2017年のJKC、国内大型犬登録件数1位・2位の人気犬種、ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバー。名前も見た目もよく似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、見た目・性格・歴史の3点から両者の違いと共通点について解説します。


仝た目の違い

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実は、ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーの標準的な体格はほとんど変わらず、両者ともにやさしい顔立ちをしているため、見た目がよく似ているといわれることが多いようです。そんな両者の外見上の大きな違いといえば、「被毛」でしょう。


ゴールデン・レトリーバー

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ゴールデン・レトリーバーは長毛種で、毛先はストレートもしくはややウェーブがかかっているのが特徴です。ダブルコートで耐水性のある下毛が密生しているため、抜け毛が多く、日々のブラッシングは欠かせません。


ラブラドール・レトリーバー

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一方、ラブラドール・レトリーバーは、ダブルコートの短毛種です。硬くざらついた感触が特徴的で、日ごろのブラッシングは比較的楽な犬種ですが、耐水性のある下毛が密生しているので、換毛期になると抜け毛が増えます。

また、被毛以外に「頭蓋骨の形」にも違いがあります。ゴールデン・レトリーバーは頭蓋骨がとがったような形をしていますが、ラブラドール・レトリーバーにはそのような頭蓋骨はほとんど見られません。

このように被毛や頭蓋骨の形以外、外見がよく似ているため、ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーは、同じ犬種の「長毛タイプ」と「短毛タイプ」と誤解されることも多いようです。


∪格の違い

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それでは、性格にはどのような違いがあるのでしょうか。飼い主さんの体験談もあわせてご紹介します。


ゴールデン・レトリーバーの性格

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ゴールデン・レトリーバーは感受性が豊かで、“飼い主さんの気持ちに共感できるやさしい性格”の持ち主だといわれています。自分よりも幼い犬や、小さな体格の犬と遊ぶときは、相手に合わせて接することができ、人なつっこい一面もあるそうです。

カナダの心理学者スタンレー・コレン氏が1994年に発表した「犬種別知能ランキング」では、ボーダー・コリー、プードル、ジャーマン・シェパード・ドッグに続いて4位にランクインしていて、学習能力の高さも折り紙付き。やや野性的な一面もあり、早めのしつけが功を奏するようです。

【ゴールデン・レトリーバーの飼い主さんのコメント】

「自分よりも小さな犬や小さな子供と遊ぶときは、相手に合わせてやさしく接することができる犬種です。年老いた母が散歩に連れて行くと、母が転ばないようにやさしく歩いてくれるんです。」(神奈川県・Aさん)

「子犬のころはとてもやんちゃなゴールデン。体格も大きいため、散歩では引きずられてしまいがちでした。しつけ教室に通ってしっかりトレーニングを積み、克服。今ではドッグダンスも楽しめます。」(東京都・Hさん)


ラブラドール・レトリーバーの性格

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ラブラドール・レトリーバーは、人にやさしく従順で学習能力が高い犬種といわれています。少し頑固な一面もあるようですが、盲導犬などとして活躍していることからもわかるように、「自分で判断して人のために動く」ということができる賢さを兼ね備えています。

また、陽気な一面もあり人に喜ばれることが大好きで、よく食べる個体が多いとされています。そのため、美味しいごほうびと飼い主さんの笑顔のためならトレーニングを一生懸命頑張る気質がありますが、一方で体が大きくやんちゃな気質もある犬種と言えるでしょう。

【ラブラドール・レトリーバーの飼い主さんのコメント】

「落ち込んでいると寄り添ってくれます。まじめな話を夫としていると、言い争いと勘違いして『まぁまぁふたりとも…』といわんばかりに間に入ってきます(笑)」(神奈川県・Nさん)

「人が大好きでしっぽを振って誰にでも寄っていきます。大きな体で飛びついて相手にケガなどをさせてしまわないように「マッテ」と「オスワリ」のしつけは必須です!」(愛媛県・Oさん)


両者とも毛色による性格の違いが?

詳しいことはわかっていませんが、ラブラドール・レトリーバーは、毛の色によって性格が変わるといわれています。盲導犬として活躍することが多いイエローは落ち着いた性格で、ブラックやチョコレートは活発な性格になることが多いようです。

一方で、ゴールデン・レトリーバーにはイギリス系とアメリカ系の2タイプがいます。毛の色が白っぽいイギリス系の方がおとなしく家庭犬に向いているといわれ、ゴールドなど濃い毛色を持つアメリカ系はイギリス系よりも明るく好奇心旺盛な性格とされています。


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見た目・性格ともに違いや共通点があることがわかった、ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバー。歴史にはどのような違いや共通点があるのでしょうか。


ゴールデン・レトリーバーの歴史

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ゴールデン・レトリーバーの歴史は、原産国がイギリスであること以外、明らかになっていないことがほとんどです。一説によると、スコットランドに住む愛犬家が1865年に購入した「ウェービー・コーテッド・レトリーバー」から生まれた、黄色の子犬「ヌー」が始祖ではないかと考えられています。


ラブラドール・レトリーバーの歴史

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ラブラドール・レトリーバーは、ゴールデン・レトリーバーと同じイギリス原産で、16世紀ごろに北欧やイギリスの漁船に同乗し、北アメリカ大陸沿岸まで漁に出ていた犬が祖先といわれています。諸説ありますが、名前の由来はカナダの「ラブラドル半島」だとされています。


両者の共通点「レトリーバー」の由来は?

両者の名前についている「レトリーバー」は、「獲物を回収する」という意味を持っています。その名の通り、ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーは、ともに泳ぐことが得意で、もともとはハンターが撃ち落とした水鳥などを泳いで回収し、陸地に持ち帰る「水猟犬」として活躍していました。

このようにいくつかの違いはあるものの、原産国や与えられていた役割など歴史にも共通する点が多いようです。


似ているようで違う、ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバー。両者ともやさしくて賢い魅力的な犬種ですが、大型犬ということもあり、しつけの難易度はやや高め。飼育するには、体力やテクニックがある程度必要になります。

いぬのきもち 2018/10/07付記事抜粋





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