茨城県水戸市で動物保護活動をするNPO法人の理事長(55)が、動物を虐待していたというなんとも皮肉な事件が起きた。同県警水戸署は先ごろ、保護する猫を叩いたり、犬の首を絞めたりした動物愛護法違反(虐待)で、理事長を書類送検したという。


◾暇があれば虐待していた

 告発したのは、環境保護団体LIA。ホームページにアップした証拠動画では、理事長が木製の細長い棒で猫を執拗に叩く様子などがわかる。まるで“百叩きの刑”だ。

「前々からいろんな人から情報をいただいて、この理事長を調べていた」(LIA担当者)

 と念入りな裏取りの成果を語る。

「日常的に虐待をしていました。暇があれば虐待するということです。何かに怒ってやっているとかではないです。犬の首を絞めている動画がありますが、別に怒ってないんです。首を絞めた後にニンマリ笑顔になっていますから」(同)

と理事長の裏の顔をあぶりだした。

 表の顔はなんとも評判のいいそれだった。同NPOの事務所近くに住む古参住民は、

「犬の散歩のときに会えば“こんにちは”ってあいさつするし、人当たりのよい人でした。愛嬌もあるし、いつもニコニコしているし。犬猫の里親を探したり、野良猫の去勢手術などの活動をしていました。地域にも貢献していたのでびっくりしています」

 と戸惑うばかりだ。

 同NPOのスタッフは、

「理事長は九州の大学出身で、熊本の震災のときも寄付金を募っていたんです。それで熊本の動物病院へ、自分の車で物資などを運んで行ったと聞いていたので、虐待のニュースにはびっくりしました」

保護猫に“百叩きの刑”・元妻を殴る蹴るは当たり前、動物保護団体理事長の鬼畜な素顔1.jpg
木製の棒でしつこく猫を叩くNPO法人の理事長(LIA提供)


 同NPOは2015年に設立された。行政からの助成金は一切なく、基本的には寄付金などで運営する団体。

「儲けはないんだよ、貯金崩しながらやって赤字なんだよ、って理事長は言ってました」(前出・古参住民)

 NPO法人運営の一方で、ペットホテルやペットセレモニーの運営も手がけていたという。

 ペットの葬儀を営んでいたお寺の住職は、

「ペットの供養をするところを探しているって、飛び込みで来ましてね。3〜4年前かな。当初は、楽しそうにやっていた気がしますけどね……」

 お寺には供養料で1件3000円入るという。供養するだけで、それまでの手続きなどはすべて理事長の管轄だった。事件発覚後、理事長から電話がかかってきた際、

「今は県外にいて……」

 と説明したきり、姿をくらませている。

保護猫に“百叩きの刑”・元妻を殴る蹴るは当たり前、動物保護団体理事長の鬼畜な素顔2.jpg
NPO法人は活動を停止しており事務所はもぬけの殻


◾表と裏は全く違う顔

 ペット産業をあれこれ手がけていた理事長だが、以前、理事長が住んでいた神奈川県鎌倉市の近隣住民は、

「決して動物好きじゃない。犬の扱い方も知りませんでした」

 と、きっぱり。そればかりか仕事上も家庭の中も、問題を抱えていたようなのだ。

「奥さんへのDVがひどかった。結局、離婚したけれど、奥さんはあざだらけ。殴る蹴るは当たり前で、荷物はみんな2階から投げ捨てて、家の中はぐちゃぐちゃでした。

 当時は注文住宅の会社を経営していましたが、業績不振で破産手続きをしています。昨年は、同棲していた女性に対してDVをして、略式起訴になったと聞きました。

 でも、人当たりはすごくいい。表と裏がまったく違う顔です」

 動物を虐待する地金が出たということだったのか。

保護猫に“百叩きの刑”・元妻を殴る蹴るは当たり前、動物保護団体理事長の鬼畜な素顔3.jpg
野良猫の糞尿被害対策のため去勢手術なども行っていて、近所での評判はよかった


週刊女性 2018/9/5付記事抜粋





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