昨今海外セレブがSNSで披露したことなどもあり、「MIX犬」が人気となっている。MIX犬とは、マルチーズ×プードルの“マルプー”やチワワ×ダックスフンドの“チワックス”など、異なる犬種をかけ合わせた犬のことだ。全国でペットショップを展開する「ペットの専門店コジマ」では、約15年前からMIX犬の取り扱いを始めた。

「当初は見たことがない、変わった犬種として驚くかたも多かったのですが、最近はMIX犬を目当てに来店されるかたも増えました」(コジマ営業部・岸本勝行さん)

 日本ではMIX犬をペットショップで購入するケースが一般的。雑種といえど、MIX犬の価格は血統書付きの犬種と変わらないという。

 そんなコジマで、今人気のMIX犬ベスト5を教えてもらった。その結果、1位はマルプー、2位はマルチワ、3位はチワプー、4位はマルポメ、5位はチワックスと、いずれも小型犬同士をかけ合わせたMIX犬があがった。

「小型犬同士のかけ合わせが人気なのは、日本独特の傾向。かわいさもさることながら、日本の狭い住宅事情も関係しています」(犬の幼稚園「わんこラボ」の奥田香代さん)

◆病気にかかりにくいメリットあるが成長過程で何が起こるかわからない

 MIX犬の魅力は見た目のよさだけではない。個体差はあるものの、特定の遺伝性疾患が出づらいことがわかっていると、白金高輪動物病院総院長の佐藤貴紀さんは話す。

「純血種は“好発犬疾患”といい、病気になりやすい部分があります。あくまで可能性の話ですが、MIX犬の場合、その弱い部分が補われ、病気になりにくいといわれています」(佐藤さん)

 しかし逆もいえ、場合によっては両親の弱い部分だけ出てしまうケースもあるという。さらに前出の奥田さんは、サイズや毛の色など、子犬の時点ではどう成長するか読めないのも特徴だと話す。

「例えばマルプーの場合、マルチーズの成犬は2〜3kgですが、プードルは7〜9kgになる子も。小さい子を希望していたのに、大きくなったという話もよく耳にします。子犬の時では、両親どちらの犬種の血が濃く出てくるかわからないので、飼い主はどのように変化するか成長を楽しめるとともに、想定外だったとクレームをつけるケースもあるようです」(奥田さん)

 犬を飼うなら一生責任を持つ。これは、MIX犬に限らず、いえることだ。 日本では小型犬同士のMIX犬が人気だが、世界には他にも多様なMIX犬が存在する。そんななか、問題も出てきているという。

「世界では、体の大きさがかなり違う犬同士をかけ合わせるケースがあります。そういう犬たちがどう成長し、どんな病気を抱えるか、エビデンスがないため、将来が予測不能。珍しい病気にかかる可能性もあります」(佐藤さん)

 現在、MIX犬は犬種として認められていない。しかし今後、さらに普及し、エビデンスがそろったり、審査基準などが整ったら、正式な犬種として認められる可能性はあると、奥田さんは言う。そうなると、マルプーやマルチワという血統書ができるかも?

NEWSポストセブン 2018.05.22付記事抜粋




ペット流通の裏側 劣悪環境の繁殖業者で衰弱死することも.jpg
【福井のパピーミルでは床が不安定なすのこ状のマス内で過密飼育(写真提供/公益社団法人日本動物福祉協会)】


 日本におけるペット流通は、まず繁殖業者(パピーミル)が子犬・子猫を生産し、ペットオークションにかけられ小売業者(ペットショップ)に渡り、そこから一般の飼い主のもとに行くこととなる。

 かつては、この流れの中で売れ残ったペットを自治体が殺処分していたが、平成25年の法改正以降はそれができなくなった。そのため、売れ残った犬猫を有料で引き取る「引き取り屋」と呼ばれる在庫処理業者が暗躍するようになった。この引き取り屋は、買い取った犬猫を販売したり、さらに繁殖させたりするという。そこにかかわるのが、以下の2種類の業者だ。

【繁殖業者(パピーミル)】

 ペット業界の子犬や子猫をどんどん作り出しているのが、英語で“子犬工場”を意味する“パピーミル”と呼ばれる繁殖業者。不特定多数相手のペットショップにオークション経由で流通させる繁殖業者は、出荷途中などで命を落とす数も考慮し、子犬や子猫を大量生産するべく、何度も子を産ませ続ける。なかには2年間で6回も帝王切開で出産をさせられた犬もおり、繁殖できなくなったら、餌もそこそこに劣悪な環境下で衰弱死させられることも少なくない。

 犬猫385頭を過密飼育し、日本動物福祉協会から刑事告発された福井の繁殖業者も、パピーミルにあたる。この福井の事件では3月26日に告発状が受理され、5月18日には動物愛護法違反(虐待)や狂犬病予防法違反容疑で書類送検となったが、業者を指導監督する県側は当初から「明らかな虐待はなかった」と述べていた。

 400匹近い犬猫をわずか2人で飼育していたが、飼育頭数に対する飼育員数などに法令上の数値規制がないため、「虐待の認定は困難」というのだ。一般的な私たちの感覚と、取り締まる側とにズレが生じてしまうのは、動物愛護法に明確な基準がないから。こうした曖昧さをなくすことが、今年の動愛法改正への論点の1つとなっている。

 引き取り屋では、掃除の手間を省くため、ケージの底板を抜いていることが多い。底板を抜かれた金網の不安定な足場は、犬に多大なストレスを与えている。排泄物受けすらないケースも多く、糞尿が下段に降り注ぐため、上段には転売できそうな犬を置き、下段には売れそうにない老犬などが押し込められていることも。

【引き取り屋】

 平成25年の動物愛護法改正で、業者が犬猫を行政(自治体)で処理してもらえなくなったことで表面化した商売。繁殖力が衰えた親犬・親猫を1頭あたり数千〜数万円程度の有償で引き取る“引き取り屋”は、過剰生産と法改正で活性化したともいえる。

 引き取り後、売れる犬猫はさらに転売、親には限界まで子供を産ませ、転売できず繁殖用にも使えない犬猫はケージに入れられたまま、掃除や散歩の世話も病気の治療もされず、飼い殺しにされることが多い。

 引き取り屋ではネグレクト(飼育放棄)など虐待に発展しやすく、事件化している。

NEWSポストセブン 2018.06.15付記事抜粋




繁殖させすぎた犬猫を有料で引き取り虐待する業者が暗躍中.jpg
【栃木・矢板の通称『引き取り場』で。悪徳繁殖場は全国各地に潜んでいる(写真提供/公益社団法人日本動物福祉協会)】


 今年3月、福井で犬猫約400匹を過密飼育した業者が、虐待容疑で刑事告発された事件をご記憶だろうか? こうした飼育方法は、決して一部業者が行っている特殊なケースなどではない。今まさにペットショップの店頭で販売されている犬猫の多くが、まるで“生産工場”のように、軽々しく作り出され、廃棄されているのだ。

 今必要なのは、店頭のガラス窓で愛らしく笑うペットの裏で、あまりに多くの命が犠牲になるというシステムの上に、日本のペット業界が成り立っている現実を知ること。そして、このシステムを根本から改善しようと声を上げることではないだろうか。ペットを取り巻く“現実”と“これから”を、今こそ考えてほしい。

 日本に1万3000軒超あるペットショップの店頭に並ぶ子犬や子猫は、工場のように大量生産する繁殖場(パピーミル)から、ペットオークションという競りを経て供給される。これが大半の飼い主がペットを手にするまでのルートだ。

 しかし、そもそも海外ではペットショップなど店頭での生体販売が一般的ではなく、子犬・子猫が生後56日(8週齢)以前に出荷されることも、欧米ではありえない。本来なら子犬たちに免疫力がつく8週齢まで親元に置くのが理想だ。

「今の日本では幼ければ幼いほど好まれ、高く売れる傾向があり、わずか生後49日で出荷されることがほとんど。免疫力のない子犬たちの多くは、途中で命を落としてしまいます。そのため、より多く繁殖させ、出荷する必要が出てきて、大量生産・大量消費に拍車がかかるのです」(『動物環境・福祉協会Eva』のスタッフ)

 また、免許不要で繁殖業が誰にでも始められてしまうのも、問題点の1つ。

「日本のパピーミルは庭先の小屋や民家で行われることが多く、まったくの素人が開業できてしまうのも特徴です。“必ず儲かるから”と持ちかけられて犬や猫を引き継ぐものの、実際には投資費用に比べて利益は少ないことの方が多い。そのため、負のスパイラルにはまっていく業者も多いのです」(『犬猫みなしご救援隊』のスタッフ)

◆処分したい犬猫を有料で引き取るビジネスが暗躍

 一方、売れ残って不良在庫となった犬はどうなるのか。実は「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)の平成25年(2013年)の改正前まで、業者は売れ残った犬猫を自治体に持ち込み、そのほとんどが殺処分されていた。

 しかし、法改正後は、行政が犬猫の引き取りを拒否できるように。そうして行き場のなくなった、売れ残った犬猫の受け入れ先として存在感を増してきたのが、通称“引き取り屋”と呼ばれる過剰在庫処理業者だ。

「引き取りそれ自体は、違法ではありません。しかし、適切な世話をせずに衰弱させるなど虐待が疑われるケースは非常に多いのが実状です」(『日本動物福祉協会』のスタッフ)

 近年、2014年に発生した鬼怒川河川敷大量遺棄事件(栃木)など、引き取り屋が起こす問題が頻発している。

NEWSポストセブン 2018.06.14付記事抜粋




6月18日午前7時58分ごろ、大阪市で最大震度6弱を観測する地震が発生した。こうした地震の混乱のさなか、飼い主とはぐれたり、パニックになって逃げ出してしまったりするペットは少なくない。

2年前の熊本地震では、約2500頭が「被災ペット」に。飼い主が見つかっていない犬が11頭、いまも県に保護されたままになっているという。

災害後、飼い主にはいったい何ができるのか。

飼い主とはぐれたまま…

環境省が2017年3月にまとめた報告によると、震災後に熊本県と熊本市が保護収容した「被災ペット」の数は、犬1094頭、猫1405頭にのぼる。

このうち、元の飼い主が見つかり返還できた頭数は犬400頭。猫に至ってはたった11頭にすぎなかった。

震災からペットを守るためにできること_1.jpg
熊本市にある竜之介動物病院の掲示板は「被災ペット」のポスターであふれていた


熊本県健康危機管理課によると、被災ペットの定義は震災後から同年10月末までに保護したものだ。

「被災ペット」には地域の限定や通常の収容活動との違いを設けておらず、野犬や野良猫も含まれている可能性もあることには留意が必要だ。

ただ、震災後は保健所への「飼い犬猫がいなくなった、迷い犬猫を保護したという問い合わせ等はかなり多かった」(県動物愛護担当者)という。

混乱のさなかにパニックになって逃げ出してしまったり、飼い主が避難をする際に放してしまったりしたケースが考えられるが、それだけではない。

県の担当者は、長引く避難生活や仮設住宅への入居などを理由に、捨てられてしまったペットも少なくないとみる。

飼い主が見つからなかった「被災ペット」はその後、愛護団体や譲渡会を通じて引き取り手を探してきた。県では犬495頭、猫773頭の譲渡先が見つかった。

それでも、全てではない。県の動物愛護センターには、いまだ「被災犬」11匹が残されたままになっている。多くは大型犬など、譲渡が難しい犬だという。

避難は同行が原則

東日本大震災の被災地でも同様に、飼い主とペットがはぐれてしまったケースが相次いだ。

これを受け、環境省は2013年、震災時にペットともに避難する「同行避難」を推進する「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を策定した。

災害が起きた時、ペットもともに避難先に連れていくことを原則とする呼びかけだ。

熊本地震ではこうした「同行避難」の認知はある程度されていたものの、避難所で飼い主とペットが同じスペースにいられる「同伴避難」ができず、壊れた家に戻らざるを得なかったり、車中泊を選んだりする人が多かった。

さらにこの情報がSNSで拡散し、そもそも「同行避難」すらできないという誤解が広がってしまったという。

震災からペットを守るためにできること_2.jpg
県動物愛護センターにいる被災ペット


飼い主にできること

そもそも、災害時のペットの避難は「自助」が基本だ。飼い主には普段から、イラストに描かれているような災害時の備えが求められる。

震災からペットを守るためにできること_3.jpg
災害時にペットを守るためのものチェックリスト


まず、1週間程度の食糧や水、医療品などの物資を揃えておくこと。また、避難先で落ち着いて行動できるよう、普段から吠えなかったり、ケージにきちんと入ったりさせるよう、しつけることが大切だ。

動物の種類に応じて、飼い主がわかる迷子札や鑑札、マイクロチップなどを普段からつけておくことも重要だ。はぐれてしまっても、再び戻れる確率が高くなる。

また、猫の場合は、災害後に放浪し、一気に繁殖するケースもみられる。「家猫だから」と安心せず、避妊や去勢をしっかりとすることも必要という。

環境省動物愛護管理室の担当者は「災害が起こった際は必ず連れて逃げてください。そのとき、どう避難したらよいのかなど、もしものことを普段から考えておく必要がある」と強調する。

BuzzFeed Japan 6/18(月)付記事抜粋




毎年何千頭もの犬が“大好きな”飼い主に捨てられている

平成28年度に全国の動物愛護センターや保健所で引き取られた犬は41,175頭。そのうち飼い主からの引き取りは4,663頭とされ全体の約11%に相当します。飼い主による持ち込み、つまり飼育放棄が約11%ということと同年度の殺処分数が10,424頭であるということを単純に考えると1,200頭近くの犬が飼い主の都合で「殺された」ということになります。また、この数字からはわかりませんが、所有者不明で「迷子」として収容された犬の中にも飼い主がわからないように捨てられた犬も多くいると思います。

先進国から「一桁間違っているのでは!?」と驚かれたこともある日本国内での犬の殺処分数。日本の犬を取り巻くあまりにもひどい環境を打破するべく、各地の行政やボランティアによって動物愛護の啓蒙や譲渡活動などが行われ、メディアでもさまざまな情報が取り上げられるようになるなど徐々に犬や猫などペット業界の実情に注目が集まるようになってきました。
事実、それらの努力のおかげで年々殺処分数は減少してきています。10年前と比較して引き取り数は1/3以下、殺処分数は1/10以下となっていますが、それでもなお年間に4,500頭以上の犬が飼い主によって捨てられ、10,000頭以上の犬が人間の手で殺処分されています。今、この時間にも不条理な死を待っている犬が何頭もいるのです。


飼い主が犬を捨てる身勝手な理由

飼い主がそれまで一緒に暮らしてきた愛犬を手放す、捨てる原因はさまざまですが、そのどれもが納得できるものではなく人間の勝手な都合に過ぎないと思います。捨てる側の人間にも言い分はあるでしょうし、悩んで迷って手放すこともあると思います。それでも捨てるという最終手段を取る前にできること、事前に対策しておくべきことがあると思います。その努力をせず「仕方ない」と愛犬の命をあきらめるのはあまりにも身勝手ではないでしょうか。

筆者が実際に動物愛護センターに見学に行った際や動物保護のボランティア団体で活動している時に聞いたことのある理由は以下のようなものでした。

・引っ越し先が社宅などペット禁止
・高齢の飼い主が入院、他界してしまった
・言うことを聞かず困っている
・飼い主を噛んでケガをさせる
・犬が思っていたよりも大きくなってしまった
・子供の出産に伴い犬がいると困る
・子供が犬アレルギーになってしまった
・子犬を産ませたが貰い手が足りない
・犬が大きくなって可愛くなくなったから
・病気になってしまい経済的な負担が大きい
・老犬になり介護がつらい

このほかにもブリーダーをしていたが廃業したという場合や個人のボランティアとして保護していたが増えすぎて手に負えなくなってしまった場合などもありました。


犬は昔の飼い主を覚えているのか?

大好きだった飼い主に捨てられてしまった犬は飼い主のことをいつまでも覚えているのでしょうか?犬は“今を生きる動物”と言われ、数十秒前に起きたこともあっさり忘れてしまうこともありますが飼い主や深く関わった人間のことは忘れないと言われています。

少しむずかしい話になりますが、犬は短期記憶が苦手ですが長期記憶は得意だと考えられています。10秒前にトイレを失敗したことなどはすぐに忘れてしまいますが、くり返し教わったことや日々の習慣、においや声で連想できる人間などについては数年〜生涯忘れないそうです。

今を生きる動物である反面、特に人間への愛着が強いため「3日飼えば3年恩を忘れない」などと言われることも。人間のように「あの時は幸せだったなぁ」などと思い出を振り返って感傷に浸ることはないとされていますが、たとえ捨てられても一度一緒に暮らした飼い主のことは決して忘れないのです。


犬を飼ったら一生一緒にいる覚悟が必要

太古の昔から人と犬は一緒に生きてきました。犬は“人に付く”動物とも言われるだけあって、過去に出会った犬よりも人間の方が覚えているとも言われています。飼い主はもちろん、一緒に何かを経験してそこで感情が動いた場合は特に忘れにくいそうです。

そしてまた、犬は傷ついたことも忘れません。怖いこと、嫌なことへの記憶力がすさまじく、それを呼び起こされるようなことがあると極端な反応を見せます。いわゆるトラウマと言うもので、過去に虐待にあった犬や食事を与えられずつらい思いをした犬はそれらの経験をいつまでも忘れられず一生心の傷を引きずってしまうことも少なくありません。そのため、虐待された犬は人間に対して強い恐怖心や警戒心を持つのでなかなか新しい飼い主になつくことができなかったり、譲渡自体が不可能になってしまうこともあります。

犬を飼ったら何があろうと絶対に一緒にいることが鉄則。犬は平均15年前後生きるため、その間に飼い主自身の環境が変わることも大いに想定できます。引っ越しや入院、ライフスタイルの変化などさまざまな事態を想定して、まわりへの協力を依頼するなどいざという時のために事前に対策を考えておくことが必要です。犬を捨てないこと、これは飼い主として最低限であり最高の愛情でもあると思います。どうかこれ以上悲しい思いをする犬たちが増えないことを切に願います。

わんちゃんホンポ 2018年06月17日付記事抜粋




ザギトワ効果で秋田犬人気沸騰 飼育放棄後絶たぬ現実も.jpg
「ふれあい処」に出勤した秋田犬=秋田市の千秋公園


 秋田市の千秋公園に16日、秋田犬と気軽に触れあえる施設がオープンした。「ザギトワ効果」もあって人気が沸騰し、観光関係者の間で引く手あまたの一方、飼い主が飼いきれずに手放し、殺処分されている現実もある。

 秋田市が設けたのは「秋田犬ふれあい処(どころ)in千秋公園」。11月4日までの午前11時〜午後3時、秋田犬保存会秋田中央支部の遠藤莞爾支部長らの秋田犬が、交代で「出勤」する。秋田観光コンベンション協会が運営にあたる。

 16日のオープン式典には、平昌冬季五輪フィギュアスケート女子の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に贈られた「マサル」を育てた秋田犬保存会県南支部長の浜田正巳さんと妻恵見子さんも参加。正巳さんは尾の巻き方や毛の色など、秋田犬を見るポイントを解説した。

 県内ではJR大館駅前の「ふれあい処」でも秋田犬に会える。来賓の福原淳嗣・大館市長は「マサルのきょうだい犬『勝大(しょうだい)』を千秋公園に連れて来ます」と式典で話した。

 また、横手市赤坂の「秋田ふるさと村」も7月7日から、毎月第1・第3土曜の午前11時〜正午と午後1〜2時に、秋田犬を写真撮影できるようにする。


■飼育放棄、後絶たず 殺処分ゼロめざし引き取り手募集

 もてはやされる一方で、飼育放棄された秋田犬の殺処分も後を絶たない。

 社団法人「ONE FOR AKITA」(秋田市)は、雄の「疾風(はやて)」の引き取り手を募集している。

 疾風は1歳前後の赤毛(茶色)で、体重約35キロ。前飼い主が飼育放棄し、宮城県内で保護された。その後、専門のドッグトレーナーがトレーニングと健康改善に取り組んできた。警戒心は強いが、慣れれば甘えん坊だという。

 引き取りを希望する人は、メールで同法人に申し込み、面会受諾のお知らせを受ける。応募多数の場合は、面会できないこともある。譲渡時には去勢手術代やワクチン代などの実費(7万円ほど)が必要になる。

 同法人は秋田犬の飼育頭数拡大や殺処分ゼロをめざし、今年3月に設立された。申し込みや詳細はウェブサイト(http://saveakita.or.jp)で。

朝日新聞 6/17(日)付記事抜粋




秋田犬の「疾風(はやて)」飼い主募集中 保護団体、殺処分ゼロへの取り組み.jpg
新しい飼い主を待つ疾風(一般社団法人ワン・フォー・アキタ提供)


 秋田犬の保存、保護に取り組んでいる一般社団法人ワン・フォー・アキタ(秋田市)は、保健所から引き取った秋田犬「疾風(はやて)」(雄、1歳前後)の飼い主募集を始めた。法人が3月に設立されてから、飼い主を募る第1号の秋田犬になる。
 疾風は、飼い主が飼育を放棄したため保健所に収容されていた。秋田犬専門トレーナーによる健康改善やトレーニングを経て、新しい飼い主との出会いを待っている。
 飼い主探しは、国内の秋田犬の犬籍登録数減少や殺処分などの課題解決を目指す法人の活動の一環。法人は4月、秋田犬と会える観光施設「秋田犬ステーション」を秋田市中心部のエリアなかいちに開設した。
 ステーションでの秋田犬関連グッズの売り上げなどで資金的めどがつき、疾風と「杏(あん)」(雌、同)の2匹を保健所から引き取った。今後、杏の飼い主も募集する。
 法人の高橋伸明事務局長は「家族として、命を全うするまで一緒に暮らしてもらえる方の応募をお待ちしている」と呼び掛ける。募集は応募状況をみて締め切る。申し込みは法人のホームページから。

河北新聞 2018年06月05日付記事抜粋




<警察犬>「タック」が挑戦、捨て犬の希望の星に 次こそは.jpg
秋の選考審査会に向けて訓練に励むタック=山口県山陽小野田市で2018年6月5日


 山口県警が昨年11月に開いた嘱託警察犬の選考審査会に雑種の雄「タック」が挑戦した。訓練を重ねた約30頭が居並ぶ中、現場に残るにおいをたどって遺留品を見つけ出す「足跡追及」をノーミスでこなした。しかし、惜しくも不合格。競技中に尾を丸めるなどびくびくした様子がマイナスになったようだ。

 「タックは優しいけれど臆病な性格。次こそは絶対大丈夫と信じている」。飼い主の山本直子さん(50)=山口市=は、死のふちからここまできた愛犬にエールを送る。タックは殺処分直前の捨て犬だった。

 元々は米軍岩国基地(山口県岩国市)の兵士に飼われていた。だが生後約5カ月の2016年9月、「子供をかむ」との理由で捨てられ、保健所に収容された。

 保護犬情報を交換するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でタックを知った山本さん。情報を拡散して里親探しを手伝ったが見つからない。「私が救わなければ死んでしまう」。殺処分前日の同年10月4日、自ら引き取った。

 うなりや威嚇をやめないため、やむを得ず預けたトレーナーから思わぬ知らせが届く。「追跡や捜索の能力が優れ、警察犬の素養がある」

 同県山陽小野田市の警察犬訓練士、末岡賢志さん(41)の下で特訓を始めると「遺留品を発見して合図する」「足跡をたどる」など、通常1年はかかるといわれる基礎技術を約3カ月という異例の早さで身に着けた。

 2歳になったタックは秋の再挑戦に向け、交通量の多い道路を歩くなど、動じないための訓練を重ねている。「似たような境遇にある犬たちの希望の星として頑張ってほしい。殺処分直前の犬でも人の役に立つことを多くの人に伝えたい」。山本さんの願いだ。

毎日新聞 6/18(月)付記事抜粋




奈良のシカ、首に矢?=軽傷、県警が捜査.jpg
首に矢のようなものが刺さった奈良公園のシカ=13日、奈良市(奈良の鹿愛護会提供)


 奈良県などは13日、奈良公園(奈良市)に生息する野生のシカ1頭の首に、矢のようなものが刺さっているのが見つかったと発表した。傷は軽く、状態に変化がなければ14日にも公園に放す予定。奈良のシカは国の天然記念物に指定されており、県警奈良署は文化財保護法違反容疑で捜査を始めた。

 県と保護団体「奈良の鹿愛護会」によると、シカは体重約36キロの雌で推定4歳。首の左側に長さ約15センチの矢のようなものが刺さっていた。巻いた紙の先端から鉛筆の芯のようなものが突き出ており、傷の深さは1〜2センチだった。発見時、近くには子とみられるシカがいた。

JIJI 2018/06/13付記事抜粋




ペットは家族同然にいとおしい存在-。「ペットを飼うことで、生活に癒やし・安らぎがほしかった」「家族や夫婦のコミュニケーション」など飼い始める動機は人それぞれ。しかし、いつか永久(とわ)の別れが訪れる。飼い主は、その時どう送り出すか。“多様化”するペットの葬祭サービスを探った。

ペットの葬儀 永久の別れ“多様化” 専用納骨堂や移動火葬車_1.jpg
約250体の犬や猫が眠る明るい雰囲気の納骨堂=水戸市谷津町の水戸ペットセレモニー

ペットの葬儀 永久の別れ“多様化” 専用納骨堂や移動火葬車_2.jpg
ペットの写真と飼い主の感謝の言葉が入った位牌=同所


水戸市郊外にあるペット専用の葬儀場「水戸ペットセレモニー」。昨年、同葬儀場では犬、猫、ハムスター、金魚など約2000件の火葬を執り行った。「泣き崩れながら連れてくる飼い主も多い」と大森太園長は言う。

ペットフード協会(東京都)の2017年度全国犬猫飼育実態調査によると、推計飼育頭数は犬が892万頭、猫が952万6千頭。犬の平均寿命は14・19歳。猫の平均寿命は15・33歳だった。

同葬儀場には、茨城県内をはじめ、都内や埼玉県など県外からもペットとの最期の別れの時を過ごすため訪れる。花できれいに飾った手作りの棺(ひつぎ)に入れてくる飼い主もいる。「火葬することで、亡くなったことを受け入れ、気持ちが切り替えられる。骨つぼは、自宅に持ち帰り供養される方が多い」と大森園長は言う。

日立市の秋本文也さん(55)、尚美さん(54)夫妻は子どもがおらず、さきちゃんとはなちゃんの2匹のコーギーをわが子のようにかわいがっていた。尚美さんが落ち込んでいたり、体調が悪かったりした時、優しく寄り添ってくれ、家族の一員として一緒に暮らしを楽しんでいた。

4年前にさきちゃん、3年前にはなちゃんを亡くし、葬儀を行った。2匹は同葬儀場の納骨堂に眠っている。今、秋本さん夫妻は、コーギーのはるかちゃんと生活を送る。亡くなった2匹は秋本さん夫妻の心の片隅にあり、月一度、同葬儀場に会いに行っている。

一方、自宅近くで最期の別れをしたいと、移動火葬車を選ぶ飼い主もいる。石岡市にある「ペットの旅立ち石岡店」は、昨年4月から移動火葬車でペットの葬儀サービスを始めた。「自宅の側で、最期の別れをしたいという飼い主の気持ちに寄り添いたい」。動物葬祭ディレクター2級の栗田巧さんは言う。

昨年1年間で石岡市、小美玉市、かすみがうら市を中心に約90件執り行った。

「最期もきちんと送り出したかった。24時間体制でネットでの受け付けができたのが便利だった」。石岡市の中島さん一家は、今年4月、柴犬のりき君に別れを告げた。人の葬儀にあるように棺に六文銭と守り刀を入れ火葬した。今、りき君の骨つぼは仏壇の片隅にある。

家族社会学を研究する中央大学の山田昌弘教授によると、「約20年前からペットの家族化が始まった。現代は、家族から大切に思われている、または必要にされている実感が少ない人が多い。そのためペットが家族化している。また、日本では家族間のスキンシップの習慣がないため、ペットに温かいスキンシップを求めている」と話す。

社会学が専門の筑波大学の土井隆義教授は、「現代は、コミュニケーション力の期待値が高いため、人間関係に疲れる。そんな中、ペットは、無条件に承認してくれる存在。ペットが亡くなると、喪失感も大きいので、葬儀も人並みになるのでは」と話す。

茨城新聞クロスアイ 6/11(月)付記事抜粋





ペットの火葬 ウサギ、ハムスター、爬虫類などにも対応可

 この5月に、栃木県のJA足利が“ペット葬”事業を開始した。お別れ式の手配や火葬、寺院へ納骨の仲介も行うという。

 昔はペットが亡くなると、自宅の庭などに埋めるのが一般的だったが、最近はペットも家族同様に火葬して弔いたいという人が増加。それに伴い、前述のように別業種から新規参入する企業や団体が増えたのだ。また、そのまま庭に埋めるのが問題になってきたのも、ペット葬ブームのきっかけになっているという。

「土に埋めれば骨は自然に還ると思っているかたが多いのですが、骨は土に還りにくく、10年以上経ってもそのままのケースが多いのです」

 と、これまで3万件以上のペット火葬・葬儀などを行ってきた「愛ペットグループ」の北治美津子さんは話す(「」内、以下同)。

 また、賃貸物件の庭や公園・公共の場に埋めるのは違法となる。火葬にした方が、後々の問題も回避できるのだ。

◆お骨拾いも行える「立会個別火葬」が人気

 ペットの火葬には“合同火葬”と“個別火葬”がある。

 合同火葬は、他のペットと一緒に行われ、お骨拾いはスタッフが担当。納骨も合同で、返骨はできないが、費用が7000円程度に抑えられる。

 一方個別火葬は、自分のペットだけで火葬を行う。お骨拾い・納骨をスタッフに一任する“一任個別火葬”(1万3000円〜)と、火葬にも立ち会えて飼い主がお骨拾いも行える“立会個別火葬”(1万8000円〜)があり、予算で選べるのが一般的だ。

「火葬の場も、ペット霊園など火葬施設の整っているところや、火葬炉を搭載した専用車などがあります。最近は立会個別火葬を選択されるかたが多いですね」

 ペットなら、犬・猫以外でも、ウサギやハムスター、ハリネズミ、爬虫類、鳥などにも対応できるという。

◆納骨せずに持ち帰る人は約3割。一部残す“分骨”という選択肢も

 火葬後は遺骨をペット霊園や納骨堂に納めるのが理想ではあるが、必ずしも納骨しなければいけないというわけではないと、北治さんは言う。

「気持ちの整理がつかないうちは、無理に納骨する必要はありません。実際、弊社の火葬利用者の約3割は納骨せず持ち帰っています」

 とはいえ、手元に置いた場合、どのタイミングで納骨すればいいのだろうか。

「四十九日を1つの区切りにするのがおすすめです。寂しいなら、全部納骨せず、遺骨の一部を形見として手元に残す“分骨”という選択肢もあります」

 納骨方法も、ペット霊園の納骨堂や、人と同じように墓石を建てての納骨もある。これらも火葬同様、合同か個別かを選べるようになっている。

NEWS ポストセブン 6/6(水)付記事抜粋





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