8000年以上、仲良いワン 最古の「飼い犬」の壁画?発見_1
実際の壁画(下)と見やすく加工したもの(上)。犬がひもでつながれている。サウジアラビアで見つかった=研究チームのMaria Guagnin氏提供

8000年以上、仲良いワン 最古の「飼い犬」の壁画?発見_2
丸い尾やとがった耳など、壁画の犬(下)は現在の飼い犬(上)とそっくりだった=研究チームのMaria Guagnin氏提供、飼い犬の写真はAlexandra Baranova氏提供

8000年以上、仲良いワン 最古の「飼い犬」の壁画?発見_3
首にひもをつけられた犬の壁画(人や犬が目立つよう加工されたもの)=研究チームのMaria Guagnin氏提供


 サウジアラビアの砂漠地帯で、岩肌に刻まれた犬の絵が見つかった。首にひもをつけられ、狩りを手助けする姿が描かれていた。8千〜9千年前に彫られたとみられ、世界最古の飼い犬の壁画の可能性がある。ドイツの研究チームが専門誌に論文を発表した。

 マックス・プランク研究所のチームが、世界遺産に登録されているサウジアラビア北部の壁画「ハーイル地方の岩絵」を調べた。見つかった犬は少なくとも349匹。丸まった尾、とがった耳、短い鼻など現在の犬に似た特徴を持ち、狩人と一緒に描かれていた。

 ガゼルやアイベックスなどの動物を追い立てる犬の群れや、首にひもをつけられ、人に引かれる犬も複数見つかった。人と一緒に大きなライオンに立ち向かう壁画もあった。

 犬は「最古の家畜」といわれ、古代から人と暮らしていたことがわかっている。犬の絵の歴史も古く、論文によれば、約8千年前にイランの陶器に描かれた姿が最も古いとされてきた。研究チームは「この壁画は、人が古くから飼い犬を使ってきたことをはっきり示している」としている。

朝日新聞 2017/11/21付記事抜粋





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