チワワちゃんをずっと抱きしめていました…

 毎晩、毎晩…

 がんばれ、がんばれ…

 そう祈りながら…



 チワワちゃん、元気です。
 最近は寝る前にベットの上を元気に走り回るので手を焼いております。
 遊んで遊んで♪と噛んでくるわ(けっこう痛い)、走りすぎてベットから落ちそうになるわ(けっこうすばしっこい)で大変です。
 でも、こんなに動き回る姿を見せてくれるようになるなんて…。
 本当によかった…(涙)
 数時間毎にごはんとお水をあげ、ずっと抱きしめていました。
 ずっとずっと…。
 抱きしめ、祈りながら昔の自分を思い出しました。
 hundehutteを始めるはるか昔、わたしが、動物にたずさわる仕事を始めた頃の話。
 お店には毎週毎週こいぬがやってきます。それも相当数のこいぬが。
 まず、頭蓋骨をはじめとする骨の形成のチェック、膝関節のチェック(特に小型犬)、股関節のチェック(特に大型犬)、ヘルニアの確認、歯の噛み合わせ、皮膚の状態、おとこのこの場合は睾丸の有無の確認、目が見えるか、耳が聞こえるか、鼻はきくのかといった日常生活に必要な機能の確認等、身体のチェック。
 風邪などにより体調をくずしていないかといった健康状態のチェック、ウィルス感染の諸症状のチェック等をします。
 それから、ごはんとお水をあげるというお世話が始まります。
 みなさんが目にするこいぬは、健康状態、精神状態も安定していて、ごはんもぱくぱく食べる元気な仔ではないかと思うので、ごはんを食べないという意味が理解できない方も多くおられると思います。
 今までどれだけの数のこいぬと出会ってきたかわかりませんが、ごはんをまったく食べないという仔が稀にいます。
 環境の変化、親、兄弟、姉妹との別離、移動によるストレス等による心細さによるものなのかもしれません。
 原因究明も大事ですが、ごはんを食べなければ栄養不足、水を飲まないことには脱水が始まり命を脅かします。
 わたしたちがまずすべきことは、食べさせること、飲ませることなのです。
(余談ですが、昔、こいぬたちの朝ごはんを作りながら、わたしもお腹が減ったのでパンを食べていたら、『犬たちも腹減ってんだろ!! 犬たちが先だ!!』と、怒られたことがあります。今となってはいい思い出です。)
 ぜんぜんごはんを食べない仔には、ごはんを食べるようにささみや牛肉をトッピングしてあげたり(油分は全部取り除く)、それでも食べない場合にはスペシャルフードを作ってあげたり(極秘レシピ)…。
 手であげてみたり(甘えん坊の仔はこれで食べることがある)、ごはん皿の高さをかえてみたり(自分の口の高さに合っていないから食べれないということもある)、ごはんの量を変えてみたり(いっぱい盛りすぎると食べないことがある。小型犬に多い)というふうに、上げ方を工夫してみたり…。
 それでも、ごはんを食べてくれないという仔も中にはいて…。
 ある日、本当にお手上げな仔がいて、先輩にどうすればいいか助けを求めると、先輩は重い腰を上げ、その仔にごはんをあげだしました。
 すると、途端にぱくぱく食べ始めて、わたしにはわけがわからず、
 『なんで食べたんですか?』
 『なにをトッピングしたんですか?』
 『スペシャルフードの別バージョンでもあるんですか?』
 と、質問を矢継ぎ早にすると、先輩は、
 『愛情だよ、愛情』
 と、笑いながら話してくれました。
 言葉だけ聞くとなんともキザな感じですが、この時のやりとりはずっとわたしの脳裏に焼き付いています。
 そしていつも思い出すんですよね。か細い命に臨む時。
 おこがましくも命をあずかる者ならば、技術や経験がなければ何に臨むにしても話にならないけれど、それだけじゃなく、まだ大事なことがあると思うんですよ。何をするにしても。
 『愛情』や『気持ち』といった目には見えない力が。
 チワワちゃんに愛情が、気持ちが伝わって元気になってくれたのなら心からうれしい。
 なにより、元気になってくれて本当によかった…。






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