「野鳥のヒナは拾わないでください。親鳥と離れてかわいそうと思っても、見守ってください」――この時期になるとネット上などで、こうした呼びかけが増えます。なぜ拾ってはいけないのか、そのワケを聞きました。

スズメのヒナは親鳥と比べると、くちばしが黄色く、尾が短いのが特徴です。鳥の種類によっても異なりますが、ヒナが親鳥から巣立つまでは2〜3週間。この期間に、飛び方や餌の捕り方など、自然界で生きていく全てのことを学ばなくてはいけません。

落ちているヒナの多くは、飛ぶ練習中やえさを探している最中です。1羽だけに見えても、近くに親鳥がいます。この時にヒナを拾ってしまうと、親鳥と引き離すことになり、ヒナは自然界で生きる術を教わることができなくなってしまいます。

拾った野鳥を自然界に返したとしても、生きる術を知らない鳥は長くは生きられないといいます。

一方で、巣立ち前のヒナが巣から落ちていることもあります。巣から落ちてしまうヒナの中には、兄弟鳥から追い出され、何度も落ちてしまうことがあります。

強い鳥が生き残るのは自然界のサイクルです。ヒナがカラスや猫に襲われてしまうこともあります。これも自然界のサイクル。日本鳥類保護連盟・普及啓発室の岡安室長はこう話します。

「他に食べられてしまいますけども、食べられた先のヒナたちが大きくなって、次の世代に命を残せるということですので、自然界に無駄な命は無いということを知っていただければ」

春先から初夏にかけて野鳥の子育てシーズンですが、ポスターなどで20年以上、呼びかけても、いまだに正しい理解は広まっていません。野鳥を飼育することは法律でも禁止されています。ヒナは拾わずに見守ってください。

NNN 6/11(月)付記事抜粋





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