九州・山口でも山間部で土砂崩れなどが相次ぎ、4人が犠牲となった。福岡県久留米市で広範囲が浸水するなど市街地にも被害が及んだ。

 福岡県筑紫野市原田の水路で7日午前11時45分ごろ、女性が心肺停止状態で見つかり死亡が確認された。近くの山中で土石流に巻き込まれ6日から安否不明となっていた同県宇美町、山崎ツギ枝さん(68)と判明した。

 山崎さんはボランティアで老犬の介護をしており、6日午前、犬に餌をやるため山中の保護施設に行っていた。「雨がひどく犬を避難させたい」。正午ごろ、ボランティア仲間の女性が山崎さんから相談の電話を受け、救助を要請。数時間後、消防が駆け付け、避難している途中で土石流に襲われ、山崎さんが安否不明となったという。女性は「毎日犬に愛情を注いでおり、大雨だったが気がかりで仕方なかったのだろう。そこまでできるボランティアはいない」とやり切れない様子だった。

 山口県岩国市周東町上須通では7日未明、民家の男性から「家の中に土砂が入ってきた。2人の安否が分からない」と119番があった。通報した男性は脱出し90代女性が救出されたが70代女性が死亡。近くの同市周東町獺越(おそごえ)を流れる東川では、流木などの間から80代男性が遺体で収容された。家ごと流されたとみられる。同県周南市樋口でも民家が土砂で倒壊するなどし60代女性1人が死亡した。

 鹿児島市の桜島(古里町)では民家2棟が土砂崩れに巻き込まれ、そのうち1棟に住む80代夫婦と連絡が取れなくなっている。

 福岡県久留米市では約1000棟が浸水した。同市北野町地区では陣屋川の氾濫により約500棟が水につかり、消防が7日朝からボートで住民を救助した。救助された男性(18)は「家から出られなかったので助けてもらってありがたい」と話していた。

毎日新聞 7/7(土)付記事抜粋





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