頭に大きな腫瘍ができたダックスフント。命を救ったのは、3Dプリンターだった.jpg
大きな腫瘍が頭部にできたダックスフントのパッチ

カナダのゲルフ大学オンタリオ獣医カレッジ(オンタリオ州)は9月24日、がんのために頭蓋骨の一部を失ったダックスフントに、3Dプリンターで作られた人工の「骨」を移植することに成功した、と発表した。

犬は9歳のメスで、名前はパッチ。FOX6ニュースによると、頭蓋骨の上に大きな腫瘍ができ、脳や眼を圧迫する危険な状態になっていた。

同大のミッシェル・オブラク教授らは腫瘍を頭蓋骨の一部ごと切除。その上で、あらかじめ3Dプリンターで製作したチタン製の人工骨を移植した。

オブラク氏は「犬は手術中の5時間、ぐっすり眠っていた。手術から1時間半後には機敏な動きを見せ、周りをきょろきょろ見ていた。まったく素晴らしい」と述べた。

CNNによると、パッチの飼い主、ダニエル・デュメックさんは「パッチは再び犬として生活できる準備が整った」と喜ぶ。手術からすでに半年がたっているが、パッチの頭の状態は良好だという。


HUFFPOST 2018.9.26付記事抜粋




人類にとって必要不可欠なパートナーであり、多くの家庭で愛する家族として生活している猫たち。猫により人の心は癒やされ、そして猫たちは人の愛情を受けて生きている。そんな猫たちの寿命が、今までの2倍になるとしたら、愛猫家としてこれ以上嬉しいことはないはずだ。

・猫の寿命が飛躍的に「長寿」

東京大学大学院医学系研究科の附属疾患生命工学センターに所属する宮徹教授によると、日本で飼われている約1000万頭の猫の多くが腎臓病により死亡しているという。研究のなかで猫の遺伝子「AIM」が腎臓の衰えを改善することが判明。猫の寿命を飛躍的に「長寿」にする薬の開発が進んでいるという。

・約15歳で腎不全で死亡

AIMは人間や犬など他の生物にも存在するが、猫のAIMは遺伝的に機能しないようになっているとのこと。それにより約5歳で腎臓に問題が発生し、約15歳で腎不全となって死亡する例が多いという。

・猫とその家族にとっての救世主

AIMに関与する特効薬の開発で腎機能を健康に保ち、そのぶん長生きするというわけだ。これにより猫の寿命が約15歳から約30歳までのびる可能性がある。まさに、猫とその家族にとっての救世主となりえる。

・2022年までにオフィシャルな商品化

しかもこの特効薬、いつ完成するかわからない夢物語ではない。すでに宮徹教授は「猫の特効薬」を提供するべく株式会社レミアを起業し、2022年までにオフィシャルな商品化を目指しているという。素晴らしい特効薬の開発を進めている宮徹教授に敬意を表したい。

Buzz Plus News 2018.10.09付記事抜粋




「猫はもっと長生きできる」 死因トップの腎臓病の原因わかる

猫の飼い主にとって最も怖い病気が腎臓病だ。猫はほかの動物に比べ、腎不全で死ぬ割合が突出して高いが、原因は謎だった。

東京大学の宮崎徹教授(疾患生命科学)らの研究チームが、ほかの動物では腎不全を防ぐために働くタンパク質が、猫では働かないことを突きとめ、科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)の2016年10月12日号に発表した。今後、猫の腎臓病の治療薬の開発に役立つ発見だ。


水をあまり飲まない猫は尿が濃く、腎臓に負担

腎臓は、血液中の老廃物をろ過し、尿として排出する役割がある。腎不全とは、この機能が働かなくなり、体中に老廃物がたまり様々な臓器に障害が起こる状態をいう。東京大学が同日付で発表した資料では、猫の腎不全による死亡率はずば抜けて高く、「5〜6歳頃に尿管結石や腎炎などによる急性腎障害にかかった後、腎機能が回復しないまま慢性腎不全、尿毒症となり15歳前後で死ぬケースが多い」と書かれている。

猫が腎臓病になりやすい理由については、たとえば犬猫専門サイト「ペット生活」の「なぜ猫は腎不全になりやすいか?」では次の3つをあげている。

(1)猫の先祖はアフリカのリビア砂漠が原産地。雨が降らない環境を生き抜くため、尿を強力に凝縮し、水が少なくても生きていける体になった。普段、あまり水を飲まず、尿が濃いため腎臓に負担をかけている。

(2)猫は肉食動物なので、ほかの動物より多くのタンパク質をとる。タンパク質は代謝される過程で多くの老廃物を作り出してしまう。

(3)腎臓には「ネフロン」と呼ばれる組織の基本単位があり、血液をろ過して尿を作っている。猫のネフロンの数は約40万個しかない。犬の約80万個、人間の約200万個に比べ、かなり少なく、腎機能が低下しやすい。


腎不全を防ぐタンパク質を活性化させる

しかし、腎不全を発症する具体的なメカニズムはよくわかっていなかった。

研究チームは、人間やマウスでは、血液中にある「AIM」というタンパク質が、急性腎不全で腎機能が低下すると活性化し、腎臓内の尿の通り道にたまった老廃物を掃除する働きをすることに着目した。そこで、猫のAIMの働きを調べるため、急性腎不全を起こさせたマウスに猫型に変えたAIMを注射すると、予想通り、老廃物を除去することができず、大半が死んだ。猫型のAIMではなく、マウス型のAIMを注射すると、8割が生き残った。つまり、猫のAMIは急性腎不全になっても働かないことを突きとめたわけだ。

もともと猫のAMIの量は人間やマウスより多い。このAMIを働くように活性化させれば、腎臓病の予防や治療につながり、猫の寿命をもっと伸ばせることができるという。

J-CAST News 2016/10/13付記事抜粋




いまのフルーツは動物たちに毒、豪動物園が「果物断ち」始める.jpg
サルは甘いバナナが大好きだが、それは昔のバナナとは違う


オーストラリアのメルボルン動物園は、動物たちに「果物断ち」をさせている。最近の果物には糖分が多過ぎて、動物たちを太らせ、歯を腐らせるからだ。

餌に入れる果物を徐々に減らし、緑の野菜に置き換えている。とくに笹と果物ばかりに食べ物が偏りやすいレッサーパンダには、ビタミンとミネラルを詰めた特製の「パンダボール」も与えているという。

今の果物は自然のままの昔の果物とちがい、品種改良や遺伝子組み換えで動物には不健康なまでに甘くなっていると、メルボルン動物園の獣医、マイケル・リンチは言う。サルたちにも、大好物のバナナを一切与えていないと、リンチはメルボルン・エイジ誌に語った。

「動物は果物の糖分が大好きだ。とくにサルとレッサーパンダは果物ばかり食べてしまう」
と、リンチは言う。「だが栽培野菜は、遺伝子操作で自然の野菜よりも糖分がはるかに多くなっている」

メルボルン大学の食物科学者、セネカ・ラナディーラ博士も、プラムなど一部の果物の糖分は過去20年間で倍になっているという。「りんごだって、昔はもっと小さくて苦かった」

ただし、昔より甘く作られた今の果物でも、人間にとっては心臓病や癌、心筋梗塞のリスクを減らすなどメリットのほうが大きい。ソフトドリンクのほうがずっと有害だという。

Newsweek 2018年10月1日(月)付記事抜粋




 そのゴールデンレトリーバーは、公園に1匹でいたところを保護された。元飼い主が所有権を放棄し、たどりついたのが今の家だ。愛情を注がれ、ようやく幸せを手に入れた。

 そのゴールデンレトリーバーが発見されたのは、奈良県内のある公園。そこから動こうとしなかったため、近所に住んでいたトリマーさんが保護した。まだ幼く、肋骨が見えるくらいに痩せこけていたという。

 プロがトリミングしたような毛並みで、迷子の可能性もあったため、トリマーさんはひとまず保健所や警察に届け出た。一方で、里親募集サイトにも掲載し、それを見て希望してきた人に譲渡することを決めたという。

 それから2週間が過ぎた頃、トリマーさんのもとに、飼い主だという男性から電話があった。「警察で聞いたのだが、その犬はうちの犬だから、返してほしい」と言う。さらに、その日の夕方になって、再び男性から連絡があり、「やはり、妻がいらないと言うので、私もいらない」と言ったのだった。

 この男性が犬を捨てたのか、犬が自分で脱走したのかは定かではない。ただ、男性宅から犬がいなくなったのは数カ月前のことだという。男性にトリミングに出したことがあるかと尋ねると「ない」という。しかし、トリミングされた形跡があったため、トリマーさんに保護される前に、この男性以外の誰かが飼っていたことになる。そして、手に負えなくなって持て余したのか、公園に捨てたのだと考えられている。


3匹目のゴールデンレトリーバー

 その保護された犬を引き取ることになった倉光さんは大の動物好き。なかでもゴールデンレトリーバーが大好きだ。

 1代目の犬を8歳で、2代目の犬を4歳で失い、その3ヶ月後、パソコンで譲渡先を募集している犬を探していた。その時目にとまったのが、そのゴールデンレトリーバーだった。

 倉光さんは譲渡を希望したものの、不安もあったという。

「病気を持っていたらどうしようと思いましたが、幸いトリマーさんが、動物病院で検査を受けさせてくれていました。また、すでにトイプードルとチワワのミックス犬『ログ』を飼っていたので、相性も心配でした」

 夫に「気になるなら、ログを連れて見に行ったら」と背中を押され、先住犬のログと一緒に面会。相性を確認して譲渡が決まった。


不老長寿の願いを込めて

 倉光さんは、3代目のゴールデンに「不老長寿」という意味を込めて「もも」と名付けた。

 当時はまだ1歳にもなっていないようで、体重は12キロだった。今では、倍の24キロになり、元気いっぱいのお転婆さんに成長した。

 飼い慣れた犬種ではあったが、一から自分の手で育てた犬に比べて、しつけには根気がいったという。「最初は散歩もできない子だったので、おもちゃで気を引いて歩かせました。しつけも何もされたことがないようだったので、愛情をたっぷりかけて、徐々に慣らしていきました」

 今まで受けたことがないような愛情を注がれ、「もも」は過去のつらい経験がなかったかのように、幸せに満ちた表情をしている。

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ゴールデンレトリーバーの「もも」

公園に放置されていたゴールデン やっとたどりついた幸せな家 _ 2.jpg
お座り

公園に放置されていたゴールデン やっとたどりついた幸せな家 _ 3.jpg
表情豊か

Sippo 2018/10/1付記事抜粋




 突然、父親の実家で飼っていた犬が訪ねてきた経験を描いた漫画「名犬ジャック」が、SNS上で話題となっています。早朝にドアをたたく音が聞こえたため、一家が確認すると老犬の姿が。この犬は父親がジャックと名付け、実家で飼っていましたが…という内容で「父親に対するジャックの愛情が素敵」「飼っていた動物にも同じことがあった」「泣いてしまった」「ジャックは幸せだったと思う」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

見知らぬ土地を訪ねてきた犬の力

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

泉さん「普段、猫を題材にした漫画をよく描きますが、たまには犬のことを描こうと考えたのがきっかけです。父が飼っていたジャックのことを思い出して描きました」

Q.ジャックはどんな犬だったのですか。

泉さん「雑種です。子どもが好きでおっとりした犬だったと思います。父の実家では代々、犬を飼う際に必ず『ジャック』と名付けていました。今回の漫画で描いたのは、3代目ジャックです。歴代ジャックの中で最も長生きでした。

父はジャックを拾った張本人でもあるので、散歩も餌やりも全部担当していたそうです。犬小屋で一緒に寝たこともあると言っていました。歴代のジャックの中では、最も賢く、とにかく人間が好きで町中の人から愛されていました。ジャックと一緒に遊ぼうと訪ねてくる子どももいたそうです。

『父の犬』ではなく、『父の実家の家族』として大事にされていたため、父が結婚して、家を出ていく時に一緒に連れていけませんでした。しかし、父の職場は実家の近くだったため、しばしば、ジャックに会っていたそうです」

Q.当時、幼稚園児とのことでしたが、ジャックとの思い出は。

泉さん「私たちの家に滞在中は、ちょうど夏休みでした。ジャックと遊ぶというよりも、むしろジャックに遊んでもらいました(笑)

ジャックは当時、16〜17歳くらいでした。当時の犬としては、人間に例えると長生きしたおじいちゃんだったので、孫でも相手にしているような気分だったのでは(笑)」

Q.読者からどのような意見が寄せられていますか。

泉さん「『泣けた』という感想が最も多かったことに驚きました。自分にとっては泣けるというよりも、見知らぬ土地にいるにもかかわらず、父の所在地を割り出して遊びにきてくれた犬の力に驚きましたし、心温まる思い出でした。

犬は古くから人間と付き合いがあり、人間と同じ感情を持っていると思います。情の深さは人間よりも高尚かもしれません。犬は人間の友達だと感じています」



私がまだ幼稚園児だった頃の話です。
お日様が上ったばかりの早朝、
突然のお客様がありまして・・・

父の実家の“老犬”が20キロ離れた家に来た漫画 その数週間後…「泣いてしまった」と感動の嵐_1.jpg

父の実家の“老犬”が20キロ離れた家に来た漫画 その数週間後…「泣いてしまった」と感動の嵐_2.jpg

漫画「名犬ジャック」=泉福朗(@okaeri_eripiyo)さん提供 otona×answer 2018.10.03付記事抜粋




ペット市場 第2の子供市場 進化するペット健康ビジネス 平均寿命伸びて活況 酸素カプセル 犬のお灸 温灸 犬専用バランスボール 画像 犬向けのバイタル計測サービス シャープ ストレス.jpg
広がり続けるペットの健康ビジネス、今後どんなサービスが?


ゴキゲンなワンちゃんに、愛くるしいネコちゃん!さらにフェレットちゃんや、なんとブタさんまで!

9月、大阪で行われた日本最大規模のペットのイベント「Pet博2018大阪」。

最新のペット用品やペットフードの販売、さらに衣装を着せての写真撮影などが行われ、3日間でおよそ4万5000人が集まりました。

実は、日本のペット関連市場は毎年100億円以上のペースで拡大していて(矢野経済研究所調べ)、いまや1兆5000億円にも膨れ上がっているんです!

そんな中、飼い主たちが特にお金をかけているのが…。

飼い主:
「毎日飲ませてるお薬が2か月分で1万5000円ぐらいかかってる」

別の飼い主:
「ダイエットフード買うと高いです」

さらに別の飼い主:
「医療費は結構高いので…」

そう、ペットの健康に関するお金なのです。

そこに目を付けた企業が続々と新たなサービスを開始。進化し続ける“ペットの健康ビジネス”に迫りました!

■犬用の『酸素カプセル』も…

背中に器具を当てられて気持ち良さそうにしているワンちゃん。実は、“犬のお灸”(温灸)の真っ最中。人間のお灸と同じような効果があるそうなんです。

兵庫県西宮市のペットショップ・阪急ハロードッグ。

ペット用品やフードの販売のほか、ペットの美容院やホテルまであり、創業から10年間売り上げは伸び続け、なんと4倍以上に。

さらに、ペットの健康市場の盛り上がりに目をつけ、去年から犬向けのヘルスケア事業も始めました。

店長:
「動物病院というのは、病気じゃないとなかなか行けないところですけど、ハロードッグはお店ですので、気軽にご相談して頂けます。多いお客さんだと毎日お越しいただいて何らかの健康ケアをさせて頂いています」

7歳を迎えた飼い犬のチワワ・くるみちゃんを連れて店を訪れたのは、廣田恵美子さん。

くるみちゃんは人間で例えると40代ということで、健康が気になり、ヘルスケアサービスを初めて利用しました。

まずは無料のカウンセリングです。

店員:「性格はどんな感じですか?」
廣田さん:「怖がりです」

担当するスタッフは全員、動物看護士や動物介護士の資格を持ったスペシャリスト。ワンちゃんに触るなどして健康状態を確かめた後は、歩き方までチェックします。

店員:
「筋肉の量ですが、左が少し少なかったので、そっちの筋肉を増やすような動きを入れていくのもいいかと思います」

…と、スタッフが用意したのは犬専用のバランスボール。ワンちゃんそれぞれの状態に合わせたメニューでレッツエクササイズです!

たっぷり運動した後はエイジングケアマッサージを受けて、夢見心地。さらに…。

店員:
「じゃあ、くるみちゃんを『酸素カプセル』にご案内させていただきます」

ペットの健康のためなら、とことんやる!この日くるみちゃんが受けたサービスは、合計6000円。ここまで様々なサービスが1つの場所で受けられる施設は国内にはほとんどなく、利用者は毎月増え続けているといいます。

飼い主の廣田さん:
「ワンちゃんだけど、ついつい『ウチの子』って言って人間化してしまっていることがあるので、そうするとよりいいものを与えてやりたいなと思います」

■犬の心の動きを「数値化」

なぜ、こんなにペットにお金をかけるようになったのか。20年間、動物病院を営む、中家道明獣医師に話を聞くと…。

中家獣医師:
「20年くらい前だと、近所の庭につながれてた犬がいっぱいいました。でも今は見ないですね。ほぼ家飼いが多い。家の中に入れることによって、より情が沸くというか、健康の変化に敏感になりやすいので、『あ!調子がおかしい。病院にいこう』と、病院に行ってお薬をもらうということになります。月に2〜3回は来られるという人が普通になってきていると思います」

飼い主の健康に対する意識の高まりや医療の発達により、犬の平均寿命は1985年に7.6歳だったのが、2016年には2倍近くの14.36歳に(一般社団法人ペットフード協会調べ)。その生涯にかかる金額も増え続けているのです。

そのビッグマネーは異業種からも注目を集めています。

大手電機メーカーのシャープは今年7月に大阪府立大学と共同で“犬向けのバイタル計測サービス”を開始しました。

開発した商品は電機メーカーならでは。センサーの付いた器具を装着すると、心拍数や呼吸数などのデータがコンピューターに表示され、なんと犬の感情の動きが分かるそうです。

大阪府立大学・島村俊介准教授:
「心の動きを数値として出すことができますので、体のどこかに不調があるとか、どこかに異常を抱えていて痛みに耐えているとか、そういう時にも同じような変化が出てくると思っています」

中でも注目は自立神経のバランス。リラックスしていると数値が上がり、興奮したりストレスを受けたりしている時には下がります。

実際にどんな時に数値が変化するのか、取材班が計測器具を身につけたワンちゃんを撫でてみると…、最初120だった数値は74に下がりました!

一見、リラックスしているようにも見えますが、知らない人と接するのは、ストレスがかかるのでしょうか…。

この器具は、動物病院など主に医療施設向けに提供されていますが、今後は家庭でも使えるように開発が進められるということです。

島村准教授:
「病気の発見を早めることや、病気を悪化させる前に治療に入ること、そういう形で医療費を軽減していけるのではないかと思います」

進化し、広がり続けるペットの健康ビジネス。今後、どんなサービスが登場するのでしょうか…。

(関西テレビ10月2日放送『報道ランナー』内「なるほど!ちまたのケーザイ学」より)

関西テレビ 10/7(日)付記事抜粋




遺伝的にオオカミに近い!?歴史の古い犬種たち

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これからご紹介するのは、DNA分析によって、「遺伝的にオオカミに近く、古い歴史を持つ」とされている犬種です。

「この犬がオオカミに近いとされているの!?」と思わず驚くような、オオカミとは遠く感じてしまうような犬種があるかもしれません。


1.歴史の古い犬種「柴犬」

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日本を代表する犬「柴犬」も、古い歴史を持つ犬種の1つです。

見ため的にも、いきなりオオカミに近いことを疑ってしまいそうな犬種ですよね。

柴犬は日本の天然記念物に指定されている犬種のひとつであり、指定されたのは1936年です。

遺伝的に考えると、古くから血を受け継いでいる現存古代犬種であるとされています。

また、DNA分析によると、ハイイロオオカミから分岐した系統であるようです。

温暖湿潤気候に強い犬種であるため、やはり柴犬は日本犬として適している、日本で暮らしやすい犬種なのではないでしょうか。

柴犬と接していてオオカミに近い犬だなと私は感じたことがないのですが、みなさんはいかがですか?柴犬のこんなところがオオカミっぽい!と感じるところはあるでしょうか。


2.歴史の古い犬種「チャウ チャウ」

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チャウチャウは中国華北原産の犬種であり、紀元前1000年以前から中国で暮らしていたとされています。

古い歴史を持つ犬種ですが、チャウチャウの最大の特徴である舌が青いということのルーツについては、未だに明確にされていません。

生真面目で、あまり遊ぶことをしないという性格の面では、古代的な要素が残されているとされ、オオカミのような性質の犬種だとされています。


3.歴史の古い犬種「秋田犬」

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秋田犬の先祖である犬は、猟師の犬であるマタギ犬と呼ばれていた犬だったのではないかと考えられています。

江戸時代には闘犬にマタギ犬を交配しており、明治時代には強さと大きさを増すために土佐犬やシェパードやグレートデンとも交配していたようです。

しかし、1916年に日本では闘犬が禁止されることとなりました。そして、秋田犬の存続のために改良されていきました。愛好家や研究者たちの努力によって、秋田犬が国の天然記念物となったのは1931年のことでした。


4.歴史の古い犬種「アラスカン マラミュート」

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起源は定かにされていませんが、狩猟や漁業をする人々によって飼育されていた犬種なのではないかとされています。

愛好家によって繁殖されるようになったのは1920年頃であったようです。

見た目はオオカミに近い姿をしていますが、日本ではなかなか見かけることのない犬種ですよね。

極寒の地で暮らすことに適している犬種なので、アラスカンマラミュートが日本で快適に暮らすことができるのは、北海道くらいなのではないでしょうか。


5.歴史の古い犬種「バセンジー」

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あまり聞き慣れない犬種なのではないでしょうか。

バセンジーは中央アフリカのコンゴという場所で暮らしていた、ピグミー族が狩猟のために用いてきた犬種なのではないかとされています。

バセンジーは古代エジプトの遺跡から発掘された壁画や美術品に描かれているようで、それよりも古い歴史を持つ犬種なのではないかと考えられています。

1800年代の後半頃にアフリカからイギリスに持ち込もうとしたようですが、ジステンパーによって実現されませんでした。

しかし、1930年代にようやく持ち込まれ、1956年に公開された映画がきっかけとなり人気の犬種となりました。

わんちゃんホンポ 2018/10/1付記事抜粋




「里親詐欺」とは?

犬や猫を保護して里親さんを探す活動をしている団体以外にも個人で犬や猫を保護し、里親さんを探している人たちがいます。また、「ペットのおうち」「ジモティー」「いつでも里親募集中」などネットで保護した人、犬や猫を飼いたい人を繋げるサイトやコンテンツもたくさんあります。
「里親詐欺」とは、そういった環境を悪用して、犬や猫を入手し、一切世話をせず、虐待、転売、繁殖などを行ったり、逆に里親になろうとしている人から金銭をだまし取ったりする詐欺のことを言います。


「譲渡する側」からの里親詐欺の例

多額の交通費を要求される

「里親」になるために事前に連絡しあい、「この子が暮らすお家を見たいので、連れて行きます。交通費をご負担願えますか?」と言った取り決めをしている場合に、現実にはあり得ないほどの高額の交通費を請求される。

譲渡前の治療代を請求される

譲渡する契約について交渉している時は、「ずっと健康で病気をしたことがない」などと言っておきながら、譲渡の契約後、「実は今は完治して健康だけれども、保護している間、いろいろと治療代がかかっているため、それを負担して欲しい」と金銭を要求される。

寄付金を請求されたので、支払ったのに動物を渡さない

「今までかかった医療費、そちらまでの交通費、保護活動をするための寄付金を合わせて先に振り込んでください」と言われ、振り込んだ。
その後、「該当の動物が逃げた」「突然、死んだ」などの理由で譲渡せず、「寄付金は返金出来ない」と振り込んだ金銭も返還されない。

いずれにしても、領収書や明細などはなく、説明も不十分であやふやな場合は、「里親詐欺」の疑いがあります。


「譲渡される側」からの里親詐欺の例

トライアル中の犬が子供を噛んだと金銭を要求

里親になる前の「トライアル期間(おためし期間)」に犬に子供が噛まれて怪我をした、その治療代を要求してくるケース。

「一生可愛がる」と言っていたのに転売していた

雑種ではなく、純血種の犬を譲渡したら、すぐに転売していたケース。

譲渡した情報が全て嘘で、犬も飼い主も行方不明に

メールなどのやりとりの後、犬を取りに来て、その後に住所や氏名など全て嘘だったと判明。犬の安否も不明、というケース。


「里親詐欺」をする目的

転売

純血種の犬や、流行の犬種の場合、そのまま安価で転売する、というケース。
血統書がついていなければ、それすら偽造して犬に値段をつけ、転売していたケースもあります。

虐待

信じられないことに、動物を虐待すること、その様子を喜んで見ることを好む、恐ろしく、おぞましい嗜好を持つ人達(人、と言う表面の仕方すらおかしいと思いますが)が存在します。
最近では、自分が犬や猫などを虐待し、死んでいく様を撮影してネットで公開するというケースもあります。
また、人間社会では弱者である自分よりも、力の弱い存在である犬や猫を虐待して、鬱憤を晴らそうとする人間もいます。

繁殖させて子犬を売る

きちんとした保護団体なら、譲渡前に去勢、避妊を行っている場合が殆どです。
なぜなら、譲渡した先で犬や猫が繁殖して、飼育崩壊するほど増えたり、営利目的で繁殖させるのを防ぐためです。
営利目的で子犬を産ませるような人にとって、犬はただの「道具」に過ぎません。
体がボロボロになるまで産ませ続け、病気になったら治療もせず、餌も与えずに死なせるか、亡骸の処分に困るので、山の中に遺棄するかのどちらかです。

その他

犬を譲渡してもらったが、飽きたので、別の犬が欲しくなったから棄てた。
あるいは、想像していたよりも手間がかかり、懐かないから閉じ込めて、餌も与えなかった、というケースです。
金銭がだまし取られるワケではありませんが、「幸せになってほしい」と願い、譲渡した人たちの心を踏みにじる言語道断の酷い行為です。


犬の里親詐欺の特徴5つ

・住所を教えるのを拒む。あるいは、自分の部屋に入らせないようにする
・複数引き取りたがる
・身分証明などをネットだけで済まそうとし、直接会いたがらない
・マッチングサイトに偽名で何度もアクセスしている
・マンション、アパートに住んでいる


里親詐欺に合わないための防御策3つ

直接会う

たくさんメールで言葉を交わして、信頼出来ると感じても、直接会って話すと、なんとなく挙動や言動に違和感や訝しさを感じるかも知れません。

住んでる場所を確認し、家の中も確認する

人を騙そうとして、いろいろと事実無根の事柄を並べ立てている相手ですから、言葉だけでは白黒の判断を付けるのは難しいと思います。
けれども、実際に譲渡する動物が暮らす環境をしっかりと確認する、という意味でも、相手の言葉が真実かどうかを見極めるためにも、譲渡する相手の住んでいる場所は絶対に確認するべきです。
いろいろな理由を述べ立てて、自分の家を見せようとしない人など、一切信用できません。
それが出来ないのであれば、保護した犬を譲渡するのは止めておきましょう。

トライアル期間を設ける

本当に譲渡する犬を生涯、愛してくれるかどうかを見極めるのは、一度や二度、顔を合わせただけでは信頼出来なくて当然です。
しっかりと定期的に連絡を取り合い、譲渡した犬の安否を直接確かめます。
本当に譲渡する犬の「里親」になってくれる人かどうかを確かめる期間を設け、納得するまで様子を見るのも、「里親詐欺」を防ぐ有効な方法です。

わんちゃんホンポ 2018年09月25日付記事抜粋




動物愛護団体に引き渡した猫の行方がわからなくなったとして、飼い主の女性らが猫の返還を求めた裁判が25日から始まりました。

訴状などによりますと、飼い主の60代女性は、去年7月、自宅で飼えなくなった猫7匹を、里親探しのため大阪府吹田市の動物愛護団体に引き渡しました。その直後、動物保護の活動をしている別の女性(60)と知り合ったため、団体に対して女性(60)に猫7匹を譲渡するよう依頼。譲渡を約束する契約を交わしましたが、猫の行方がわからないまま、去年秋ごろから団体と連絡がとれなくなってしまったということです。飼い主らは、猫の返還や慰謝料を求めて大阪地裁に提訴。しかし、25日の初弁論に団体側は姿を現しませんでした。次の裁判は11月13日の予定で、飼い主らは団体に対し、猫を譲渡していない経緯を説明するよう求めています。

ABC NEWS 9/26(水)付記事抜粋




 名古屋市北区の市営住宅の室内で約40匹の猫を飼っていたとして、住人の女性が強制退去処分を受けた問題で、愛知県警は近く、この女性と、同居していた妹の2人を動物愛護法違反(虐待)の疑いで書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 姉妹はともに40代。捜査関係者によると、2人は今年4〜6月ごろ、当時住んでいた市営住宅の室内で、猫の排泄(はいせつ)物が放置されたままの状態で、猫を約40匹飼育し、虐待した疑いがある。市内の動物愛護団体から告発を受けて、県警が捜査していた。

 姉妹が部屋の異臭などで近隣住民に迷惑をかけているとして、市は姉を相手どり、部屋の明け渡しなどを求める訴訟を名古屋地裁に起こした。3月に姉に退去を命じる判決が言い渡され、6月に強制退去処分となった。

朝日新聞 2018年9月22日付記事抜粋




藤崎八旛宮の例大祭で馬虐待か。ムチ打ちして“後ろ蹴り”させる動画が拡散.jpg

熊本市の祭りを撮影した動画に「馬が虐待されているシーンが映っている」として、ネット上で物議を醸している。秋の風物詩として親しまれてきた、藤崎八旛宮の例大祭での出来事。撮影されたのは9月16日の日中とみられる。

動画には、はっぴを着た人が大声を上げながら、馬にムチを振るう姿が収められている。縄で繋がれ、人間たちに取り囲まれている馬。嫌がるようなそぶりを見せたあと、後ろ足を蹴り上げると、「ヒョー」「カッコ良かった」など周囲の人たちから大きな歓声があがった。


呼び物の「飾り馬」

この例大祭は、熊本市内では最大級の神事。例年、武者行列と獅子舞、そして呼び物の「飾り馬」が披露される。鞍の大飾りは江戸時代に始まり、次第に大型化してきた風習。今年は過去最大の70団体15000人が参加した。

公式サイトには、次のような説明がある。

「おびただしい数の馬と勢子せこ(馬を追う人)との集団が、肥後っ子の心意気を遺憾なく発揮して、次から次に威勢よく駆け抜けていく」

特に馬が「後ろ蹴り」をするパフォーマンスが、一部で人気を得ているようだ。


藤崎八旛宮は「動画は把握している」

藤崎八旛宮の広報担当者はハフポストの取材に対し、「動画の存在は把握しており、詳細を調査中です」と答えた。

動物虐待があるのではないか、という指摘は数年前から寄せられている。そのため、飾り馬を奉納する人たちでつくる団体「飾馬奉納奉賛会」で馬の扱い方の研修をしたり、注意を呼びかけるなどしているという。

広報担当者は、藩政時代には家老たちが大事な駿馬を連れて練り歩いていたという歴史もあり、祭のかけ声「ドーカイ、ドーカイ(うちの馬はどうですか?)」には馬を大切にする気持ちが込められているはずだと話す。

「馬の扱い方は、以前と比べれば良くなってきているという声も寄せられていたので、このようなことになって残念です」と語った。

なお、めざましテレビによると「奉納会」の会長が、虐待を指摘された団体は事実関係を認めていると明かしている。この団体は「皆さんに迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪し、来年の出場を辞退する方針を示しているという。


「虐待にあたる」と指摘

動物保護NPOの「アニマルライツセンター」は、2015年から藤崎八旛宮に対し、馬への虐待防止を呼びかけてきた。祭りを盛り上げるために、馬に「後ろ蹴り」をさせようとしていることが、ムチを使った虐待の原因だと岡田千尋代表は話す。

センターが公式サイトに掲げている抗議文には、次のような記述がある。

「被食種である馬は、臆病で敏感です。後ろ蹴りは攻撃ではなく馬にとっては防御。不安や危険から遠ざかろうとする行動です。その臆病な性質を利用し、心理的抑圧、恐怖を与えて後ろ蹴りさせるという行為は、『危険行為』であるだけではなく、環境省の示す『積極的な虐待』にあたる行為でもあります」

競馬などでもムチを使うことはあるが、使いすぎや過度に強く叩く行為などには、ペナルティが加えられることになっているという。

岡田代表は「昨年も、クーラーボックスで馬を叩いていたという情報が寄せられました。動物虐待は犯罪です。虐待的な行為をしない参加者団体もある一方で、このまま虐待がなくならないなら、飾り馬そのものの是非が問われることになると思います」と語っていた。

HUFFPOST 9/24(月)付記事抜粋




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 長年、ホームレスと一緒に河川敷で暮らしてきた犬がいる。名前は「ジロー」。世の中から身を隠すように草むらに住み、暑さ寒さをしのいで10余年。しかし、台風で住んでいた小屋が流されてしまった。すでに目がよく見えず耳も聞こえなくなっていた老犬ジローは、「これからは頼む」と、ホームレス男性からボランティアの女性に託された。そのジローがどうしているか、会いに行ってみた。

 大きな雑種犬ジローは、エアコンのきいた居間のダイニングテーブルの下に横たわっていた。猫が横からちょっかいを出しても、気にするでもなく寝ている。

 神奈川県内にあるYさんの自宅。2世帯住宅で、階下に妹さんが住み、外階段を上がった2階に60代のYさん夫妻が住んでいる。

「この子がジローさん。そこ床がお気に入りなの。歯茎が悪くて、昨日、動物病院に行ったのよ」

 少し腫れた顔をのぞくと、目をあけて、ふいにこちらを見上げた。

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自然を愛するジロー


「ジローさんは一度も怒ったことがないの。怖がりもしない。でも、『俺はどうしたんだ? なんでここにいるんだっけ』って顔をしているでしょう。認知症も進んでいるの」

 Yさんの家には、幼い頃から犬や猫がたくさんいたという。結婚して転勤を経て22年前に今の一戸建てに越してきてから、「放っておけない」動物を保護するようになった。現在はジローを含めて犬が4匹、猫が15匹いる。飼い主が飼えなくなったり、手放したり、行き場をなくした動物たちだ。


■“世捨て人”に寄り添う

 新入りの長老ジローは、河川敷で生まれ育った犬だ。家を捨て、社会から離れ、家族とも別れて、手作りの小屋やテントで暮すホームレスの男性たちに、可愛がられてきたという。

「20年以上前、河川敷に野良犬がたくさんいたのよ。ホームレスの人たちが一匹ずつ繫いでパートナーにしていたのだけど、ジローさんは、そこで繁殖した最後の1匹。生まれて7〜8年、あるおじさんと寝起きをともにして、家族のように暮していた。空き缶を売ったりしたお金でゴハンをもらってね。でも、そのおじさんが施設に入ることになってジローが残った。それで別のおじさんが『じゃあこの先は俺がこいつを可愛がる』と世話をはじめたのだけど……」

 ジローは生まれ育った小屋に長い紐でぽつんと繋がれて、少し離れた場所に住むホームレス男性がゴハンをあげに通った。ただ、食欲は満たされても、1匹で過ごす時間が多かった。犬の存在に気付いたボランティアが様子を見に行っても、「俺が見る、大丈夫だ」の一点張り。ボランティアが説得して去勢手術を受けさせ、元の場に戻して見守るようにゴハンの援助をした。犬を巡ってホームレスとボランティアがもめることも少なくなかったという。

 そんな生活に去年の秋、終止符が打たれた。川が氾濫して、小屋が流れされたのだ。ジローは助かったが、水に浸かり弱ってしまった。そのため男性はようやく、馴染みのボランティアに「ジローを何とかしてほしい」とSOSを出して、保護された。

 保護したボランティアから、ジローの晩年を頼まれたのがYさんだった。

「ボランティアがおじさんと待ち合わせてジローさんを受けとり、そのまま動物病院に連れて行って、検査して、そこからまっすぐうちにきたのよ。初めてジローさんを見た時、胸がキュンとしたわ。体はガリガリ、でも表情が穏やかでね。いろんなことがあっても風に吹かれて、健気に生きてきたのね」

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先住の保護犬たちと散歩中


■生涯初の室内の暮らし

 18歳のジローは、人間の年齢に換算すれば100歳近い。しかしYさんの家に来てから体重が増え、11キロから15キロになった。高齢になって一変した環境にも徐々に慣れていった。

「最初は明るい電気が気になったのか寝付けなかったみたい。だって街灯がないところにいて、陽が落ちたら真っ暗、夜明けとともに起きる生活だったわけでしょう。それが一転、テレビがついて、そばでドラマを観ながら、おばさんが泣いたり笑ったり。もし口がきけたら『おいどうなってんだよ、観すぎだろ。朝はもっと早く起きろ』くらい思っているかもね。慣れると、台所まで私を追って、ゴハンを待つようになったのよ」

 ジローにとって生涯で初めての室内暮らし。何もかも新鮮だったろう。とくにエアコンを気にいり、涼しくなる場所をすぐに見つけて寝そべったという。猛暑の今夏、日陰もない河川敷につながれたままだったら、命はどうなっていたかわからない。

 ただ、ジローはトイレの習慣は変えられず、室内のシーツではどうしても排尿できなかった。さらに足腰が弱って階段を上がり下がりきつくなったため、Yさんが抱いて階段を下りて庭に出る。用を足すとまた抱いて階段を上がる。それを毎日5、6回繰り返す。

「私の運動にもなるからいいのよ。風に吹かれると、ジローさんもやっぱり気持ち良さそうだし。ウンチが間に合わず、床でコロッとすることもあるけど、そのくらいじゃ私も驚かないわ」と、Yさんが朗らかにいう。

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「いろんなこと背負ってきたのさ」


■動物愛護の広告にも

 ジローは夏前までは、Yさん宅の他の犬と一緒に1時間くらい散歩に出ていた。その散歩の時、公園で撮った写真は、この春、日本動物愛護協会がJR山手線内のテレビで流した、動物の幸せを願う啓発写真に採用された。9月24日から30日まで再び流されることになったという。

「ジローさんは歳をとって注目されたけど、命や、育て方を考えるきっかけになればいいなと思う。ペットは環境次第で寿命も変わるのよね……」

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涼しい居間で昼寝中のジロー


 Yさん宅には、ジローとほぼ同い歳のシーズー犬「うみ」(18歳 メス)もいる。3年前に知人から「余命はあまりないかもしれないけど」と託された犬だ。飼い主の高齢男性が亡くなり、親戚がいったんは引き取ったが、ペットホテルに預けたまま、「歳だし、他に引き取り手もないので処分を」とホテルに頼んだところをボランティアが救出したのだ。

「縁あってうみちゃんを引き取り、看取るつもりでいたけど、持病も何のその、すこぶる元気で3年経った今はうちのヌシ、ハッスルばあちゃん犬になってる。ジローさんと年寄り同士、身を寄せ合うこともあるのよ。お互い目が悪いからぶつかったりしながらね」

 河川敷で生まれ育ち、晩年になって室内暮らしになったジロー。満天の星は見えないけれど、ここには仲間と穏やかな家族がいる。

Sippo 2018/09/15付記事抜粋




愛猫との生活を描いたマンガブログ『うちの猫がまた変なことしてる。』が大人気の、卵山玉子さんによる、犬や猫の終活について描いたマンガ『ネコちゃんのイヌネコ終活塾』。ネコちゃんがペットの終活について、さまざまな専門家(犬と猫!)から学ぶ、かわいくて勉強になる一冊です。

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その中から、今回はペットが亡くなってしまったときのため、知っておいた方がいいことをご紹介します。


■ペットとのお別れの方法

ペットとのお別れ。想像しただけでも辛く、あまり考えたくないことではありますが、お別れはいつか来るもの。現実感の薄い元気なうちに考えるほうが、気が楽なのだとか。

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葬儀はペット葬儀者に依頼したり、自宅に庭がある場合は、庭に埋葬するなどの自宅葬、自治体に依頼するなどの方法があります。自宅まで火葬車に来てもらって火葬に立ち会えるなど、葬儀会社もサービスも増え、選択肢も広がっているのだそう。

注意するべき点は、悪質な葬儀会社もいるということ。やはり、冷静な判断ができるうちに、信頼できるペット葬儀業者を調べておく方が良さそうですね。

ペットの供養は特に決まりがないので、飼い主が納得のいくやり方で大丈夫。遺骨についてはゆっくり、手元供養しながら考えればいいようです。


■もしペットを飼えなくなったら

ペットの病気や死について考えると同時に、考えなくてはいけないのが、自分が飼えなくなったときのこと。可能性はゼロではないと考えると、普段から対策をしておきたいものです。

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本書の付録になっている、終活ノートにペットの生活習慣や個性を書いておいたり、万が一のときに託す人や場所を探し、備えることも大切です。

ただ、ペットを飼うにはお金も必要。ペットの世話をしてくれる人が見つかったら、遺産贈与したり、信託銀行にお金を預けてペットのために使ってもらうことを考えても。

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もし見つからなかった場合は、長期滞在できるペットホテルや老犬老猫ホームなど、信頼できる場所を探すのも一案です。ただ、そういう場所は増えている反面、なかには環境のよくないホームもあるようなので、第2の家を探すつもりで、2軒以上は見比べるのがおすすめなのだとか。


■ペットが亡くなったそのあとに

最後は想像もつかない、ペットとのお別れした後のこと。悲しみは無理に抑え込まず、言葉にしたり、思い出に浸ったり、十分に表すことが立ち直りのきっかけにもなるよう。

「こうしていれば、もっと長生きしたのでは」と自分を責めてしまいがちですが、一緒に過ごした時間は、飼い主もペットも幸せだったと考えてみては? 幸せだったのだから、いなくなったら悲しいのも当たり前です。もし寂しくて毎日ふさぎこむようなら、もう一度ペットを迎えることを考えてみても。思い切り泣いて、ゆっくり受け入れていけばいいと考えると、少し心が軽くなる気がします。

このようにかわいいマンガで、やさしく丁寧にペットの終活について教えてくれる一冊。

あとがきにも書かれていますが、終わりを意識すると「いま一緒にいるペットにしてあげたいこと」を自然と考える機会にもなります。ペットと暮らすために知っておきたいことがまとまっているので、もっと詳しく知りたい人はぜひご一読を。持っておけば、いざ判断するときに参考になるはずです。



マンガでわかる! ネコちゃんのイヌネコ終活塾
卵山玉子 著/WAVE出版 1,200円(税別)

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ペットの病院、お金、介護、葬儀、ペットロス…。ネコ好きマンガ家の卵山玉子さんが専門家にきいてわかりやすくマンガでまとめた一冊。まだ若くても知っておきたい情報が満載。「今」がもっと愛おしくなる、愛犬・愛猫の老い支度本です。


<卵山 玉子(たまごやま・たまこ) プロフィール>
ネコ好きのマンガ家。アメブロ公式トップブロガー。愛猫との生活を描いた猫マンガ『うちの猫がまた変なことしてる。』(KADOKAWA)で人気を博す。主な著書に『ネコちゃんのスパルタおそうじ塾』(WAVE出版)、『シュウさま-保護猫カフェからやってきた3本足のモフ天使』(WAVE出版)、『イラストでわかる! ネコ学大図鑑』(宝島社)等。

excite記事抜粋




愛猫との生活を描いたマンガブログ『うちの猫がまた変なことしてる。』が大人気の、猫好きのマンガ家・卵山玉子さん。新作は、専門家の取材を元に、犬や猫の終活について描いたマンガ『ネコちゃんのイヌネコ終活塾』です。

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人間の言葉を話せる“ネコちゃん”が柴犬の“イヌイくん”と一緒に、ペットのシニアライフや病気と病院、保険、介護、そして亡くなってしまったあとまで、それぞれの知識を持つ専門猫たちに教えてもらうというこの本。かわいいイラストに癒されつつ、とても勉強になり、ペットを飼う人なら知っておきたいことがまとまっています。

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この本の中から今回ご紹介するのは、犬猫のシニアライフについて。老化に伴う病気や介護の問題は、考えておいたほうがいいと思いつつ、まだ先のことと、先延ばしにしていませんか?


■ペットのシニアライフについて、知っておくべきこと

人間の数倍の速さで年をとるペット。寿命は昔よりは長くなったとはいえ、平均15歳。11歳でシニア期に突入します。長生きすることは、すなわち老後の生活が長くなるということ。犬や猫は、遊ぶ時間より寝る時間が増え、甘えが強くなったり、と生活が変わっていきます。年齢に合わせてフードを変えたり、場合によっては療養食に変えなくてはいけないことも。

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また段差にスロープをつけるなど、ペットが居心地がよくなるよう、そして怪我をしないよう、住環境の対策も必要になっていきます。

老化は避けられないこと。できないことが増えたと落ち込んだり、ネガティブに考えず、若い頃とはひと味違うかわいさを楽しむのが、シニア期のペットと暮らす上で大切だそう。本書に出てくる、シニア期の犬と猫を飼う女性・マミコさんの「年寄りには年寄りにの可愛さがある!」という言葉に、勇気付けられます。


■病院の選び方と健康管理

ワクチン接種や定期検診などで、動物病院に通っているという人でも、いざ病気になるとその病院でいいのか、不安になるもの。まずおすすめなのが、自宅から通いやすい場所にあること。移動に時間がかかると、ペットにも負担がかかります。また病気の治療については、今の治療が最善か、別のドクターにセカンドオピニオンを求めると、不安や迷いが少なくなります。

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そして、犬種、猫種によってかかりやすい病気を先に知っておくこと、安静時の数値を控えたり、毎日のうんちやおしっこをチェックして、異変に気がつくことが大切です。ペットが弱ってしまったとき、「ペットの心を癒せるのは飼い主だけ」と、胸に刻んでおきたいですね。


■保険の選び方

動物の医療費は自己負担。高額になることも多いといいます。「医療費が払えず、治療を断念」という事態にならないよう、元気なうちに医療費を確保しておくと安心。そのために、ペット保険に加入をするのもひとつです。

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基本的に1年ごとの掛け捨てが多いペット保険。本書で支払いの流れもわかりやすく紹介しています。毎月の保険料は年齢ごとに変わるため、無理なく払い続けられるか、補償の割合がどうか、免責はどうなっているか確認して検討し、自分のライフスタイルに合った保険を探すことがポイントです。

1回でも病気にかかると加入が難しくなったり、補償に条件がつく場合があるので、「いずれは」と考えている人は、健康なうちに探し始めるのがおすすめです。


■いつかやってくる闘病と介護

あまり考えたくない、ペットの闘病や介護ですが、多くのペットがいずれ必要となることなので、心の準備をしておきましょう。

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今まで通りの生活がしづらくなってきたら、介護が必要。自力でやれることがあれば、時間がかかってもできる限りやらせてあげること。思うように動けなくなったペット自身も戸惑っているので、そんなときこそ愛情を伝えてあげるのが飼い主の役目です。

ペットとのお別れはいつ訪れるかわからないもの。「これが最後だったら?」と意識しながら接すると、自然と態度や言葉が柔らかくなり、いざというときに後悔も少なくなるかもしれません。



マンガでわかる! ネコちゃんのイヌネコ終活塾
卵山玉子 著/WAVE出版 1,200円(税別)

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ペットの病院、お金、介護、葬儀、ペットロス…。ネコ好きマンガ家の卵山玉子さんが専門家にきいてわかりやすくマンガでまとめた一冊。まだ若くても知っておきたい情報が満載。「今」がもっと愛おしくなる、愛犬・愛猫の老い支度本です。


<卵山 玉子(たまごやま・たまこ) プロフィール>
ネコ好きのマンガ家。アメブロ公式トップブロガー。愛猫との生活を描いた猫マンガ『うちの猫がまた変なことしてる。』(KADOKAWA)で人気を博す。主な著書に『ネコちゃんのスパルタおそうじ塾』(WAVE出版)、『シュウさま-保護猫カフェからやってきた3本足のモフ天使』(WAVE出版)、『イラストでわかる! ネコ学大図鑑』(宝島社)等。

excite記事抜粋




ヒョウを仕留めた米女性ハンターの笑顔に、セレブや動物愛護活動家から非難の嵐.jpg
画像は『The Sun 2018年9月18日付「‘FIND THIS B***H’ Female big game hunter slammed by celebrities and animal rights activists after proudly hugging slaughtered leopard」』のスクリーンショット


数日前に子供を連れて家族で狩猟をするのが楽しいと発言した米女性がネット上で物議を醸していたが、今回もまた女性ハンターが投稿した1枚の写真が炎上した。自らが仕留めた大きな雄のヒョウを抱え上げ笑顔でポーズを取るその女性の行為に、多くのセレブや動物愛護活動家らが非難の声をあげている。『The Sun』などが伝えた。

米アリゾナ州タスコンに拠点を置くプロのハンティンググループ「サファリクラブ・インターナショナル(Safari Club International、以下SCI)」メンバーの1人であるブリタニー・Lさんという女性トロフィーハンターが、ネット上で非難の嵐を巻き起こしている。南アフリカで雄のヒョウをハンティング後、満面の笑みでその亡骸を抱え上げた写真がSCIのFacebookやウェブサイトに投稿されたからだ。

9月7日に投稿されたSCIサイトによると、メンバー内での大型の獲物としてこのヒョウは9頭目にあたる“記録的狩猟”のようで、ブリタニーさんの功績を称えるかのような記述がなされている。

しかし同様に投稿されたSCIのFacebookアカウントを見た南アフリカのアーティスト、スー・ディッキンソンさんは、ブリタニーさんを「愚か者」と痛烈批判。セレブのナオミ・キャンベルはTwitterでブリタニーさんを名指しで批判し、オランダ人スーパーモデルのドウツェン・クロースは「こんな美しい動物を殺して、どうやってプライドや喜びを感じるわけ!? この女は自分の行為を恥じるべきよ! 最低で、気分がとても悪いし悲しみや怒りを感じるわ」とツイートした。さらに、パリス・ヒルトンの叔母でリアリティー番組『The Real Housewives of Beverly Hills』に出演している女優カイル・リチャーズもTwitterで「声を大にして反対しなければ、こうしたハンティング行為はなくならない」と綴り、米女優でモデルのキャリー・オーティスは「トロフィーハンティングを犯罪にすべき」と訴えている。

投稿から間もなくして9月14日までには大炎上となり、反象牙密猟グループ「Knot On My Planet(ノット・オン・マイプラネット)」の共同創設者デイヴィッド・ボンナウヴリエさんも自身のInstagramでシェアし、ハンティング行為を非難した。

トロフィーハンターは常に世間で物議を醸す存在であり、今回はブリタニーさんがターゲットとなったわけだが、今年7月には南アフリカでハンティングしたキリンの亡骸と一緒にポーズを取った写真を投稿した米ハンターのテス・トンプソン・タリーさん(37歳)が、世間から多くの非難を浴びた。トロフィーハンターの中には、こうしたヘイト・メッセージに耐えかねて自ら命を絶った者もいる。

スペイン在住だったメラニア・キャピタンさん(当時27歳)は2015年以来、仕留めた獲物の写真を投稿するたびに「アニマル・テロリスト」と呼ばれ、数えきれないほどのヘイト・メッセージをオンラインで受信していたという。警察に通報したこともあったようだが、ネットでの誹謗中傷に耐えられなかったのか2017年に自殺、遺体は自宅で発見された。この時にもネット上では「動物を散々殺していた女がついに命を絶った」とトロフィーハンターの死を歓迎するコメントが溢れた。

今回のニュースを知った人からも、「こうしたハンティング行為は最低」「なぜ、動物を殺さなければならないの? 人間として最も軽蔑すべき行為よ」「生きるため、というのなら理解できる。でも、スポーツ感覚でトロフィーを得るために殺すなんて吐き気がする」「こんなに美しい野生生物を殺す人間は、恥を知れ! よくも笑顔でポーズできるな」「人として最低なのに誇ってる顔してるわね。ただただ邪悪でしかないわ」といった非難の声があがっている。

Techinsight 2018.09.20付記事抜粋




国の天然記念物にも指定されている犬が、今、数を減らしている。その“かわいさ”で人気を集める一方で、何が起きているのか。現地を取材すると、深刻な状況が見えてきた。

◆海外でも注目!日本古来の犬に“危機”?

フィギュアスケートのオリンピック金メダリスト、ザギトワ選手に贈られ話題沸騰となった秋田犬。ザギトワ選手のインスタグラムには、贈られたメスの「マサル」が立派に育っている様子が投稿されていた。

海外でも注目されるようになった日本古来の犬。そんな日本の犬に、今、危機が訪れているという。

◆日本の犬を「展示」なぜ?

和歌山市の和歌山公園動物園で、これから展示される予定なのは、藤田大介キャスターに飛びついた、現在、生後4か月の真っ白な犬。2か月前の映像には、仲のよいメスの姉妹の様子が映っている。ピンと立った耳とつぶらな真っ黒の瞳を持つこの犬は、「紀州犬」。

和歌山公園動物園・飼育員 木村明日香さん「猟犬としても昔から使われていたワンちゃんです」「とっても人が好きなんですよ」

国の天然記念物にも指定されている紀州犬は、古くから紀伊半島一帯で狩猟用に飼われていた中型犬だ。

実は、動物園での展示が決まった背景には、ある理由があるという。

和歌山公園動物園・飼育員 木村明日香さん「洋犬に比べると、紀州犬は少なくなっていますので、多くの方々に見ていただく、知っていただくっていう形で、動物園に来た」

紀州犬の数が減っているため、飼う人を増やしたいと展示を始めるという。

◆なぜ紀州犬は減っている?

なぜ、紀州犬が減っているのだろうか。

紀州犬保存会の林剛司会長は──

林剛司会長「今飼っている人っていうのが高齢化してきてるっていうことと、住む所が大きい犬が飼えない場所が多くなって。マンション住まいが多くなっているってことで、飼う方が少なくなってきたということですね。絶滅の危機を感じまして」

住環境の変化などから、紀州犬よりも小さな洋犬の人気が高まっていて、紀州犬は、今、“絶滅の危機”にあると話す。

◆紀州犬の魅力とは

紀州犬を飼う魅力とは。50年以上前から紀州犬を飼う榎本政和さんを訪ねると、4頭の紀州犬を飼育していた。

榎本政和さん「向こうがおばあさんで、これが娘。娘の息子がオスで、親子3代です」

一番若い、5歳のコロの散歩を一緒にさせてもらうと、元気いっぱいに走り回る。

榎本政和さん「(Q:散歩は4頭一緒ではない?)はい。力あるんでどうしても。事故起こしたら悪いんで、引っ張られると」

4頭を1頭ずつ散歩させるのに、2時間かかることもあるという。

榎本政和さん「体調が悪い時はやっぱり、しんどいなと思う時もありますけどね」

大変なところもある一方、紀州犬ならではのよさもあるという。

榎本政和さん「かわいいし、飼い主にものすごく忠実なので」

◆減少傾向の日本古来の犬。絶滅防ぐ鍵は

忠実さが魅力だという紀州犬。日本犬保存会によると、20年前は全国で1450頭の紀州犬の血統書を発行したが、去年は372頭と、4分の1ほどに減っているという。

さらに、秋田犬や、北海道原産の北海道犬も、ピーク時に比べると、国内での飼育頭数が減少傾向にあるという。

国内で飼う人が少なくなっている日本古来の犬。その魅力を広く知ってもらい、後世に伝えていくことが、絶滅を防ぐ鍵となりそうだ。

日本テレビ系(NNN) 9/19(水)付記事抜粋




「子犬工場」400匹を過密飼育 虐待疑い
すし詰め状態で飼育されていた犬たち=2017年12月、福井県坂井市内(県内動物愛護グループ提供)


 福井県内の動物販売業者が一時犬猫約400匹を過密飼育、繁殖し「子犬工場(パピーミル)」状態だったとされる問題で、福井地検が業者などを不起訴としたのは不服として、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京)は9月18日までに福井検察審査会に審査を申し立てた。

 申立書提出は14日付。同協会の公募に寄せられた不起訴に対する異議や獣医師3人の専門的な立場での意見を合わせて提出した。

 同協会は「ネグレクト(飼育放棄)や動物の不適切な取り扱いが虐待として認識され、法に則りきちんと処罰される社会であってほしい。(不起訴は)犬を乱暴な取り扱いや劣悪な環境で飼養することを容認してしまうことにつながりかねない」としている。

 同協会は今年3月、動物愛護管理法違反(虐待)容疑で業者などを刑事告発。福井地検は7月、福井県警坂井西署が書類送検した法人としての業者と、代表者(当時)の40代男性、飼育員2人を不起訴とした。

 同協会は、代表男性と飼育員らが坂井市の動物飼育施設で犬猫385匹を狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、劣悪な環境で飼育する虐待を行ったと訴えている。

福井新聞 9/19(水)付記事抜粋



愛護団体「法で止められず失望」
子犬工場、虐待容疑は不起訴


 「日本の法律では子犬工場を止めることができないことに失望した」―。福井地検が動物愛護管理法違反(虐待)容疑について福井県内の動物販売業者などを不起訴処分としたことに対し、県内外の動物愛護団体メンバーらは嘆きの声を上げた。

 昨年12月に県職員らと現場を視察した県内動物愛護グループは、「私たちは、(施設の)外に出されることもなく、一生子犬を産むことだけで終えることを地獄と主張している。倫理や道徳は失われたのか」と厳しく指摘。立ち入り権限のある県職員には「かわいそうな命を大量に増やさないためにできることはないか考えてほしい」と訴えた。

 刑事告発した公益社団法人日本動物福祉協会の町屋奈(ない)調査員は「ネグレクト(必要な世話がされていない状態)が虐待であると、行政だけでなく司法でも認識されていない現状が露呈し、非常に残念」とコメント。「画像などから有識者により動物虐待と判断されており、現行法で対応できる」とし、検察審査会への申し立てを検討するという。

 動物虐待防止活動に取り組む「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」理事長の女優杉本彩さんは、「虐待的な飼育で動物福祉が守られていなくても的確な処罰が下されない。数値規制をはじめ、虐待の厳罰化、繁殖業を免許制にするなどの法改正が必要不可欠」と訴えた。

 ある自治体職員の獣医師は「繁殖を繰り返させる行為は個人的には反対だが、違法でない以上、どうしようもない」と苦しい胸の内を明かした。一方、県内のあるペット業界関係者は「業界に対する一般の人の視線は日に日に厳しさを増していると感じる。飼育員1人当たりの飼育数や繁殖回数など分かりやすい規制は業界にとっても必要」と話した。

福井新聞 2018年7月24日付記事抜粋



すし詰め子犬工場、地獄の光景
マスやケージ所狭し、強烈悪臭


 人気のペット犬であるチワワや柴犬、ダックスフントが、繁殖のためにすし詰め状態で飼育されていた。一斉にほえだすと、けたたましい鳴き声が耳をつんざく。飼育員は無数の犬から1匹ずつ無造作につかむと、狭いケージに押し込み餌をやった。「まるで地獄」。福井県坂井市郊外で2017年12月、商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」に視察に入った県内の動物愛護グループは、あまりに悲惨な光景に目を覆った。

 数年前から「おびただしい数の犬の鳴き声がする」との情報が愛護グループに寄せられていた。経営者と従業員の間でトラブルが発生したと聞きつけ、愛護グループは2017年12月に2回、地元の県健康福祉センター職員とともに視察に入った。

 愛護グループによると県内の動物販売業者は、廃業した平屋建て宿泊施設を改装して“工場”として使用。▽メス部屋▽オス部屋▽妊娠した犬の部屋▽子犬部屋−などに分かれていた。一番多くの犬が飼育されているとみられるメス部屋に入ると、犬たちは一斉に目を見開いてほえ始めた。「強烈な悪臭が鼻を突いた」と話す。

 メス部屋には、コンクリートブロックを4段80センチほどの高さに積み上げた仕切りで囲われた約8平方メートルの「マス」が複数あった。1マスに最多で60匹ほどがひしめき合い、跳びはねながらほえ続けた。視察した愛護グループのメンバーは、その異様な光景を「まるで地獄。直視できる状況じゃなかった」と語る。床は網になっており、飼育員の女性に理由を聞くと「ホースで水をかけてふん尿を流し、一緒に犬の体にも水をかけて洗う」と説明したという。




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3匹が押し込められたケージ=2017年12月、福井県坂井市内(県内動物愛護グループ提供)


 マスとマスの間や壁際には、スペースを惜しむように金属製のケージが3段重ねになっていた。1匹か2匹が入れられ、所狭しと跳びはねたり、くるくると回ったりしていた。皮膚病を患いマスから隔離されるように狭いケージに入れられたままの犬、白内障とみられる犬、前足を切断しながらも妊娠させられたチワワがいた。

 全部で400匹以上いるにもかかわらず飼育員は2人。「朝7時から深夜1時くらいまで、休みなしで世話している」と実情を説明した。餌と飲み水は1日1回。混乱を避けるためマスの周囲に積み上げたケージ内に1匹ずつ入れて与えているという。

 「あんなにたくさんの犬がいて、餌や水が行き届いているとは思えない」と愛護グループ。「飼育員は勤務状況から考えても切羽詰まっているのではないか。近い将来、運営できなくなる『ブリーダー崩壊』を引き起こす可能性が高い。そうなれば400匹の命はどうなるのか」と危惧している。

福井新聞 2018年3月1日付記事抜粋




 今年6月、滋賀県彦根市で頭に矢が刺さったサルが捕獲された事件で、クロスボウでサルを撃ったとして、市内に住む68歳の男が鳥獣保護法違反の疑いで書類送検されていたことがわかりました。

 頭に矢の刺さったサル。今年6月、彦根市内の工場で見つかり、警察官らに捕獲されました。警察によりますと、サルは体長40センチほどで、長さおよそ35センチの矢が左耳の後ろから頭部を貫通していて、衰弱していたため、獣医師の判断で安楽死となりました。

 その後の捜査で、警察は、クロスボウでサルを撃って捕獲しようとしたとして、今月6日、彦根市内に住む68歳の無職の男を鳥獣保護法違反の疑いで書類送検していたことがわかりました。周辺の住宅では頻繁にサルが目撃されていて、男は「サルを追い払うためクロスボウで撃った」と話しているということです。

TBS系(JNN) 9/19(水)付記事抜粋




何者かが愛犬に化学薬品浴びせ安楽死に 捜査官「どれだけ辛い思いをしたか」(英).jpg
自宅庭で化学薬品を何者かに浴びせられたデイジー(画像は『Manchester Evening News 2018年9月14日付「Much-loved Yorkshire Terrier Daisy dies after chemicals were thrown in her face in garden」(Image: RSPCA)』のスクリーンショット)


なぜ、この犬がターゲットにされなければならなかったのか。飼育放棄や暴行など動物虐待があとを絶たないイギリスで、またしても悲しいニュースが飛び込んできた。ある女性の飼っていた愛犬が、何者かに化学薬品を浴びせられ酷い火傷を負い、最終的に安楽死を余儀なくされたのである。『Manchester Evening News』『The Sun』などが伝えている。

ストックポートのチードルヒースに住むジーン・ホーリーさん(63歳)は5年前に最愛の夫を失くし、以降ヨークシャー・テリアの“デイジー”を支えに生きてきた。夫の死後、デイジーはジーンさんの癒しとなり、生きていく前向きさを与えてくれた大切な存在だった。ところがそのデイジーが突然誰かに攻撃され、命をなくす結果になってしまったのである。

9月2日、外出の用があったジーンさんは、家族ぐるみで付き合っていた信頼できる友人にデイジーの世話を頼んだ。しかしその間、デイジーが何者かに裏庭で化学薬品を浴びせられ、顔と両目に激しい火傷を負わされるという事態が起こった。

ジーンさんの友人はデイジーが襲われていた間、裏庭へ続くドアを開けっぱなしにしたままジーンさん宅の2階におり、事態に全く気付かなかった。午後8時頃自宅に戻ってきたジーンさんが裏庭で息も絶え絶えの愛犬を発見し、急遽動物病院へデイジーを連れて行くも、怪我が酷いことから安楽死となった。

突然、愛犬をこのような形で失ったジーンさんは「起こったことが未だに信じられません。門の外から誰かが排水溝洗浄液のような強い化学薬品をデイジーに浴びせたようです。デイジーは、人になついていて誰も噛んだことがなく、とても可愛い犬でした。夫が亡くなってからはどれだけデイジーに慰められてきたことか…」と悲しみを露わにした。

現在、RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)は、事件の目撃者がいないかどうか情報提供を呼び掛けながら捜査を続行している。検査の結果でデイジーに浴びせられた化学薬品は「酸」ではないことがわかっているが、正確に何であるかは判明していない。捜査に当たっているRSPCAのヘザー・モリス捜査官は「襲われたデイジーがどれだけ辛い思いをしたか、可愛がっていた犬を失った家族がどれほど悲しい思いをしているか。それを思うと本当に胸が痛みます」と話している。

このニュースを知った人からは「目撃者がいたら名乗り出てほしい!」「こんなことする奴は自分が同じ目に遭えばいいのよ」「よくもこんな残酷なことができるな。心が折れるよ」「何の罪もない犬がこんな目に遭わされるなんて…かわいそうすぎる」「抵抗できない動物を襲うような奴は悪魔でしかない」といった怒りの声があがっている。

Techinsight 2018.09.18付記事抜粋




 こんにちは。微表情研究者の清水建二です。

 本日は私たち人間の表情のスピンオフとして、犬の表情の研究について紹介したいと思います。

 人間の表情とその他の哺乳類の表情との類似性を最初に提唱したのは、かのチャールズ・ダーウィンです。例えば、私たちが笑うとき、怒るとき、驚くとき、そうしたときの表情とチンパンジー、犬、猫たちがする様々な顔の動き、とても似ていると感じることがありませんでしょうか?

 感情とそれに伴い生じる表情は、自己の環境に適切に順応し、生き残るために必要な適応システムだと考えられています。そうであるならば、人間と遺伝的に近いチンパンジーが人間と類似の感情と表情との関係性を持っていても何ら不思議ではありません。同様に他の哺乳類の感情と表情との関連性がダーウィンの着想を含め、これまで様々に研究されています。

 こうした研究の蓄積が進化の謎や人間と関わる動物たちの感情―表情との関係性を解明するための示唆を与えてくれます。

 人間と関わりの深い動物と言えば、犬です。犬の祖先はオオカミ。オオカミが人間と共存し、人間のパートナーとなっていく過程にどのようなコミュニケーションが行われていたのでしょうか。犬の表情研究がこの謎の解明にヒントを与えてくれます。

 次のような実験が行われました。

 実験の舞台は犬の保護施設。ケージに入れられた様々な犬がいます。個々の犬に研究者が近づきます。そうすると、それぞれの犬は(人間で言うところの)眉の内側を引き上げ、ハノ字眉を見せたり、しっぽを振ったりします。個々の犬ごとにそうした動きの頻度と継続時間を計測しておきます。そしてそれらの数値とこの施設の犬たちが新たな飼い主を見つける日数とが比べられました。

 実験の結果、興味深いことがわかりました。

“の内側を引き上げる頻度が高い犬ほど、早く新しい飼い主を見つけられる。
△靴辰櫃鬚燭さん振っても飼い主を早く見つけられるとは言えない。

 ということです。

 しっぽを沢山振っている犬の方が「可愛い」という印象を受けますが、しっぽよりも眉の内側を引き上げる表情の方が、私たちを惹きつけるようなのです。


犬が困り顔をしているからといって、本当に困っているとは限らない

 ところで、眉の内側が引き上げられる動きとはどんな意味なのでしょうか。

 犬に聞くことが出来ないので、犬の本当の気持ちはわかりません。ただ、人間の眉が内側に引き上げられるときというのは、悲しいときや困っているときです。私たちは眉の内側が引き上げられている表情を観ると、その人を助ける行動をとる傾向があることが知られています。この傾向が犬の表情にも同様に反応したと考えられます。

 つまり、犬に悲しみ・困り顔を向けられた私たちは、その犬を助けたくなってしまう、ということです。

 話を最初に戻します。実は、オオカミがどのように人間に飼いならされるようになったかについては現在においてもよく知られていません。

 しかしこの研究から類推できることは次の通りです。遠い昔、あるオオカミの集団が牙をむき出しにした怒り顔をしていると人間と戦うことになる、一方、悲しみ・困り顔を「見せ」ると、人間と仲良く出来る。

 人間と仲良くなる、あるいは人間に飼ってもらえば、オオカミだけで生き抜くよりも、食にありつける可能性が上がり、その結果、人間と戦う他のオオカミたちよりも自己の生存確率を上げ、多くの遺伝子を残すことに成功した。この遺伝子を持ったオオカミが増え、人間と仲の良い犬になった、そんなことが考えられます。

 ただし、この悲しみ・困り顔が、偶然によるものなのか、意図的なのかはわかりません。また保護施設の犬含め、現代の犬たちが、どのような「意図」を持って時に、こうした表情をするのかもよくわかりません。

 犬が人間の表情や声から人間の感情を認識することが出来るという研究知見があります。本研究と合わせて考えると、犬は私たちの感情を類推しながら、ときに私たちが想像できないほど高度な表情コミュニケーションを密かにしているのかも知れません。

HARBOR BUSINESS 2017.11.24付記事抜粋




 微表情研究家の清水建二です。清水建二の微表情学41回『ワンちゃんの「困り顔」はどんな効果が? 微表情がわかれば愛犬の気持ちもわかる!?』に引き続き、今回もヒトの表情の番外編として犬の表情についてご紹介したいと思います。私は、これまで犬を2匹飼った経験があり、今も1匹我が家におります。
 犬とのコミュニケーションにおいて、微表情分析のエキスパートの知見を活かせるかと思いきや、私は犬の気持ちを読みとるのは苦手なようで、ヒトの表情には素人の家族の者の方が上手なようです。

 私たちは犬とコミュニケートするとき、表情含め犬の動き全体から犬の気持ちを感じとろうとしているわけですが、表情に関して言えば犬はときにヒトと同じ表情をするようでいて、ときにヒトには出来ないあるいはヒトはしないような表情をしているようです。


犬の「怖がる、イライラする、期待する、嬉しい」表情とは?

 かの有名なチャールズ・ダーウィンが犬を含めた哺乳類とヒトとの表情の類似性について論じたのが1870年代。ダーウィン以後のダーウィンの流れを汲む感情研究者たちは、表情は環境に適応し生存競争に勝ち抜くためにある感情のシグナル・機能であり、哺乳類とヒトの表情が似ていることは両者に遺伝的なつながりがあることを示唆する、と言います。

 確かにチンパンジーやその他類人猿の表情とその感情との関係は私たちのそれに似ていることがわかっています。また研究を持ち出すまでもなく、犬が怒っているのを見れば、目が鋭くなり、鼻にしわがより、歯をむき出す、私たちが激怒しているときと同じ表情であることもわかります。

 ところで、怒り以外の表情はいかがでしょうか? 私たちがペットと写真を撮るとき、犬は笑ってくれますか?

 いやいや、犬はそういう媚は売りませんか?

 それでは、大好物を目の前にしたら(匂いが漂ってきたら)、ボール遊びに誘ったら、犬は笑うでしょうか?

 Caeiroら(2017)の研究が、犬の表情について興味深いことを教えてくれます。

 Caeiroらは、恐怖・イライラ・期待・幸福感情が喚起される状況にいる様々な犬100匹、ヒト50人の表情を分析し、両者の表情を比べました。その結果、各状況において犬は特定の表情をすること、そしてその表情は私たちとは異なることを見出しました。それぞれの感情に犬はどんな表情をしていたのでしょうか。具体的な表情は次の通りです。

・恐怖を抱いているとき、犬はあえぎ、息使いが荒くなる。
・イライラ(≠激怒)しているとき、犬は特定の表情はしない。
・何か良いことが起こることを期待しているとき、犬は耳を内側に回転させ、口あるいは鼻をなめる。
・嬉しいとき、犬は口が大きく開ける。


という表情が観察されました。


人間は自分を基準に犬の表情を読み取ろうとする

 犬がこれらの感情状態のとき、私たちヒトとは基本的に違う表情を見せています。この違いは、犬がヒトと同じ表情筋を持っていなかったり、同じ表情筋を持っていても動かすことができなかったりするからのようです。

 同じことを犬を含め他の哺乳類の側から私たちヒトの表情を観てみましょう。すると次のような動物たちの心の声が聞こえてきそうです。

「ヒトは感情表現をするときに耳を動かせないんだ。」

 今回の犬を含め、馬やヒツジ、ネコなどの表情分析の結果、彼ら(彼女ら?)は感情を発信する際、ときに耳を用いることがわかっています。ときどき耳をピクピクと動かすことのできるヒトもいますが、耳で感情を現すヒトはいないでしょう。

 ところで、私たちヒトは自分の経験・体験を重ねて、ヒトだけでなく動物の表情を見、感情を類推します。

 つまり自分の表情と感情との関係を他の動物の表情にも投影するのです。そうであるからこそ、本連載41回で紹介したように、ハノ字眉を浮かべる犬に助けの手を差し伸べたくなるのでしょう。私たちヒトがハノ字眉をするときとは、悲しいときです。この表情は他者から援助をもらいやすくなることがわかっています。

 犬がハノ字眉をしたとき、犬が本当に悲しいと思っているか否かはわかっていません。しかし私たちは犬の表情に悲しみを読みとるのです。今回の研究より、この投影が犬の真の感情を理解するうえで必ずしも正しいわけではないことがわかります。

 犬が様々な感情を抱いているとき、その表情は自然界で適応的に獲得されたものなのか、あるいはペットとしてヒトとコミュニケーションするために習得的に獲得されたものなのか、様々に原因が考えられます。

 犬の表情とヒトの表情との類似性や差異を比べることで、哺乳類としての連続性と断絶に関して新たな発見があるかも知れません。まだまだ犬の表情と感情との関係には謎があります。今後の犬を含む哺乳類とヒトとの比較調査に注目です。

 ちょっと私はこれから犬の好物を手にうちの犬の顔を眺めにいってきます。

参考文献
Caeiro, C. C., Guo, K., & Mills, D. S. (2017). Dogs and humans respond to emotionally competent stimuli by producing different facial actions. Scientific Reports.

HARBOR BUSINESS 2018.8.31付記事抜粋




 こんにちは、微表情研究家の清水建二です。前回に引き続き、私たちの身近にいる動物の表情分析についてです。

 今回のテーマはネコ。ネコってなぜだかグルメだと言われていますよね。うちで飼っている犬とネコたちを比べて観察していると、犬はたいてい何でも食べてくれますがネコたちは食べ物にそれぞれ好みがあり、値段の安いキャットフードは食べてくれません。みなさんの飼われている犬やネコも似たり寄ったりではないでしょうか。

 さて、そんな食べ物を選り好みするネコですが、彼女(彼)らはどんな表情をして食べているでしょうか?美味しそうな表情をしていますか?それとも真顔でしょうか? 本日はそんなグルメなネコの表情に迫りたいと思います。

 Michaelaら(2016)の研究知見をまとめますと、ネコは美味しいと感じているとき、匂いを嗅ぐ、目を半分閉じる、舌を少し出す、鼻を舐める、下アゴで一回だけ噛む動き、という表情をすることが報告されています。

 一方、ネコが不味いと感じているとき、口を大きく開けて舌を出す、という表情をすることが報告されています。

 いかがでしょうか。皆さんのまわりのネコたちはこんな表情していませんでしょうか?

 表情のそれぞれの意味を見ていきましょう。まずは美味しい表情からです。

 匂いを嗅ぐ動作は、好ましくない味あるいは水と比べて好ましい味に対して長く行われることが観察されており、ネコは嗅覚を使って(も)美味しさを判断している可能性が指摘されています。

 目を半分閉じる表情は、乳幼児やヒト以外の類人猿、ウサギにも共通して観られる動きで、主にリラックスしている状態を意味します。

 舌を少し出す動きは、ヒト(この動きはヒトの世界では「舌鼓を打つ」と表現される動きです)、ヒト以外の類人猿、ラット、ネズミ、ウサギ、馬にも共通して観られる動きで、ネコも例外ではないようです。

 鼻を舐める動きと下アゴで一回だけ噛む動きは、乳幼児、ヒト以外の類人猿、ラットにも共通して観られる動きで、ネコも例外ではないようです。

◆好きで食べているのか、しかたニャく?

 それでは次に不味い表情です。

 これは、口を大きく開けて舌を出す表情です。この表情は、ヒト以外の類人猿、ラット、ウサギ、ネズミ、ウマにも共通して観られる動きで、主に苦い味に対してなされる表情です。この表情は、私たちヒトが何かを吐き出すときの表情に似ていますね。「オエッ」という感じです。

 私たちの場合は、鼻にしわが寄る、いわゆる嫌悪の表情です。この鼻にしわを寄せる表情、ネコもしているのを観ますが、今回の研究では観察されなかったようです。

 ところでこの研究は様々な水溶数を用いて行われました。具体的には、これまでの研究からわかっているネコ全般が好きな味の水溶液、嫌いな味の水溶液、そして比較対象として水が用意され、さらにそれぞれの水溶液を混ぜ合わせ、濃度の異なる水溶液が用意されました。

 そしてそれぞれの水溶液をネコに舐めてもらい表情を観察したところ、先のような結果となりました。

 面白いことに、好きな味>好きな味+嫌いな味のミックス、好きな味>水、というように味の好みに合わせて美味しい表情の頻度やその表情が長く生じることもわかりました。これは単にそれぞれの水溶液の消費量だけを比べるよりもより多くのことを教えてくれます。

 表情理論の前提に、より多くの顔の動きがより強く生じているときその感情も強い、というものがあります。

 ネコの表情についてはまだまだわからないことが多いためこの前提が当てはまるかどうかわかりませんが、仮に当てはまるとするならば、ネコの味覚の選り好みについて微妙なレベルまで測定できるようになるかも知れません。

 キャットフードの開発の新たな手法として利用できるかも知れませんし、愛猫家としてネコの好みの食物をあげたい、でも健康にも良いものをあげたい、健康によくかつ美味しいと感じてくれるエサはなにかしら?と考えるときにもこうした知見は役に立つかも知れません。

 ネコを飼っておられる方は、これから愛猫にエサをあげられるとき、ぜひネコの表情を見てください。果たして、美味しく食べているのか、「このエサしかないから、しかたニャく〜」食べているのか、要チェックです。

参考文献

Michaela Hanson a, Susan M. Jojola b, Nancy E. Rawson b, Melissa Crowe b, Matthias Laska, Facial expressions and other behavioral responses to pleasant and unpleasant tastes in cats (Felis silvestris catus), Applied Animal Behaviour Science,

Volume 181, August 2016, Pages 129-136

HARBOR BUSINESS 2018.9.5付記事抜粋




老犬を生き埋めにした20代男「飼っている猫と仲良くしないから」(米).jpg
画像は『Metro 2018年9月12日付「Man ‘buried dog alive because it didn’t get on with new kitten’」(Picture: Splash)』のスクリーンショット


アメリカから老いた犬を生き埋めにするという残酷な虐待を働いた20代男のニュースが飛び込んできた。男は「飼っている猫と犬が喧嘩ばかりすることにウンザリしていた」と話しているという。『Metro』『telegram.com』などが伝えている。

マサチューセッツ州ホワィティンズビルに住むリチャード・ピカード(24歳)は1年半前、当時交際していたガールフレンドが新しい引っ越し先でペットが飼えなくなってしまったという理由で、18歳(報道により17歳とも)のシーズー犬“チコ”を引き取った。

しかしリチャードは自分が新しく飼い始めた子猫とチコが喧嘩ばかりすることにウンザリしたのか、自宅裏に浅い墓を掘ってチコを生き埋めにしたのだ。リチャードと元ガールフレンドとの共通の友人であるカイリー・ベランジャーさんが、リチャードからメッセージを受け取ったのは9月9日の早朝6時頃だった。

「チコが死んだ」とリチャードから知らされたカイリーさんは、その前日にリチャードが新しく飼い始めた猫の写真が届いたことと「犬をどうにかしなきゃいけない」と言っていたことから、チコの死に対して疑惑を抱いた。別の友人女性を伴ってチコが埋められたとされる場所へ出向き、新しく盛り上がった土を掘り起こすと、チコの姿が現れた。チコは無反応ではあったが呼吸をしており、生きた状態のまま埋められたことに気付いたカイリーさんらは急遽チコを穴から救い出し、動物病院へと連れて行った。チコが埋められていた“墓場”には上に重い岩がのせられており、チコはその重みで潰れそうになっていたという。怪我が激しく、チコは残念ながらその後安楽死となった。カイリーさんは「チコは首が脱臼した状態で、ノミ感染もしていて低体温症を起こしていました。栄養失調、脱水、貧血症状にもなっていて、毛は汚れで固まっていました。明らかに生き埋めにされる前から、飼育放棄されていたのです」とFacebookに悲しみを綴った。

動物虐待容疑で逮捕されたリチャードは、11日に裁判所に出廷し保釈金1,000ドル(約11万円)支払い、現在は保釈されている。次回の出廷は10月26日とのことだ。リチャードは警察に「埋めた時にはチコは死んでいると思った」と話していたという。同州ウスター郡ノースブリッジ警察のウォルター・ワーコル警官は「私の41年のキャリアの中でも、このような残酷な動物虐待事件は目にしたことがない」と口にした。なおリチャードの飼い猫は現在、リチャードの両親宅に引き取られている。

このニュースを知った人からは「こんな男には子猫も飼わせないようにしないと」「同じように生き埋めにされればいい」「でも元カノも無責任だと思う」「まさか自分の犬が虐待されるとは思ってなかったんじゃないの? 元の飼い主を責めるのは気の毒」「要らなくなったのなら施設にでも持っていけばいいものを…生き埋めなんて残酷すぎる」といった声があがっている。

Techinsight 2018/9/13付記事抜粋




 熊野地方発祥とされる国天然記念物「紀州犬」。小さくて飼いやすい洋犬人気の高まりなどのあおりを受け、頭数は激減している。地元で親しまれてきた犬を後世に受け継ごうと、和歌山公園動物園では7月から2頭の紀州犬が初めて飼育され、地元保存会もさらなる普及に向けて準備を進めている。

<紀州犬>頭数激減 普及に向け地元保存会も準備.jpg
和歌山公園動物園に仲間入りした2頭の紀州犬


 紀州犬は元々狩猟用に飼われていた中型犬で、愛玩用としても広まった。ピンと伸びた三角形の耳にハマグリ形の黒い瞳を持つ精悍(せいかん)な表情が特徴。体毛は白色がメインで、飼い主への忠誠心があついとされる。甲斐犬に次ぎ、1934(昭和9)年、国天然記念物に指定された。

 日本犬保存会(東京都)によると、同会が発行した紀州犬の血統書は、98年が全国で1450頭だったが、昨年は372頭にとどまった。県内に限った頭数は把握されていない。同会の担当者は「そもそも日本犬は洋犬に比べて比較的大型の犬種が多い」と指摘。紀州犬に詳しい別の関係者は「高齢化や核家族化が進む中、飼育しづらいとして敬遠されているのではないか」と話している。

 県内では愛好家らが65年、天然記念物紀州犬保存会(和歌山市)を設立し、展覧会開催や犬の訓練を通じて種の保存に取り組んできた。ここ2、3年は会員の高齢化などに伴い、ほぼ休眠状態となっている。

 和歌山市木ノ本のブリーダー、中島三恵さん(43)は3年前から飼い始めた紀州犬に魅せられ、保存する必要性を痛感。役員らも改めて招請し、会は8月に再出発した。現在は役員を含めて約30人が会に名を連ねている。手始めとして紀州犬2頭を和歌山公園動物園に寄贈。紀州犬の展覧会や触れ合い体験会などの開催も検討している。

 同園では8月、寄贈を受けた2頭の触れ合い体験会を試験的に実施し、来園者から好評を得た。現在は今秋の一般公開と体験会のスタートを目指して準備している。

 紀州犬保存会の会長を務める和歌山市の獣医師、林剛司さん(78)は「頭数の減少に危機感を持っている。紀州犬の歴史や愛らしさを知り、末永く守っていきたい。関心のある人には、飼育することも考えてほしい」と話している。

毎日新聞 9/16(日)付記事抜粋




「まだ子犬だから」っていうのは違くない?:ソニーaiboのハンズオン.jpg


小一時間のふれあいだけじゃ、伝わらないんですね。

子どものころ、ほしかったですよね、犬。でも親は絶対に許さない。そんな私をなぐさめてくれたのはおもちゃの犬でした。首にヒモつけて引っ張りまわしましたよ。懐かしい思い出です。アレルギーがある、虫や病気が心配、散歩が面倒…そんなご家庭にぴったりなのは、ロボット犬なのではないでしょうか。アレルギー、虫も病気もなし、散歩もいらない。まさに夢のようなペットです。

ロボット犬の代名詞的存在である、あのソニーのaiboの新型が米国でお披露目されました。そこで遊んでみた米ギズモードのAlex Cranz記者によるめちゃ辛辣なハンズオンレポート、いってみましょう〜。

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あまりのかわいさに、時間を忘れて見入ることしばし。

後ろ脚で立つaiboが、しっぽを振るとOLEDの目がくりくりと動く…。ですが、ひとしきりデザインに感心すると、にわかに湧いてくるなんともいえない感情に気づきます。

一体このロボット犬は何をしてくれるのかな。

米国でのaiboのローンチイベントで遊んでみたんだけど、この新型aibo、特にこれといったすごい動きをするわけでもありません。すごい技を持っているわけでもありません。ソニーの担当者さんが、しきりになでてみろって勧めてくれるんでなでたところ、目を閉じて口が開き、うれしそうな表情。…うーん。それだけ? 触れられたことに反応してはいるんだけど、私自身を認識しているわけでもなさそう。

同じようなロボットトイ、Anki(アンキ)のCozmo(コズモ)と Vector(ベクター) で受けた楽しい体験とはくらべものになりません。ソニーの担当者さんは「自分の犬として設定すれば認識するんだけどね」となだめてくれました。あれれ、そうなの? かわいさは満載なんだけど、どうもaiboの動きや機能はどうもまだまだって感じですね。

担当者さんはaiboに「お手!」と命令。でもaiboはしっぽを振りながらうろうろするばかり、ぜんぜん言うことを聞いてくれない様子。「まだ子犬だから…」なんて言い訳してたけど、担当者さんの顔は引きつり笑い。


◾まだまだ子犬だから…

aiboが付属するおもちゃを見ているので「おもちゃで遊ぶことができるのかな」と聞いてみたけど、どうもそれもできなそう。「まだ子犬だから」とまたもや言い訳。

一緒に遊べば遊ぶほどフラストレーションがたまっていきます。aiboが米国以外で発売されてからかれこれ8カ月も経つのに、飼い主を見上げながらしっぽを振ることしかできないなんて、興ざめ。競合ロボAnki Vectorの10倍という値段を考えれば、なおのこと。

ソニーによれば、Ankiのロボットと同様、aiboは人の顔を記憶して、音声コマンドに反応、そして人の感情を理解するとふれこんでいます。机の上で飼える、手のりサイズのVectorと違ってaiboは家中を歩き回ることができ、一応、抱っこだってできちゃいます。まあ、私はたぶんまだロボットを抱っこするほど悲しい人にはなっていませんが。

寂しかったら抱っこしてみるのも悪くはないとは思います。でもaiboを抱っこした感触といったら、Netflixのシリーズの『ブラック・ミラー』に出てきそうな無感情な犬の抜け殻を抱っこしている感覚に近いんじゃないでしょうか。


◾それにしても、値段が高すぎる

遊んでいる最中、しきりにVectorと比べてしまっている自分がいました。かわいいし、音がするし、まあ遊べるんだけど、おもちゃに毛が生えた程度。なんか足りない。絶対的になにかが欠けているのです。値段だけはいっちょ前なaibo。Vectorは単なるコンパニオンとしてだけでなく、少なくともスマートホームとしての機能でユーザーの役に立とうとしてくれました。天気も教えてくれるし、照明も灯してくれます。 ロボットのソフトウェア開発キットであるSDKはオープンSDKなので外部デベロッパーがいろんな機能を開発できるようになっています。

それに対し「インスピレーションをかきたてる」というふれこみのaiboはSDKなし。知らない人を認識する機能や家の人に警告してくれるような機能もリリースされていません。また、リリースのめども立っていません。だから、面白いトリックをやらせるような開発もできません。ソニーは「創造性」を大切にしているなんてうたってはいるけど、所詮ソニーという壁の中だけのことなのです。

そんなことを考えると、おもちゃと3年間保証しかないAIクラウドサービスつきでも、2,900ドル(日本価格19万8000円)も出してこの犬を家に連れて帰りたいと思うんでしょうか。ハードウェアはたしかにすごそうです。でもソニーが目指している「すごい」ロボットにはまだまだ程遠いとしか言えません。少なくとも、これはデモを見て私が感じたことでしかありませんが。一生懸命遊ばないと、あまり遊んだという実感すらわかないのです。だったら本物の犬を飼ったほうがよっぽどよいのでは? カーペットにおしっこのしみがつかないのが唯一の救いかもしれませんが。

Alex Cranz - Gizmodo US [原文] 2018.09.04付記事抜粋




 インターネットで犬を注文して数時間で配達させるサービスが、子犬の不幸を増幅させている。手軽に利用者の満足感を満たす、こうした現代社会の風潮について、動物擁護団体が警鐘を鳴らしている。

 最新の調査によると、インターネットで子犬を買った人の3人に1人は、購入前に犬のブリーダーについて2時間程度しか調べていないことが分かった。英国では、飼育されている犬800万匹のうち、63万匹以上がインターネットで注文され、自宅まで届けられている。

 ブリーダーが子犬を購入者宅まで届けるということは、購入者がその子犬の飼育環境を見ることができないということを意味する。そして、こうした手法は、子犬や子猫を繁殖させる「パピーファーム(子犬工場)」の経営者らによって広く用いられているのだ。

 このような形で販売されたペットの数は過去4年間で急増しており、大きな懸念事項となっている。

 子犬の登録などを行うケネルクラブ(Kennel Club)が、犬の飼い主2173人を対象に実施した調査によると、子犬の飼育環境を知らずに業者の宅配サービスを利用したと答えた飼い主は、2014年には3%だった。宅配サービスを利用したとの回答は今年7%に増えた。ただ、事前に子犬の飼育環境を確認したかは明らかにされていない。

 またネットで購入される子犬の3割──年間約12万匹──が、1歳の誕生日を迎える前に死んだり病気になったりしているとのデータもある。

 ケネルクラブの関係者は、これから犬を飼おうと考えている人は、実際に飼い始める前にしかるべき配慮をするべきだと語る。「インターネットを通じて買い物がこれまでになく手軽になっている。しかし、そうした手軽さが、子犬の取扱いに懸念すべき影響を与えている」

「子犬を注文する人の多くが、その飼育環境について2時間程度しか調べていない現状には驚くばかりだ。この配慮のなさが子犬にとって危機的な状況を招いている」

 調査結果の公表に先立ち、マイケル・ゴーブ(Michael Gove)環境・食料・農村相は、動物の福祉基準を高める一環として、イングランドでの第三者による子犬と子猫の販売禁止を法制化する意向を発表している。

 この発表についてケネルクラブは、「パピーファーム」を根絶する「特効薬」との印象を多くに与えるだろうと述べる。しかし、そこには潜在的飼い主との直接のやり取りによって、不正ブリーダーが生き残る余地が残されていることを指摘した。

 ケネルクラブはさらに「ネット上で子犬の広告を見ることは何ら悪いことではないが、その子犬が置かれた環境、子犬といる母犬についても良く確かめてほしい」としながら、「ブリーダーによる子犬宅配のオファーや、対面前の支払い要求、さらには早く子犬を売りたいとのそぶりを見たら、何かがおかしいと思うべき」と述べている。

「(飼育施設にもかかわらず)きれいな場所に案内され、子犬を飼育している様子がまったく見られないときにも注意が必要だ」

The Telegraph 2018/9/9付記事抜粋




「動物虐待の厳罰化と、悪質な繁殖業者を減らす対策がなされるかどうかが争点となっています」(一般紙記者)

 今秋にも改正される動物愛護法。この法律は、動物の愛護と適正な飼育、そして動物がらみのトラブルから生命・身体や財産を守ることを目的としているものだ。

「ペットと生活をともにする人が増え、飼育の目的や方法が変化してきたため、『動物の愛護及び管理に関する法律』が’00年に施行され、その後、何度か改正されてきました」(同・一般紙記者)

 動物愛護法は5年をめどに施行状況の確認を行う。今年はちょうど改正の年にあたるため、愛護団体や活動家らは、法改正に向けて署名運動などを行っている。女優の浅田美代子(62)も、今年4月4日には環境省を訪問し、法改正で厳罰化を求める人の署名16万6895名分を手渡した。

「浅田さんは署名活動のほか、改正に向けた集会や、社民党の福島みずほ議員や自民党の尾辻秀久議員が代表を務める『犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟』にも参加しています」


◾保護犬を飼い始めて気づいた“偏見”

 そんな彼女は、現在のペットを取り巻く環境についてどう考えているのか。活動の原点は、9年前に保護犬を引き取ったことにあるという。

「ある団体との出会いで、まずは保護犬を引き取ってみようと思ったんです。実際に飼い始めて暮らすうちに、徐々に懐いてきてくれたんです。ある日、仕事から帰ってきたときにしっぽを振りながら迎えに来てくれて、その姿にすごく感動したと同時に、こんなかわいい子たちが日々殺されている状況が許せなくて、活動を始めました」(浅田、以下同)

 保護犬を飼い始めて気づいたのは“偏見”。ペットと保護犬では、後者に対する世間の目は冷たかったという。

「汚いとか病気があるとか、しつけをしても学ばないとか。でも、そんなことは全然ないんです。きちんと向き合えばちゃんと懐きますし、しつけもできます。それに病気のある子の場合は、施設できちんと説明してくれますし、人間だって病気になるじゃないですか。“なぜ動物だとダメなの?”って思いますね」

 保護施設では病気に関する説明があるが、ペットショップの場合だと病気を隠して販売するケースもあるそうだ。

発覚後にお店に言うと“じゃあ、取り替えますよ”とか平気で言うお店もあるんですよ。品物と同じ扱いなんです。こういう動物への軽視が、捨てたり、異常な繁殖、そして殺処分につながるんです。ペットショップに陳列されているかわいい子に目を向ける前に、その子の親のことも考えてほしいんです。その親たちは、劣悪な環境下で異常なほどの繁殖活動をさせられる“地獄”の中にいる場合もあるんです」


◾『悪徳繁殖業』の劣悪な飼育環境

 こうした悪質な繁殖を行う業者はブリーダーと区別して、『悪徳繁殖業』と呼ばれる。浅田は、ボランティア団体とともにこうした繁殖業施設を訪れた経験がある。

「すごく汚い日の当たらない部屋に閉じ込められて、ろくに食事も与えられずに、8歳までの犬が年に2回も交配させられている状況でした。メス犬は年に2回も交配しているのでカルシウム不足から歯も全部なく、あごの骨も溶けてしまって……。流通の過程では年間2万5000匹もの動物が亡くなっています。この状況は許せませんよね」

 悲惨な現状を自身の目で見たことが、現在の署名活動にもつながっているそうだ。

「おかげさまで、18万近くの署名が集まりました。とにかく今の法律だと動物を守れないんですよ。だから実際に街頭に立ちました。紙の署名だと今の時代は名前や住所などの個人情報を書きたくない方もいて、顔も見ずにけっこう素通りされましたね」

 そんな大変な思いをしながらでも活動を続けるのは、やはり5年に1度の今年が勝負の年だと考えているから。法改正に向け、彼女が訴えていることは3つあるという。(1)8週齢規則(生後56日以下の子犬や子猫を親から離してはいけない)、(2)各種数値規則(繁殖回数、施設の広さ、従業員数などの数値的な規則)、(3)繁殖業の免許制だ。

「日本は動物愛護法が甘いんです。愛護動物をみだりに傷つけたり殺したりしても最高で2年以下の懲役か200万円以下の罰金。これは器物破損より罪が軽い。動物がモノ以下の価値なんです。実際に裁判になっても実刑になることはおろか、書類送検のみで起訴すらされないことも。あまりにも動物の命が軽視されているじゃないですか。こんな状況は許せません」

 しかし、法律改正に向けて難しい壁がある。反対派の国会議員の存在だ。

今のペット業界は経済力があり、献金を受けている政治家もいる。それにペット業界ほどロビー活動(ある団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的に行う私的な政治活動)が上手な業界はないと言われています。ペット業界は何兆円もの経済効果がありますから政治への影響力は少なからずあります。逆に保護する団体側は寄付金や少ないお金で運営していますから、闘うのは本当に大変なことです。でも、反対している議員さんもペットを飼っている方もいます。“自分のペットさえよければいいんですか?”と言いたいですね。超党派の方もたくさんいるので、定期的に話し合いをしています。われわれも含め、多くの方が現状を伝えることが大事なんです」


◾いまだにペットショップが増えているのは日本だけ

 浅田が伝えたい現状のひとつは、海外と比べ日本は動物愛護の観点で遅れているということ。ほかの先進国では、店で生体を売ることはほとんどなくなっているそうだ。

海外でペットが欲しい場合は、ブリーダーに直接行き予約する。または保護施設に行き、どういう過程でその動物が引き取られたのか、きちんと調べてから引き取る。ビジネスにはなっていないんです。いまだにペットショップが増えているのは日本だけ。これはすごく恥ずかしいことです。ペットショップは、生体販売をせず、えさやグッズ販売、トリミングなどで生計が立てられるようになってほしいですね。ペットが欲しかったら保護施設に引き取りに行く。これが理想です」

 命が粗末に扱われない社会にするために「保護犬、保護猫が当たり前の世の中になってほしい」という。 動物愛護法が改正され、浅田が願うような“動物と人間が共存する社会”は訪れるのか──。

週刊女性 2018/9/6付記事抜粋




 茨城県水戸市で動物保護活動をするNPO法人の理事長(55)が、動物を虐待していたというなんとも皮肉な事件が起きた。同県警水戸署は先ごろ、保護する猫を叩いたり、犬の首を絞めたりした動物愛護法違反(虐待)で、理事長を書類送検したという。


◾暇があれば虐待していた

 告発したのは、環境保護団体LIA。ホームページにアップした証拠動画では、理事長が木製の細長い棒で猫を執拗に叩く様子などがわかる。まるで“百叩きの刑”だ。

「前々からいろんな人から情報をいただいて、この理事長を調べていた」(LIA担当者)

 と念入りな裏取りの成果を語る。

「日常的に虐待をしていました。暇があれば虐待するということです。何かに怒ってやっているとかではないです。犬の首を絞めている動画がありますが、別に怒ってないんです。首を絞めた後にニンマリ笑顔になっていますから」(同)

と理事長の裏の顔をあぶりだした。

 表の顔はなんとも評判のいいそれだった。同NPOの事務所近くに住む古参住民は、

「犬の散歩のときに会えば“こんにちは”ってあいさつするし、人当たりのよい人でした。愛嬌もあるし、いつもニコニコしているし。犬猫の里親を探したり、野良猫の去勢手術などの活動をしていました。地域にも貢献していたのでびっくりしています」

 と戸惑うばかりだ。

 同NPOのスタッフは、

「理事長は九州の大学出身で、熊本の震災のときも寄付金を募っていたんです。それで熊本の動物病院へ、自分の車で物資などを運んで行ったと聞いていたので、虐待のニュースにはびっくりしました」

保護猫に“百叩きの刑”・元妻を殴る蹴るは当たり前、動物保護団体理事長の鬼畜な素顔1.jpg
木製の棒でしつこく猫を叩くNPO法人の理事長(LIA提供)


 同NPOは2015年に設立された。行政からの助成金は一切なく、基本的には寄付金などで運営する団体。

「儲けはないんだよ、貯金崩しながらやって赤字なんだよ、って理事長は言ってました」(前出・古参住民)

 NPO法人運営の一方で、ペットホテルやペットセレモニーの運営も手がけていたという。

 ペットの葬儀を営んでいたお寺の住職は、

「ペットの供養をするところを探しているって、飛び込みで来ましてね。3〜4年前かな。当初は、楽しそうにやっていた気がしますけどね……」

 お寺には供養料で1件3000円入るという。供養するだけで、それまでの手続きなどはすべて理事長の管轄だった。事件発覚後、理事長から電話がかかってきた際、

「今は県外にいて……」

 と説明したきり、姿をくらませている。

保護猫に“百叩きの刑”・元妻を殴る蹴るは当たり前、動物保護団体理事長の鬼畜な素顔2.jpg
NPO法人は活動を停止しており事務所はもぬけの殻


◾表と裏は全く違う顔

 ペット産業をあれこれ手がけていた理事長だが、以前、理事長が住んでいた神奈川県鎌倉市の近隣住民は、

「決して動物好きじゃない。犬の扱い方も知りませんでした」

 と、きっぱり。そればかりか仕事上も家庭の中も、問題を抱えていたようなのだ。

「奥さんへのDVがひどかった。結局、離婚したけれど、奥さんはあざだらけ。殴る蹴るは当たり前で、荷物はみんな2階から投げ捨てて、家の中はぐちゃぐちゃでした。

 当時は注文住宅の会社を経営していましたが、業績不振で破産手続きをしています。昨年は、同棲していた女性に対してDVをして、略式起訴になったと聞きました。

 でも、人当たりはすごくいい。表と裏がまったく違う顔です」

 動物を虐待する地金が出たということだったのか。

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野良猫の糞尿被害対策のため去勢手術なども行っていて、近所での評判はよかった


週刊女性 2018/9/5付記事抜粋




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「ダメ犬」「悪い犬」と言われる理由

テレビや雑誌などで企画される犬のしつけ特集などで「ダメ犬を1週間で直す!」などというものは少なくないと思います。犬に興味のあるっ人なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?そういった影響もあり「ダメ犬」や「悪い犬」というフレーズが広まり、飼い主の言うことを聞かない犬やパワフルでやんちゃな犬を「ダメ犬」と呼ぶ人が出てきました。特に吠えて騒いだり、飼い主に噛みついたりする犬やパワフルに走り回ったり他の犬に飛びかかって遊ぼうとする犬などに対してもそのようにいうことがありますが、これにはやや語弊があると思います。


本当に「ダメ」なのは飼い主!?

「ダメ犬」と言われてしまう原因の多くは、犬本来の行動であり決して悪いことではないからです。それが人に迷惑をかけたり、飼い主の手間となる行動であるが故、「ダメ」とされてしまうのです。しかしそれはその行動を制御するだけのしつけができていないだけ。つまり、しつけができておらず、コントロールできていない飼い主自身にも問題の原因があるということなのです。「ダメ」な行動をしてしまうのは犬だけの責任ではないので、「ダメ犬」という言葉でまとめて片づけてしまうのはおかしいと思います。

また、散歩や飼育をする上でのマナーを飼い主が守らずに近所の人などに迷惑をかけてしまうことなどから犬のことも悪く言われてしまうことがあります。公園でのお散歩で「うちの子は大丈夫だから」とノーリードにして遊ばせていたり、排せつ物の処理を行わなかったり、他の人や犬に迷惑をかけてもきちんと対応しなかったりすることで飼い主がよくない印象を持たれるとその飼い犬に対しての印象も悪くなりやすいので注意しましょう。


はじめから「いい子」の犬はいない

犬にはそれぞれ個性があり、性格はもちろん物覚えの良さなどにも個体差があるのは確かだと思います。しかし、生まれた時から飼い主が望むような「いい子」と言われるような犬というのはほとんどいません。それと同じように生まれつき「悪い子」というのもほとんどいないと考えられます。しつけがなかなかうまくいかなかったり、いたずらをくり返したりすると「うちの子はバカ」「うちの子はダメ犬だから」などと言う人もいますが、そういったレッテルを貼って諦めてしまったりするのはやめましょう。そういった気持ちは犬にも伝わりますし、そこで諦めてしまってはいたずらや問題行動は悪化する可能性が高いと思います。飼い主が望むような犬になって欲しいのであれば、犬の個性を認めて受け入れながら地道にいい関わり、しつけを行っていきましょう。


犬も飼い主も一緒に成長しよう

吠えるや噛む、走るなど犬が本来取る自然な行動が、タイミングや場所など人にとって望ましくないと思われる時に起こると飼い主は困ってしまうことでしょう。世間ではそういった行動を取る犬を「ダメ犬」と呼ぶことがありますが、それは少し違うと思います。人間と共生する上でよくないと思われる行動については、その犬の飼い主がしっかりとしつけをして対応していく必要があります。犬がどう育つか、どんな犬になるかは飼い主の育て方や環境が非常に大きく影響します。自分の大切な愛犬を「ダメ犬」と思ったり、そう呼ばれてしまったりすることがないように飼い主も愛犬と一緒に素敵なドッグオーナーとして成長していきましょう!

わんちゃんホンポ 2018/9/7付記事抜粋





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