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ベンチにどっしりと腰掛け、しばらく体勢をキープ


 滋賀県草津市のJR草津駅周辺で、自転車に乗った飼い主の肩につかまり、散歩に繰り出す猫が「かわいい」「ぬいぐるみみたい」と評判を呼んでいる。人なつっこく、ベンチにどっしりと腰を下ろして写真撮影に応じるなどファンサービスはアイドル級。飼い主は「連れて歩くといろんな人と仲良くなれる」と、愛猫がつないでくれる出会いに感謝している。


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カフェでは行儀よく一休みする


気づけば買い物客が「撮影会」

 茶色の毛に、印象的なまん丸の目。栗東市の派遣社員小川由里子さん(38)が飼う7歳のオスの「マロン」は、短い足と穏やかな性格が特徴のマンチカンという品種だ。
 「人を怖がらないように育ってほしい」と、生後7〜8カ月目から外に連れ出すようになった。肩に乗せる「特訓」を自宅で始め、今では自転車をこいでいる間もしっかりとしがみつく。猫用の服とランドセル、リードを身につけ、週2回ほど街に繰り出している。
 駅東口に自転車を止め、西口の商業施設「エイスクエア」へ行くのが日課だ。小川さんがカフェで一休みする時は、マロンも前足をテーブルに行儀よく置く。ベンチが好きで、背もたれに寄りかかるように座ればしばらく体勢を変えず、気づけば買い物客らの「撮影会」に。「家ではやんちゃなのに、外ではなぜかおとなしいんです」と笑う小川さん。モデルとして頑張った日には、ご褒美にかにかま風味のおやつをあげるという。


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小川さんの肩にしがみつく「マロン」(草津市大路2丁目)


「天国からの贈り物」

 小川さんは30歳で結婚し、流産と子宮外妊娠を経験。その前後には両親を亡くした。昨年10月には、激しいめまいに襲われるメニエール病を発症し、入院生活を送った。今も薬の服用を続けている。
 つらい時期に心を癒やしてくれたのが、マロン。「この子は天使のような存在。街中でいろんな人から声をかけてもらえるし、すごいパワーを持っている。天国からの贈り物だと思っています」

京都新聞 2/6(水)付記事抜粋





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