケースが一般的。雑種といえど、MIX犬の価格は血統書付きの犬種と変わらないという。

 そんなコジマで、今人気のMIX犬ベスト5を教えてもらった。その結果、1位はマルプー、2位はマルチワ、3位はチワプー、4位はマルポメ、5位はチワックスと、いずれも小型犬同士をかけ合わせたMIX犬があがった。

「小型犬同士のかけ合わせが人気なのは、日本独特の傾向。かわいさもさることながら、日本の狭い住宅事情も関係しています」(犬の幼稚園「わんこラボ」の奥田香代さん)

◆病気にかかりにくいメリットあるが成長過程で何が起こるかわからない

 MIX犬の魅力は見た目のよさだけではない。個体差はあるものの、特定の遺伝性疾患が出づらいことがわかっていると、白金高輪動物病院総院長の佐藤貴紀さんは話す。

「純血種は“好発犬疾患”といい、病気になりやすい部分があります。あくまで可能性の話ですが、MIX犬の場合、その弱い部分が補われ、病気になりにくいといわれています」(佐藤さん)

 しかし逆もいえ、場合によっては両親の弱い部分だけ出てしまうケースもあるという。さらに前出の奥田さんは、サイズや毛の色など、子犬の時点ではどう成長するか読めないのも特徴だと話す。

「例えばマルプーの場合、マルチーズの成犬は2〜3kgですが、プードルは7〜9kgになる子も。小さい子を希望していたのに、大きくなったという話もよく耳にします。子犬の時では、両親どちらの犬種の血が濃く出てくるかわからないので、飼い主はどのように変化するか成長を楽しめるとともに、想定外だったとクレームをつけるケースもあるようです」(奥田さん)

 犬を飼うなら一生責任を持つ。これは、MIX犬に限らず、いえることだ。 日本では小型犬同士のMIX犬が人気だが、世界には他にも多様なMIX犬が存在する。そんななか、問題も出てきているという。

「世界では、体の大きさがかなり違う犬同士をかけ合わせるケースがあります。そういう犬たちがどう成長し、どんな病気を抱えるか、エビデンスがないため、将来が予測不能。珍しい病気にかかる可能性もあります」(佐藤さん)

 現在、MIX犬は犬種として認められていない。しかし今後、さらに普及し、エビデンスがそろったり、審査基準などが整ったら、正式な犬種として認められる可能性はあると、奥田さんは言う。そうなると、マルプーやマルチワという血統書ができるかも?

NEWSポストセブン 2018.05.22付記事抜粋




ペット流通の裏側 劣悪環境の繁殖業者で衰弱死することも.jpg
【福井のパピーミルでは床が不安定なすのこ状のマス内で過密飼育(写真提供/公益社団法人日本動物福祉協会)】


 日本におけるペット流通は、まず繁殖業者(パピーミル)が子犬・子猫を生産し、ペットオークションにかけられ小売業者(ペットショップ)に渡り、そこから一般の飼い主のもとに行くこととなる。

 かつては、この流れの中で売れ残ったペットを自治体が殺処分していたが、平成25年の法改正以降はそれができなくなった。そのため、売れ残った犬猫を有料で引き取る「引き取り屋」と呼ばれる在庫処理業者が暗躍するようになった。この引き取り屋は、買い取った犬猫を販売したり、さらに繁殖させたりするという。そこにかかわるのが、以下の2種類の業者だ。

【繁殖業者(パピーミル)】

 ペット業界の子犬や子猫をどんどん作り出しているのが、英語で“子犬工場”を意味する“パピーミル”と呼ばれる繁殖業者。不特定多数相手のペットショップにオークション経由で流通させる繁殖業者は、出荷途中などで命を落とす数も考慮し、子犬や子猫を大量生産するべく、何度も子を産ませ続ける。なかには2年間で6回も帝王切開で出産をさせられた犬もおり、繁殖できなくなったら、餌もそこそこに劣悪な環境下で衰弱死させられることも少なくない。

 犬猫385頭を過密飼育し、日本動物福祉協会から刑事告発された福井の繁殖業者も、パピーミルにあたる。この福井の事件では3月26日に告発状が受理され、5月18日には動物愛護法違反(虐待)や狂犬病予防法違反容疑で書類送検となったが、業者を指導監督する県側は当初から「明らかな虐待はなかった」と述べていた。

 400匹近い犬猫をわずか2人で飼育していたが、飼育頭数に対する飼育員数などに法令上の数値規制がないため、「虐待の認定は困難」というのだ。一般的な私たちの感覚と、取り締まる側とにズレが生じてしまうのは、動物愛護法に明確な基準がないから。こうした曖昧さをなくすことが、今年の動愛法改正への論点の1つとなっている。

 引き取り屋では、掃除の手間を省くため、ケージの底板を抜いていることが多い。底板を抜かれた金網の不安定な足場は、犬に多大なストレスを与えている。排泄物受けすらないケースも多く、糞尿が下段に降り注ぐため、上段には転売できそうな犬を置き、下段には売れそうにない老犬などが押し込められていることも。

【引き取り屋】

 平成25年の動物愛護法改正で、業者が犬猫を行政(自治体)で処理してもらえなくなったことで表面化した商売。繁殖力が衰えた親犬・親猫を1頭あたり数千〜数万円程度の有償で引き取る“引き取り屋”は、過剰生産と法改正で活性化したともいえる。

 引き取り後、売れる犬猫はさらに転売、親には限界まで子供を産ませ、転売できず繁殖用にも使えない犬猫はケージに入れられたまま、掃除や散歩の世話も病気の治療もされず、飼い殺しにされることが多い。

 引き取り屋ではネグレクト(飼育放棄)など虐待に発展しやすく、事件化している。

NEWSポストセブン 2018.06.15付記事抜粋




繁殖させすぎた犬猫を有料で引き取り虐待する業者が暗躍中.jpg
【栃木・矢板の通称『引き取り場』で。悪徳繁殖場は全国各地に潜んでいる(写真提供/公益社団法人日本動物福祉協会)】


 今年3月、福井で犬猫約400匹を過密飼育した業者が、虐待容疑で刑事告発された事件をご記憶だろうか? こうした飼育方法は、決して一部業者が行っている特殊なケースなどではない。今まさにペットショップの店頭で販売されている犬猫の多くが、まるで“生産工場”のように、軽々しく作り出され、廃棄されているのだ。

 今必要なのは、店頭のガラス窓で愛らしく笑うペットの裏で、あまりに多くの命が犠牲になるというシステムの上に、日本のペット業界が成り立っている現実を知ること。そして、このシステムを根本から改善しようと声を上げることではないだろうか。ペットを取り巻く“現実”と“これから”を、今こそ考えてほしい。

 日本に1万3000軒超あるペットショップの店頭に並ぶ子犬や子猫は、工場のように大量生産する繁殖場(パピーミル)から、ペットオークションという競りを経て供給される。これが大半の飼い主がペットを手にするまでのルートだ。

 しかし、そもそも海外ではペットショップなど店頭での生体販売が一般的ではなく、子犬・子猫が生後56日(8週齢)以前に出荷されることも、欧米ではありえない。本来なら子犬たちに免疫力がつく8週齢まで親元に置くのが理想だ。

「今の日本では幼ければ幼いほど好まれ、高く売れる傾向があり、わずか生後49日で出荷されることがほとんど。免疫力のない子犬たちの多くは、途中で命を落としてしまいます。そのため、より多く繁殖させ、出荷する必要が出てきて、大量生産・大量消費に拍車がかかるのです」(『動物環境・福祉協会Eva』のスタッフ)

 また、免許不要で繁殖業が誰にでも始められてしまうのも、問題点の1つ。

「日本のパピーミルは庭先の小屋や民家で行われることが多く、まったくの素人が開業できてしまうのも特徴です。“必ず儲かるから”と持ちかけられて犬や猫を引き継ぐものの、実際には投資費用に比べて利益は少ないことの方が多い。そのため、負のスパイラルにはまっていく業者も多いのです」(『犬猫みなしご救援隊』のスタッフ)

◆処分したい犬猫を有料で引き取るビジネスが暗躍

 一方、売れ残って不良在庫となった犬はどうなるのか。実は「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)の平成25年(2013年)の改正前まで、業者は売れ残った犬猫を自治体に持ち込み、そのほとんどが殺処分されていた。

 しかし、法改正後は、行政が犬猫の引き取りを拒否できるように。そうして行き場のなくなった、売れ残った犬猫の受け入れ先として存在感を増してきたのが、通称“引き取り屋”と呼ばれる過剰在庫処理業者だ。

「引き取りそれ自体は、違法ではありません。しかし、適切な世話をせずに衰弱させるなど虐待が疑われるケースは非常に多いのが実状です」(『日本動物福祉協会』のスタッフ)

 近年、2014年に発生した鬼怒川河川敷大量遺棄事件(栃木)など、引き取り屋が起こす問題が頻発している。

NEWSポストセブン 2018.06.14付記事抜粋




6月18日午前7時58分ごろ、大阪市で最大震度6弱を観測する地震が発生した。こうした地震の混乱のさなか、飼い主とはぐれたり、パニックになって逃げ出してしまったりするペットは少なくない。

2年前の熊本地震では、約2500頭が「被災ペット」に。飼い主が見つかっていない犬が11頭、いまも県に保護されたままになっているという。

災害後、飼い主にはいったい何ができるのか。

飼い主とはぐれたまま…

環境省が2017年3月にまとめた報告によると、震災後に熊本県と熊本市が保護収容した「被災ペット」の数は、犬1094頭、猫1405頭にのぼる。

このうち、元の飼い主が見つかり返還できた頭数は犬400頭。猫に至ってはたった11頭にすぎなかった。

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熊本市にある竜之介動物病院の掲示板は「被災ペット」のポスターであふれていた


熊本県健康危機管理課によると、被災ペットの定義は震災後から同年10月末までに保護したものだ。

「被災ペット」には地域の限定や通常の収容活動との違いを設けておらず、野犬や野良猫も含まれている可能性もあることには留意が必要だ。

ただ、震災後は保健所への「飼い犬猫がいなくなった、迷い犬猫を保護したという問い合わせ等はかなり多かった」(県動物愛護担当者)という。

混乱のさなかにパニックになって逃げ出してしまったり、飼い主が避難をする際に放してしまったりしたケースが考えられるが、それだけではない。

県の担当者は、長引く避難生活や仮設住宅への入居などを理由に、捨てられてしまったペットも少なくないとみる。

飼い主が見つからなかった「被災ペット」はその後、愛護団体や譲渡会を通じて引き取り手を探してきた。県では犬495頭、猫773頭の譲渡先が見つかった。

それでも、全てではない。県の動物愛護センターには、いまだ「被災犬」11匹が残されたままになっている。多くは大型犬など、譲渡が難しい犬だという。

避難は同行が原則

東日本大震災の被災地でも同様に、飼い主とペットがはぐれてしまったケースが相次いだ。

これを受け、環境省は2013年、震災時にペットともに避難する「同行避難」を推進する「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を策定した。

災害が起きた時、ペットもともに避難先に連れていくことを原則とする呼びかけだ。

熊本地震ではこうした「同行避難」の認知はある程度されていたものの、避難所で飼い主とペットが同じスペースにいられる「同伴避難」ができず、壊れた家に戻らざるを得なかったり、車中泊を選んだりする人が多かった。

さらにこの情報がSNSで拡散し、そもそも「同行避難」すらできないという誤解が広がってしまったという。

震災からペットを守るためにできること_2.jpg
県動物愛護センターにいる被災ペット


飼い主にできること

そもそも、災害時のペットの避難は「自助」が基本だ。飼い主には普段から、イラストに描かれているような災害時の備えが求められる。

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災害時にペットを守るためのものチェックリスト


まず、1週間程度の食糧や水、医療品などの物資を揃えておくこと。また、避難先で落ち着いて行動できるよう、普段から吠えなかったり、ケージにきちんと入ったりさせるよう、しつけることが大切だ。

動物の種類に応じて、飼い主がわかる迷子札や鑑札、マイクロチップなどを普段からつけておくことも重要だ。はぐれてしまっても、再び戻れる確率が高くなる。

また、猫の場合は、災害後に放浪し、一気に繁殖するケースもみられる。「家猫だから」と安心せず、避妊や去勢をしっかりとすることも必要という。

環境省動物愛護管理室の担当者は「災害が起こった際は必ず連れて逃げてください。そのとき、どう避難したらよいのかなど、もしものことを普段から考えておく必要がある」と強調する。

BuzzFeed Japan 6/18(月)付記事抜粋




毎年何千頭もの犬が“大好きな”飼い主に捨てられている

平成28年度に全国の動物愛護センターや保健所で引き取られた犬は41,175頭。そのうち飼い主からの引き取りは4,663頭とされ全体の約11%に相当します。飼い主による持ち込み、つまり飼育放棄が約11%ということと同年度の殺処分数が10,424頭であるということを単純に考えると1,200頭近くの犬が飼い主の都合で「殺された」ということになります。また、この数字からはわかりませんが、所有者不明で「迷子」として収容された犬の中にも飼い主がわからないように捨てられた犬も多くいると思います。

先進国から「一桁間違っているのでは!?」と驚かれたこともある日本国内での犬の殺処分数。日本の犬を取り巻くあまりにもひどい環境を打破するべく、各地の行政やボランティアによって動物愛護の啓蒙や譲渡活動などが行われ、メディアでもさまざまな情報が取り上げられるようになるなど徐々に犬や猫などペット業界の実情に注目が集まるようになってきました。
事実、それらの努力のおかげで年々殺処分数は減少してきています。10年前と比較して引き取り数は1/3以下、殺処分数は1/10以下となっていますが、それでもなお年間に4,500頭以上の犬が飼い主によって捨てられ、10,000頭以上の犬が人間の手で殺処分されています。今、この時間にも不条理な死を待っている犬が何頭もいるのです。


飼い主が犬を捨てる身勝手な理由

飼い主がそれまで一緒に暮らしてきた愛犬を手放す、捨てる原因はさまざまですが、そのどれもが納得できるものではなく人間の勝手な都合に過ぎないと思います。捨てる側の人間にも言い分はあるでしょうし、悩んで迷って手放すこともあると思います。それでも捨てるという最終手段を取る前にできること、事前に対策しておくべきことがあると思います。その努力をせず「仕方ない」と愛犬の命をあきらめるのはあまりにも身勝手ではないでしょうか。

筆者が実際に動物愛護センターに見学に行った際や動物保護のボランティア団体で活動している時に聞いたことのある理由は以下のようなものでした。

・引っ越し先が社宅などペット禁止
・高齢の飼い主が入院、他界してしまった
・言うことを聞かず困っている
・飼い主を噛んでケガをさせる
・犬が思っていたよりも大きくなってしまった
・子供の出産に伴い犬がいると困る
・子供が犬アレルギーになってしまった
・子犬を産ませたが貰い手が足りない
・犬が大きくなって可愛くなくなったから
・病気になってしまい経済的な負担が大きい
・老犬になり介護がつらい

このほかにもブリーダーをしていたが廃業したという場合や個人のボランティアとして保護していたが増えすぎて手に負えなくなってしまった場合などもありました。


犬は昔の飼い主を覚えているのか?

大好きだった飼い主に捨てられてしまった犬は飼い主のことをいつまでも覚えているのでしょうか?犬は“今を生きる動物”と言われ、数十秒前に起きたこともあっさり忘れてしまうこともありますが飼い主や深く関わった人間のことは忘れないと言われています。

少しむずかしい話になりますが、犬は短期記憶が苦手ですが長期記憶は得意だと考えられています。10秒前にトイレを失敗したことなどはすぐに忘れてしまいますが、くり返し教わったことや日々の習慣、においや声で連想できる人間などについては数年〜生涯忘れないそうです。

今を生きる動物である反面、特に人間への愛着が強いため「3日飼えば3年恩を忘れない」などと言われることも。人間のように「あの時は幸せだったなぁ」などと思い出を振り返って感傷に浸ることはないとされていますが、たとえ捨てられても一度一緒に暮らした飼い主のことは決して忘れないのです。


犬を飼ったら一生一緒にいる覚悟が必要

太古の昔から人と犬は一緒に生きてきました。犬は“人に付く”動物とも言われるだけあって、過去に出会った犬よりも人間の方が覚えているとも言われています。飼い主はもちろん、一緒に何かを経験してそこで感情が動いた場合は特に忘れにくいそうです。

そしてまた、犬は傷ついたことも忘れません。怖いこと、嫌なことへの記憶力がすさまじく、それを呼び起こされるようなことがあると極端な反応を見せます。いわゆるトラウマと言うもので、過去に虐待にあった犬や食事を与えられずつらい思いをした犬はそれらの経験をいつまでも忘れられず一生心の傷を引きずってしまうことも少なくありません。そのため、虐待された犬は人間に対して強い恐怖心や警戒心を持つのでなかなか新しい飼い主になつくことができなかったり、譲渡自体が不可能になってしまうこともあります。

犬を飼ったら何があろうと絶対に一緒にいることが鉄則。犬は平均15年前後生きるため、その間に飼い主自身の環境が変わることも大いに想定できます。引っ越しや入院、ライフスタイルの変化などさまざまな事態を想定して、まわりへの協力を依頼するなどいざという時のために事前に対策を考えておくことが必要です。犬を捨てないこと、これは飼い主として最低限であり最高の愛情でもあると思います。どうかこれ以上悲しい思いをする犬たちが増えないことを切に願います。

わんちゃんホンポ 2018年06月17日付記事抜粋




ザギトワ効果で秋田犬人気沸騰 飼育放棄後絶たぬ現実も.jpg
「ふれあい処」に出勤した秋田犬=秋田市の千秋公園


 秋田市の千秋公園に16日、秋田犬と気軽に触れあえる施設がオープンした。「ザギトワ効果」もあって人気が沸騰し、観光関係者の間で引く手あまたの一方、飼い主が飼いきれずに手放し、殺処分されている現実もある。

 秋田市が設けたのは「秋田犬ふれあい処(どころ)in千秋公園」。11月4日までの午前11時〜午後3時、秋田犬保存会秋田中央支部の遠藤莞爾支部長らの秋田犬が、交代で「出勤」する。秋田観光コンベンション協会が運営にあたる。

 16日のオープン式典には、平昌冬季五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に贈られた「マサル」を育てた秋田犬保存会県南支部長の浜田正巳さんと妻恵見子さんも参加。正巳さんは尾の巻き方や毛の色など、秋田犬を見るポイントを解説した。

 県内ではJR大館駅前の「ふれあい処」でも秋田犬に会える。来賓の福原淳嗣・大館市長は「マサルのきょうだい犬『勝大(しょうだい)』を千秋公園に連れて来ます」と式典で話した。

 また、横手市赤坂の「秋田ふるさと村」も7月7日から、毎月第1・第3土曜の午前11時〜正午と午後1〜2時に、秋田犬を写真撮影できるようにする。


■飼育放棄、後絶たず 殺処分ゼロめざし引き取り手募集

 もてはやされる一方で、飼育放棄された秋田犬の殺処分も後を絶たない。

 社団法人「ONE FOR AKITA」(秋田市)は、雄の「疾風(はやて)」の引き取り手を募集している。

 疾風は1歳前後の赤毛(茶色)で、体重約35キロ。前飼い主が飼育放棄し、宮城県内で保護された。その後、専門のドッグトレーナーがトレーニングと健康改善に取り組んできた。警戒心は強いが、慣れれば甘えん坊だという。

 引き取りを希望する人は、メールで同法人に申し込み、面会受諾のお知らせを受ける。応募多数の場合は、面会できないこともある。譲渡時には去勢手術代やワクチン代などの実費(7万円ほど)が必要になる。

 同法人は秋田犬の飼育頭数拡大や殺処分ゼロをめざし、今年3月に設立された。申し込みや詳細はウェブサイト(http://saveakita.or.jp)で。

朝日新聞 6/17(日)付記事抜粋




秋田犬の「疾風(はやて)」飼い主募集中 保護団体、殺処分ゼロへの取り組み.jpg
新しい飼い主を待つ疾風(一般社団法人ワン・フォー・アキタ提供)


 秋田犬の保存、保護に取り組んでいる一般社団法人ワン・フォー・アキタ(秋田市)は、保健所から引き取った秋田犬「疾風(はやて)」(雄、1歳前後)の飼い主募集を始めた。法人が3月に設立されてから、飼い主を募る第1号の秋田犬になる。
 疾風は、飼い主が飼育を放棄したため保健所に収容されていた。秋田犬専門トレーナーによる健康改善やトレーニングを経て、新しい飼い主との出会いを待っている。
 飼い主探しは、国内の秋田犬の犬籍登録数減少や殺処分などの課題解決を目指す法人の活動の一環。法人は4月、秋田犬と会える観光施設「秋田犬ステーション」を秋田市中心部のエリアなかいちに開設した。
 ステーションでの秋田犬関連グッズの売り上げなどで資金的めどがつき、疾風と「杏(あん)」(雌、同)の2匹を保健所から引き取った。今後、杏の飼い主も募集する。
 法人の高橋伸明事務局長は「家族として、命を全うするまで一緒に暮らしてもらえる方の応募をお待ちしている」と呼び掛ける。募集は応募状況をみて締め切る。申し込みは法人のホームページから。

河北新聞 2018年06月05日付記事抜粋




<警察犬>「タック」が挑戦、捨て犬の希望の星に 次こそは.jpg
秋の選考審査会に向けて訓練に励むタック=山口県山陽小野田市で2018年6月5日


 山口県警が昨年11月に開いた嘱託警察犬の選考審査会に雑種の雄「タック」が挑戦した。訓練を重ねた約30頭が居並ぶ中、現場に残るにおいをたどって遺留品を見つけ出す「足跡追及」をノーミスでこなした。しかし、惜しくも不合格。競技中に尾を丸めるなどびくびくした様子がマイナスになったようだ。

 「タックは優しいけれど臆病な性格。次こそは絶対大丈夫と信じている」。飼い主の山本直子さん(50)=山口市=は、死のふちからここまできた愛犬にエールを送る。タックは殺処分直前の捨て犬だった。

 元々は米軍岩国基地(山口県岩国市)の兵士に飼われていた。だが生後約5カ月の2016年9月、「子供をかむ」との理由で捨てられ、保健所に収容された。

 保護犬情報を交換するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でタックを知った山本さん。情報を拡散して里親探しを手伝ったが見つからない。「私が救わなければ死んでしまう」。殺処分前日の同年10月4日、自ら引き取った。

 うなりや威嚇をやめないため、やむを得ず預けたトレーナーから思わぬ知らせが届く。「追跡や捜索の能力が優れ、警察犬の素養がある」

 同県山陽小野田市の警察犬訓練士、末岡賢志さん(41)の下で特訓を始めると「遺留品を発見して合図する」「足跡をたどる」など、通常1年はかかるといわれる基礎技術を約3カ月という異例の早さで身に着けた。

 2歳になったタックは秋の再挑戦に向け、交通量の多い道路を歩くなど、動じないための訓練を重ねている。「似たような境遇にある犬たちの希望の星として頑張ってほしい。殺処分直前の犬でも人の役に立つことを多くの人に伝えたい」。山本さんの願いだ。

毎日新聞 6/18(月)付記事抜粋




奈良のシカ、首に矢?=軽傷、県警が捜査.jpg
首に矢のようなものが刺さった奈良公園のシカ=13日、奈良市(奈良の鹿愛護会提供)


 奈良県などは13日、奈良公園(奈良市)に生息する野生のシカ1頭の首に、矢のようなものが刺さっているのが見つかったと発表した。傷は軽く、状態に変化がなければ14日にも公園に放す予定。奈良のシカは国の天然記念物に指定されており、県警奈良署は文化財保護法違反容疑で捜査を始めた。

 県と保護団体「奈良の鹿愛護会」によると、シカは体重約36キロの雌で推定4歳。首の左側に長さ約15センチの矢のようなものが刺さっていた。巻いた紙の先端から鉛筆の芯のようなものが突き出ており、傷の深さは1〜2センチだった。発見時、近くには子とみられるシカがいた。

JIJI 2018/06/13付記事抜粋




ペットは家族同然にいとおしい存在-。「ペットを飼うことで、生活に癒やし・安らぎがほしかった」「家族や夫婦のコミュニケーション」など飼い始める動機は人それぞれ。しかし、いつか永久(とわ)の別れが訪れる。飼い主は、その時どう送り出すか。“多様化”するペットの葬祭サービスを探った。

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約250体の犬や猫が眠る明るい雰囲気の納骨堂=水戸市谷津町の水戸ペットセレモニー

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ペットの写真と飼い主の感謝の言葉が入った位牌=同所


水戸市郊外にあるペット専用の葬儀場「水戸ペットセレモニー」。昨年、同葬儀場では犬、猫、ハムスター、金魚など約2000件の火葬を執り行った。「泣き崩れながら連れてくる飼い主も多い」と大森太園長は言う。

ペットフード協会(東京都)の2017年度全国犬猫飼育実態調査によると、推計飼育頭数は犬が892万頭、猫が952万6千頭。犬の平均寿命は14・19歳。猫の平均寿命は15・33歳だった。

同葬儀場には、茨城県内をはじめ、都内や埼玉県など県外からもペットとの最期の別れの時を過ごすため訪れる。花できれいに飾った手作りの棺(ひつぎ)に入れてくる飼い主もいる。「火葬することで、亡くなったことを受け入れ、気持ちが切り替えられる。骨つぼは、自宅に持ち帰り供養される方が多い」と大森園長は言う。

日立市の秋本文也さん(55)、尚美さん(54)夫妻は子どもがおらず、さきちゃんとはなちゃんの2匹のコーギーをわが子のようにかわいがっていた。尚美さんが落ち込んでいたり、体調が悪かったりした時、優しく寄り添ってくれ、家族の一員として一緒に暮らしを楽しんでいた。

4年前にさきちゃん、3年前にはなちゃんを亡くし、葬儀を行った。2匹は同葬儀場の納骨堂に眠っている。今、秋本さん夫妻は、コーギーのはるかちゃんと生活を送る。亡くなった2匹は秋本さん夫妻の心の片隅にあり、月一度、同葬儀場に会いに行っている。

一方、自宅近くで最期の別れをしたいと、移動火葬車を選ぶ飼い主もいる。石岡市にある「ペットの旅立ち石岡店」は、昨年4月から移動火葬車でペットの葬儀サービスを始めた。「自宅の側で、最期の別れをしたいという飼い主の気持ちに寄り添いたい」。動物葬祭ディレクター2級の栗田巧さんは言う。

昨年1年間で石岡市、小美玉市、かすみがうら市を中心に約90件執り行った。

「最期もきちんと送り出したかった。24時間体制でネットでの受け付けができたのが便利だった」。石岡市の中島さん一家は、今年4月、柴犬のりき君に別れを告げた。人の葬儀にあるように棺に六文銭と守り刀を入れ火葬した。今、りき君の骨つぼは仏壇の片隅にある。

家族社会学を研究する中央大学の山田昌弘教授によると、「約20年前からペットの家族化が始まった。現代は、家族から大切に思われている、または必要にされている実感が少ない人が多い。そのためペットが家族化している。また、日本では家族間のスキンシップの習慣がないため、ペットに温かいスキンシップを求めている」と話す。

社会学が専門の筑波大学の土井隆義教授は、「現代は、コミュニケーション力の期待値が高いため、人間関係に疲れる。そんな中、ペットは、無条件に承認してくれる存在。ペットが亡くなると、喪失感も大きいので、葬儀も人並みになるのでは」と話す。

茨城新聞クロスアイ 6/11(月)付記事抜粋





ペットの火葬 ウサギ、ハムスター、爬虫類などにも対応可

 この5月に、栃木県のJA足利が“ペット葬”事業を開始した。お別れ式の手配や火葬、寺院へ納骨の仲介も行うという。

 昔はペットが亡くなると、自宅の庭などに埋めるのが一般的だったが、最近はペットも家族同様に火葬して弔いたいという人が増加。それに伴い、前述のように別業種から新規参入する企業や団体が増えたのだ。また、そのまま庭に埋めるのが問題になってきたのも、ペット葬ブームのきっかけになっているという。

「土に埋めれば骨は自然に還ると思っているかたが多いのですが、骨は土に還りにくく、10年以上経ってもそのままのケースが多いのです」

 と、これまで3万件以上のペット火葬・葬儀などを行ってきた「愛ペットグループ」の北治美津子さんは話す(「」内、以下同)。

 また、賃貸物件の庭や公園・公共の場に埋めるのは違法となる。火葬にした方が、後々の問題も回避できるのだ。

◆お骨拾いも行える「立会個別火葬」が人気

 ペットの火葬には“合同火葬”と“個別火葬”がある。

 合同火葬は、他のペットと一緒に行われ、お骨拾いはスタッフが担当。納骨も合同で、返骨はできないが、費用が7000円程度に抑えられる。

 一方個別火葬は、自分のペットだけで火葬を行う。お骨拾い・納骨をスタッフに一任する“一任個別火葬”(1万3000円〜)と、火葬にも立ち会えて飼い主がお骨拾いも行える“立会個別火葬”(1万8000円〜)があり、予算で選べるのが一般的だ。

「火葬の場も、ペット霊園など火葬施設の整っているところや、火葬炉を搭載した専用車などがあります。最近は立会個別火葬を選択されるかたが多いですね」

 ペットなら、犬・猫以外でも、ウサギやハムスター、ハリネズミ、爬虫類、鳥などにも対応できるという。

◆納骨せずに持ち帰る人は約3割。一部残す“分骨”という選択肢も

 火葬後は遺骨をペット霊園や納骨堂に納めるのが理想ではあるが、必ずしも納骨しなければいけないというわけではないと、北治さんは言う。

「気持ちの整理がつかないうちは、無理に納骨する必要はありません。実際、弊社の火葬利用者の約3割は納骨せず持ち帰っています」

 とはいえ、手元に置いた場合、どのタイミングで納骨すればいいのだろうか。

「四十九日を1つの区切りにするのがおすすめです。寂しいなら、全部納骨せず、遺骨の一部を形見として手元に残す“分骨”という選択肢もあります」

 納骨方法も、ペット霊園の納骨堂や、人と同じように墓石を建てての納骨もある。これらも火葬同様、合同か個別かを選べるようになっている。

NEWS ポストセブン 6/6(水)付記事抜粋






「野鳥のヒナは拾わないでください。親鳥と離れてかわいそうと思っても、見守ってください」――この時期になるとネット上などで、こうした呼びかけが増えます。なぜ拾ってはいけないのか、そのワケを聞きました。

スズメのヒナは親鳥と比べると、くちばしが黄色く、尾が短いのが特徴です。鳥の種類によっても異なりますが、ヒナが親鳥から巣立つまでは2〜3週間。この期間に、飛び方や餌の捕り方など、自然界で生きていく全てのことを学ばなくてはいけません。

落ちているヒナの多くは、飛ぶ練習中やえさを探している最中です。1羽だけに見えても、近くに親鳥がいます。この時にヒナを拾ってしまうと、親鳥と引き離すことになり、ヒナは自然界で生きる術を教わることができなくなってしまいます。

拾った野鳥を自然界に返したとしても、生きる術を知らない鳥は長くは生きられないといいます。

一方で、巣立ち前のヒナが巣から落ちていることもあります。巣から落ちてしまうヒナの中には、兄弟鳥から追い出され、何度も落ちてしまうことがあります。

強い鳥が生き残るのは自然界のサイクルです。ヒナがカラスや猫に襲われてしまうこともあります。これも自然界のサイクル。日本鳥類保護連盟・普及啓発室の岡安室長はこう話します。

「他に食べられてしまいますけども、食べられた先のヒナたちが大きくなって、次の世代に命を残せるということですので、自然界に無駄な命は無いということを知っていただければ」

春先から初夏にかけて野鳥の子育てシーズンですが、ポスターなどで20年以上、呼びかけても、いまだに正しい理解は広まっていません。野鳥を飼育することは法律でも禁止されています。ヒナは拾わずに見守ってください。

NNN 6/11(月)付記事抜粋





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